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zoom RSS 第190回 リバウンドのリスク要因(期間)

<<   作成日時 : 2011/12/31 12:47   >>

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第181回の「リバウンドは都市伝説ではない」、および第183回の「ダイエットとリバウンドのメカニズム」で、ダイエット後に食事を通常レベルに戻した場合、体内でどのような変化が生じるのかについて詳しく説明しましたが、その変化が何時まで続くかというポイントは大きな関心事です。
この点について記述している一つの研究報告があるので、和訳して紹介します。

「The New England Journal of Medicine」
“Long-Term Persistence of Hormonal Adaptations to Weight Loss”
2011/10/27

背景
減量すると、体重のホメオスタシス調整に関わるホルモンの調整レベルに変化が起こります。
この変化が一過性or永久性なのかは、食事制限による減量後に起きる所謂「リバウンド」を解明する上で非常に重要です。

実験方法
糖尿病に罹患していない50名の肥満患者を対象として、10週間の低カロリーダイエットを行った。実験スタート時、ダイエット終了時(10週間)、及び62週間後に、レプチン、グレリン、ペプチドYY、消化管抑制ポリペプチド、グルカゴン様ペプチド1、アミリン、膵臓ポリペプチド、コレシストキニン、インスリンの調整レベル、並びに食欲への主体的な影響度について調べた。

結果
減量の平均値は13.5±0.5 kgで、レプチン(P<0.001)、ペプチドYY (P<0.001)、コレシストキニン(P<0.001)の各レベルは有意に減少し、グレリン(P<0.001)、消化管抑制ポリペプチド(P=0.004)、膵臓ポリペプチド((P=0.008)のレベルは高まった。加えて、食欲への主体的な影響も有意に認められた(P<0.001)。
更に、減量スタート時と比較して、減量一年後のつまりレプチン(P<0.001)、ペプチドYY (P<0.001)、コレシストキニン(P=0.04)、インスリン(P=0.01)、グレリン(P<0.001)、消化管抑制ポリペプチド(P<0.001)、膵臓ポリペプチド(P=0.002) の平均レベルは、空腹感(P<0.001).と共に有意な差異が認められた。

結論
食欲を調整する介在物質のレベルは、減量後一年経過しても減量前のレベルには戻らない。従って、リバウンドを起こさないようにするには、長期的な視野に立った戦略的対応が必要であると言えます。






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