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zoom RSS 第856回 トレッドミルデスクの減量効果???

<<   作成日時 : 2015/06/01 10:50   >>

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座位時間の多いオフィスワークが健康に悪影響を及ぼすことが多数の研究で示される中で、トレッドミルデスクが注目されています。
米国ブリガムヤング大学の研究では、健康な成人75名を、トレッドミルデスク群(歩行速度0.67m/秒)と通常デスク群に割り付けて45分間の作業をやってもらった。その結果、トレッドミル・デスク群では、認知処理速度/注意力/一次記憶力が9%低下し、1分当たりのタイプ速度が13語低下した。
James D. LeCheminant教授は、「統計学的には有意差はあるが作業全体としての低下は殆ど問題にならない程度である。トレッドミルデスクの健康効果は、斯かる僅かな生産性の低下に勝るものである」と主張しています。

論文:
PLOS ONE
Apr15 2015
Cognitive and Typing Outcomes Measured Simultaneously with Slow Treadmill Walking or Sitting: Implications for Treadmill Desks


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他方、米国オレゴン州立大学からは、「トレッドミルデスクの最高速度は僅か時速2マイル(=3.2km)で減量には全く役立たずで、効果面において定期的な運動の代わりにはならない」ことが報告されています。

本研究では、過体重/肥満のオフィス内勤者41名(平均年齢40.1±10.1歳)を被験者として民間の職場でランダム化比較試験を実施しました。被験者を無作為にトレッドミルデスク群(介入群21名)と通常の作業条件群(対照群20名)に割り付け、身体活動および座位行動は加速度計で介入前後に測定しました。その結果、対照群に比べて、介入群は就業中の歩数(1622歩/1日; P = 0.013)と軽度身体活動(1.6分/1時間; P = 0.008)が増え、座位時間(−3.6分/時間; P = 0.047)が減りました。

主筆者であるオレゴン州立大学のJohn Schuna助教授は次のように述べています。

『トレッドミル・デスクの最高速度は僅か時速2マイル(=3.2km)で減量には役立たない。
因みに、米国では肥満防止と慢性疾患リスク減少のためのエクササイズ指標として、moderate exercise(ウォーキングなど)1日30分 x 週5回、少なくとも週150分、又はvigorous exercise (ランニングなど)なら週75分以上するよう推奨されている。
3ヶ月のトレッドミルデスクで従業員の歩数は1日1000歩を超えたが、体重やBMIへの影響は何もなく、効果面で定期的なエクササイズの代りにはならない。トレッドミルデスクの利点は、コストやその他の問題を考慮するとフィージブルとは言えない。
運動強度の問題だけでなく実行面でも難しさがある。トレッドミルデスク台数が限定されているのでスケジュールがぶつかり合ってしまうなど、やらないための様々な理由を主張している。700名の従業員数のうち40名を被験者として90分やるよう指導したが、実際は平均45分のみであった。』

論文:
Journal of Occupational and Environmental Medicine
Dec 2014
Evaluation of a workplace treadmill desk intervention: a randomized controlled trial

解説記事:
Medical Daily
Feb9 2015
Treadmill Desks Do Nothing For Your Health After All — If They're Your Sole Means Of Exercise At Least

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