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zoom RSS 第830回 筋肉回復期における白血球IGF-1受容体の発現

<<   作成日時 : 2015/03/01 07:42   >>

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はじめに:
インスリン様成長因子1(IGF-1)システムは、アナボリックな細胞プロセスにおいて中心的な役割を果たしている。最近では、筋肉修復の免疫応答におけるIGF-1の調節的役割が示唆されているが、それがどのように炎症プロセスを調節しているかは殆ど分かっていない。
本研究では、IGF-1と白血球の相互作用の変化が筋肉修復におけるIGF-1の役割を介している可能性があるのかどうかを決定するために、レジスタンスエクササイズ後の回復期にIGF-1受容体(IGF-1R)が白血球に出現する変化を評価した。

方法:
トレーニング歴のある18〜35歳の男性20名を被験者として、レジスタンストレーニングの後で冷水浴群と対照群に振り分けた。実験は3日間連続で行った。血液採取はベースライン、運動直後、運動後30分、運動後24H、運動後48Hに行った。循環IGF-1を分析評価し、ゲート制御循環白血球(単球、顆粒球、およびリンパ球)上のIGF-1受容体の発現(CD221)はフローサイトメトリーで測定した。時間および治療効果はANCOVAを用いて分析した。

結果:
エクササイズの結果として、IGF-1はベースラインに比べて運動直後に有意に増加した。
しかし、冷水浴群と対照群との群間差は認められなかった。
単球と顆粒球上のCD221の平均蛍光強度およびCD221+顆粒球の割合は、運動後30分で増加したが(P < 0.000)、24時間後には運動前の状態に戻った。
単球または顆粒球には療法効果は認められなかった。
リンパ球上では、CD221+の平均蛍光強度は運動前に比べて運動後30分に冷水浴群で有意に増加した。

結論:
IGF-1と単球および顆粒球上のIGF-1受容体の変化は、筋肉回復の初期段階でのレジスタンスエクササイズからの回復を促すメカニズムの一部であるように思われる。更に、冷水浴は
遅効性リンパ球上のIGF媒介性応答を変化させると思われ、その効果は筋肉修復の後期段階で見られる可能性があることを示唆している。

参照文献
Medicine & Science in Sports & Exercise:
January 2015 - Volume 47 - Issue 1 - p 92–99
Leukocyte IGF-1 Receptor Expression during Muscle Recovery




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