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zoom RSS 第508回 高GI食品 vs 摂食行動

<<   作成日時 : 2013/08/01 09:17   >>

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「白パンやジャガイモなどグリセミック指数(GI値)の高い炭水化物を食べると、お腹が減りやすく、報酬・渇望に係わる脳領域の活動が高まる」ことが、米国ボストン小児病院のDavid Ludwig博士より報告されました。

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イントロ
GI指数とは、ブドウ糖50gを摂取後2時間までの血糖値上昇率を100として、食品の炭水化物50gを摂取した際の血糖値上昇を相対値で表すものです。しかし、GI指数は面積によって決まる数値のため、上昇速度やピーク値は低くても長時間血糖値が上がる食品はGIが高くなります。

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摂食の最小単位はbout(一過性の行動)で、その集合体がmeal(食事)です。或るboutと次のboutの間の時間をInter-Bout-Interval(IBI)と呼び、或るmealの終了時と次のmealを構成する最初のboutの間の時間をInter-Meal-Interval(IMI)と呼びます。要するに、IBIが長くなったものがIMIです。
今回の研究は、高GI食と低GI食が、摂食行動に大いに関係する次の食事のboutに限りなく近い時間帯で、報酬と渇望に関連する脳の領域にどのように影響するかを調べたものです。

米国臨床栄養学会誌(AJCN)
2013 June26
Effects of dietary glycemic index on brain regions related to reward and craving in men1,2,3,4

研究タイトル:
グリセミック指数(GI)が脳内報酬系と渇望に及ぼす影響

背景:
食事の質が摂食行動に影響するが、カロリーとは関係なく食事の質が与える影響の生理的機序は推論の域を出ていない。

目的:
我々はグリセミック指数(GI)が、典型的なInter-Meal-Interval (IMI)後の遅い時間帯において脳活動に及ぼす効果を検討した。

デザイン:
無作為化、盲検、クロスオーバーデザインで、年齢18〜35歳の過体重/肥満の男性12名を被験者として、同じカロリー、味覚、甘さの高GIと低GIの二種類のミルクシェイクを割り当てました。
主要評価項目は、安静時の脳活動の指標としての脳血流量で、試験食4時間後の動脈スピンラベリング機能的磁気共鳴イメージングを用いて評価した。私たちは、脳活動は、摂食行動・報酬系・渇望に関わる事前に規定された領域で高GI食後に大きくなるであろうという仮説を立てた。

結果:
摂食後2時間までのインクリメンタル静脈血漿グルコース(血糖曲線下面積)は、高GI食後の方が低GI食後より2.4倍大きかった(Pは=0.0001)。
食後4時間経過では高GIの方が低GI食後より、血漿グルコース(平均値の標準誤差:4.7 ± 0.14 vs 5.3 ± 0.16 mmol/L; P = 0.005)は低く、空腹感は大きかった(P =0.04)。
側坐核は両側の大脳半球に一つずつ存在するが、この時点で高GI食は右側の側坐核の脳活動を高め(P=0.0006;多重比較で調整)、右線条体の他領域や嗅覚領域に広がった。

結論:
等カロリーの低GI食と比較して高GI食は、次の食事での摂食に特に重要と考えられる時間帯(GI食摂取4時間後)に於いて、血糖が低下し、空腹感が高まり、報酬と渇望に関連する脳領域を選択的に活性化させた。

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