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zoom RSS 第484回 ポッチャリ型はホントに死亡率が低いのか???

<<   作成日時 : 2013/06/26 12:10   >>

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米国立衛生統計センター/疾病対策予防センターのFlegal博士ら研究チームによる、“ポッチャリや肥満気味の方が標準体重より長生きする”という研究結果がJAMA(米国医師会雑誌)に掲載され、「第385回の過体重/肥満と死亡率」で紹介しました。
この研究結果について、ハーバード大学公衆衛生大学院(栄養学科)は一刀両断で否定しています。

ハーバード大学公衆衛生大学院 Nutrition Source

Ask the Expert:
Does being overweight really decrease mortality?
No!

専門家に問う:
Q:ポッチャリ型は本当に死亡率が低いのか?
A:ノー

標準体重(BMI:18.5〜25未満)に比べ、肥満度1(BMI:30〜35未満)の死亡率が低かったJAMAの最近の記事がメディアの注目を集めました。
さらに、30ポンド(約14kg)までの過体重なら、BMI標準体重より死亡のリスクは低いと思われると、研究者は結論付けました。
多くのニュース記事やセグメントが、この研究は健康促進のための減量に努力している人たちへの朗報であると報じ、肥満度Tグレードを標準体重のカテゴリーにするなど、現在のBMIを再編すべきだとの声も上がりました。

しかし、栄養疫学研究の第一人者と云われる米国ハーバード大学公衆衛生院の栄養学科長ウォルター・ウィレット教授は、この研究の結果は欠陥があり、非常に誤解を招くものだと説明しています。
次のQAの一部は “USA today”で公開されましたが、その中でウォルター・ウィレット博士は研究の弱点を詳細に説明し、過体重やこの研究結果で戸惑っている人にアドバイスを提供しています。 BMI値が意味する健康的な体重維持についての詳細を読み、肥満を防ぐための方法を探ってください。

Q:この研究が “過体重が実際に早死のリスクが低い” と示す理由について、あなたはどのようにお考えですか?
A:Flegal氏の研究で最も深刻な問題は、リーンで活動的な人たち、ヘビースモーカー、がんや体重減少を引き起こす他の疾患の患者、および急速な健康の衰えで体重が減った虚弱高齢者が混在して含まれているということです。
過体重や肥満グループは、健常な人たちと死亡リスクが非常に高い病人をミックスしたグループと比較されているので、過体重が有益であり肥満度1はエキストラリスクを伴わないという誤った結論に導かれたのです。
更に、Flegal氏の研究は公開された論文データを使用しなかったため、年齢層別で別々に見ることができなかったのです。因みに、我々の研究データでは、体重と死亡率との関係は、高齢者よりも65歳前にはるかに強いことを示しています。

Q:あなたは新しい統計情報が正確だと思いますか?そうでないとするとその理由は?
A:新しい統計は、最適な体重を知りたいと思う人たちに誤解を与えるだけです。根本的な理由は上述したように、病弱で痩せた人と活動的かつ健康で痩せた人を区分けしていないことです。これでは必然的に早死リスクへの体重の影響について誤った結論につながります。
慇懃に述べましたが、この研究は紙くずの山です。

Q:我々は過体重の定義について再考する必要がありますか? BMIのグラフは十分に正確ですか?
A:JAMAの研究では、過体重の定義を再考する理由を提供していません。しかし、体重グラフを見るだけでなく、経時的に体重とウエストラインの変化を追跡する必要があります。特に男性のケースでは、体重が増えなくても筋肉が腹回りの脂肪にシフトし、このことは、我々がより活動的になり且つ食生活を改善する必要があるというサインです。

Q:BMIは体脂肪の良き指標ではないため、研究の問題点はBMIそのものにあるという指摘もあります。あなたはBMI測定をどう思いますか?
A: BMIは完璧ではないが非常に役立ちます。
我々は、BMIと肥満測定のゴールドスタンダードと云われる水中体重法や二重エネルギーX線吸収法を比較しましたが、これらは肥満に関連した異常を予測する上で、BMIより優れているとは言えません。 JAMAの論文の問題点はBMIそのものではなく、データの処理にあります。

Q:この課題を扱う他の研究と比較して、この研究をどう思いますか?
A:過去数年では2つの主要な解析があります。一つはNew England Journal of Medicineで、もう一つはLancetですが、体重と死亡率の関係を扱っています。
これらは、150名を超える科学者の共同の努力で行われ、しかも70件を超える研究からのオリジナルデータを組み合わせており、最近のJAMA論文よりはるかに優れています。
これらの研究は、深刻な病気の体重への影響による歪みを除去した後で、過体重や全ての肥満度で死亡率の増加に関連付けられていることを明確に示しています。

Q:もしあなたが標準体重より僅か或いは30ポンドまでの範囲内で太っているとしたら、その余分な体重を減らすことを試みるべきだと思いますか?
A:多く過体重の人たちは大人になるに伴っての体重増で、その大半はメタボリック異常に因るものです。従って、殆どの過体重の人は、幾らかでも、つまり5%であっても減量すれば利点が現れます。
さらに重要なことは、過体重でない人が20歳以降に5ポンド(約2kg)体重が増加すると標準範囲内であっても、過体重防止のために毎日の身体活動と食事管理に注意を払うべきシグナルなのです。

Q:60ポンド(約27kg)以上の過体重の人たちへのアドバイスは如何でしょう?
A:過体重の度合いは、健康上の大きな脅威であり、糖尿病、心臓病、がん、関節炎、および他の疾患リスクを増大させます。
その最善のアプローチを見つけるためには医療サービス提供者に相談することが重要になりますが、ほとんどの場合は身体活動を増やすことと健康的な食事の組み合わせになります。大抵の場合は、このような組み合わせ療法が役立ちますが、ある状況では薬や手術の追加的な処方が適切なケースもあります。

Flegal氏の研究は誤解であり、医療専門家や一般の人々に無視されるべきであることは明らかです。肥満が代謝異常と多くの病気を引き起こす可能性があるエビデンスは、数十年にわたる研究によって裏付けられています。標準体重の維持や減量は、間違いなく現在の食環境にチャレンジすることですが、チェックリストのような健康的な体重計画に従うことは、あなたの健康に対し小さいながらも大事なことです。

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