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zoom RSS 第887回 果物を食べると白色脂肪が褐色脂肪へ変わる

<<   作成日時 : 2015/07/09 06:41   >>

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米国ワシントン州立大学から「フルーツに多く含まれるレスベラトロールが、体脂肪を貯める白色脂肪組織を、カロリーを燃焼する褐色様ベージュ脂肪組織に変換する」という報告がありました。

画像


International Journal of Obesity
31 March 2015
Resveratrol induces brown-like adipocyte formation in white fat through activation of AMP-activated protein kinase (AMPK) α1


目的:
白色脂肪組織(WAT)内での褐色様ベージュ脂肪細胞の増殖は肥満の減少に役立つ。
食事性ポリフェノールがヒトや動物モデルで肥満や合併症を防止し得ると考えられているが、私たちはポリフェノールの一種であるレスベラトロールが、鼠径部WAT(iWAT)内で褐色様脂肪細胞の形成に影響を及ぼすのか検討した。

方法:
生後5ヶ月のCD1雌マウスにレスベラトロール0.1%含む高脂肪食とレスベラトロールを含まない高脂肪食を与えた。
鼠径部WAT(iWAT)から採取した間質血管細胞はレスベラトロール処理を行った。
褐色様(ベージュ)脂肪生成のマーカーを測定し、AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)α1の関与は条件付きノックアウトを用いて評価した。

結果:
レスベラトロールは、分化した間質血管細胞(SVC)でmRNAや褐色脂肪細胞プロファイルのたんぱく発現を有意に増加させた・・・脱共役タンパク質1(UCP1)、PR domain-containing 16、細胞死誘導DFFA様エフェクターA、伸長鎖脂肪酸タンパク質3 、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γコアクチベーター1α、シトクロムc、及びピルビン酸デヒドロゲナーゼ・・・このことはレスベラトロールがin vitroで褐色様脂肪細胞の形成を誘発したことを示唆している。
同時に、レスベラトロールはAMPKα1のリン酸化と分化SVCの酸素消費量を著しく高めた。
この様な変化はAMPKα1が欠損した細胞では起こらなかった。
これはAMPKα1がレスベラトロールの作用の重要なメディエーターであることを示している。
また、レスベラトロールは、多房性脂肪細胞の出現およびUCP1発現や脂肪酸化を促進させると伴に、ベージュ脂肪細胞の生成を引き起こした。

結論:
レスベラトロールは、AMPKα1活性化を介して、鼠径部白色脂肪組織(iWAT)で褐色様脂肪細胞の形成を誘引した。これは、白色脂肪細胞の褐色化によって酸素消費量ひいては脂肪酸化(燃焼)が高まり、有益な抗肥満効果のひとつとなり得ることを示唆している。

マイコメント
科学的/定性的には間違ってはいないとは思いますが、ヒトに於いて臨床的/定量的に有意な効果は期待できるのでしょうか?
褐色脂肪とダイエットについては “第265回 アイステラピーダイエット“ で書きましたが、冷水浴を励行し良く冷えたフルーツをしっかり食べると、ダイエット効果は倍増するんですかね??

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