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zoom RSS 第638回 BMIと全死因死亡率

<<   作成日時 : 2014/04/04 13:38   >>

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死亡リスクはBMI<23で高まる。
故に、過体重よりも寧ろ体重減少に注意を払うべきである。
BMI<18.5だと死亡リスクは1.8倍!
BMIが30〜34.9の肥満では1.2倍!
BMI≧35以上の重度肥満では1.3倍!

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American Journal of Clinical Nutrition
March 2014 ajcn.068122
“BMI and all-cause mortality in older adults: a meta-analysis”
By オーストラリアDeakin大学/Melbourne大学

背景:
高齢者のBMIと全死因死亡率との関連が若年成人と同じかどうかは不明である。

目的:
65歳以上の高齢者におけるBMIと全死因死亡リスクとの関連性を決定する。

デザイン:
1990年から2013年に発表された“65歳以上の地域住民の全死因死亡についての相対リスクを報告している研究群“の2段ランダム効果メタ解析を行った。

結果:
32件の研究が選択基準を満たした。
これらの研究は、トータルで197,940名を対象とし平均フォローアップ期間は12年である。

BMI 23.0〜23.9を基準値として、
BMI 21.0〜21.9:死亡リスク12%増(HR1.12 95%信頼区間1.10〜1.13)
BMI 20.0〜20.9:死亡リスク19%増(HR1.19 95%信頼区間1.17〜1.22)
BMI 33.0〜33.9:死亡リスク8%増(HR1.08 95%信頼区間1.10〜1.15)

自己報告の体組成値、介入要因の調整、早期死亡や基礎疾患の除外を考慮しても、顕著な違いは認められなかった。
非喫煙者では僅かながら関連性は低かった。

結論:
高齢者では過体重と死亡リスクとの関連は認められなかった。
しかし、BMI推奨値の下限値ではリスクは増大した。
高齢者においてはBMI<23.0で死亡リスクが高まったので、個々の併存疾患を正当に考慮の上で、体重減少の原因に対処するために、体重の状態をモニターすることは妥当と思われる。

マイコメント:
BMIの規定は次の通りです:

World Health Organization (WHO)
痩せ:<18.5
標準:18.5〜24.9
過体重: 25〜29.9
肥満:30以上

臨床研究上
肥満Class I:30〜34.9
肥満Class II:35〜39.9
肥満Class III:>40.
超肥満:50〜59
超超肥満:>60

日本の場合

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厚生労働省・日本人の食事摂取基準(2015年版案)では、18 歳以上の標準BMIを次のように設定している:
・18〜49歳:18.5〜24.9
・50〜69歳:20.0〜24.9
・70歳以上:21.5〜24.9

追記:
直近の論文をもう一つ紹介します。

Science Daily
March 28, 2014
Underweight people at as high risk of dying as obese people, new study finds

カナダSt. Michael's HospitalのDr Joel Rayらは、BMIと死亡の関連性および新生児の体重と死産に関する51件の研究をメタ解析した結果、成人のみならず胎児ともに“痩せ”は死亡リスクが高いことを、Journal of Epidemiology and Community Healthにて発表しました。

成人の場合、
“痩せ”及び“肥満”共に”標準“に比べて死亡リスクは高い。
”痩せ“は”肥満“よりも死亡リスクが高い。
つまり、
BMIが18.5〜24.9の標準に比較して、BMI<18.5の痩せは1.8倍、BMIが30-34.9の肥満は1.2倍、BMIが35以上の重度肥満は1.3倍死亡リスクが高い。






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