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zoom RSS 第637回 肥満パラドックス in Japan

<<   作成日時 : 2014/04/04 12:28   >>

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日本循環器学会で、日本人の心不全患者においても「肥満パラドックス」が当てはまることを示唆する研究結果が報告された。

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引用記事
日経メディカル
2014/3/24
「肥満パラドックス」は日本人にも当てはまる可能性

日本人の心不全患者においても「肥満パラドックス」が当てはまることを示唆する研究結果が報告された。3月21〜23日に東京で開催された日本循環器学会(JCS2014)で心臓血管研究所の後藤理人氏らが発表した。

肥満は、心血管イベントのリスクファクターとして確立されているが、BMIが高いほうが心不全による入院後死亡率は低く、心不全の長期予後は良好だとするデータが海外で報告され、「肥満パラドックス」として注目が集まっている。

今回の研究では、心臓血管研究所心研データーベースを用い、登録患者1万9994人の中から抽出したLVEF≦50%の症候性心不全患者337人を対象とした。

BMIによって以下の4群に分け解析を行った。やせ群 (BMI<20kg/m2)51人(15%)、正常群 (BMI=20〜24.9kg/m2)152人(45%)、過剰体重群 (BMI=25〜29.9kg/m2)109人(32%)、肥満群(BMI=30kg/m2)25人(7%)。

BMIは年齢と性差で有意差があり、BMIが高い群ほど年齢は若く、男性の割合は高かった。BMI群間において、NYHA(New York Heart Association)の心機能分類、および薬物治療に違いは見られなかった。

総死亡についてカプランマイヤー曲線を作成すると、BMIが高い群の方が、低い群よりも有意に生存率が高い結果が得られた(P=0.012、Log-rank test)。

同様に、心不全再入院についても、有意差はなかったが、BMIが高い群のほうが低い群よりも、心不全再入院が少ない傾向が見られた。

さらに、「総死亡and/or心不全再入院」を長期予後とした場合、BMIが高い群のほうが低い群よりも、有意に予後が良好であることが示された(P=0.002、Log-rank test)。

Cox回帰分析によるハザード比(HR)は、やせ群をリファレンスとした場合、正常群はHRが0.623(95%信頼区間[95%CI]:0.368-1.054、P=0.077)、過剰体重群はHRが0.356(95%CI:0.189-0.671、P=0.001)、肥満群はHRが0.238(95%CI:0.082-0.695、P=0.009)となり、BMIが高くなるほどHRは有意に低くなった(補正前)。

独立因子の年齢、性別で補正後のハザード比は、正常群のHRが0.586(P=0.047)、過剰体重群のHRが0.389(P=0.004)、肥満群HR 0.309(P=0.034)で、やはり有意差を持ってBMIが高いほうがHRは低下した。

後藤氏は、「日本人の心不全患者にも『肥満パラドックス』が当てはまることが示唆される結果が得られた。今後は、BMIの変化量との関連についても検討していく必要があるだろう」とまとめた。

マイコメント:
下記の関連記事で紹介しているように、肥満パラドックスについては意見が別れているのが実状です。

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