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zoom RSS 第951回 やっぱり高タンパク食は満腹感を高める

<<   作成日時 : 2016/04/10 11:12   >>

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低カロリーでもタンパク質リッチな食事は満腹感を高めるという理由で、多くの人がダイエットには高タンパク食を採り入れています。しかし、この考え方は意外にも大規模の疫学研究で検証されてはいなかったことは知っていましたか?
今般、Richard D. Mattes教授を筆頭とする研究チームは、タンパク質の摂取が満腹感に与える影響を調べた研究のシステマティックレビューを行い、実際にタンパク質を摂取すると満腹感が高まることを確認しました。

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Journal of the Academy of Nutrition Dietetics
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.jand.2016.01.003
The Effects of Increased Protein Intake on Fullness: A Meta-Analysis and Its Limitations

背景:
タンパク質は食欲特性を有しているので、タンパク質の摂取を高めるとウェイトマネジメントに相関すると考えられている。しかし、タンパク質の摂取量が満腹感など食欲感覚に及ぼす影響は系統的に評価されていない。メタ解析は、検証可能なアウトカムに及ぼす介入効果のエビデンスを評価するには有用なテクニックではあるが、重要な制限も有している。

目的:
定量的メタ解析と票集計(vote counting)手法を用いた二次方向性解析によって、タンパク質の摂取量が満腹感に及ぼす効果に関する有用なエビデンスを統合することが本研究の主目的であった。メタ解析の制限に対処することも第三の目的とした。

デザイン:
高タンパク食が満腹度に与える影響を評価した介入研究のための複数のデータベースを検索した。選択基準は、被験者が健康人であること、食事性タンパク質を用いたプリロード研究であること、タンパク質を経口摂取していること、アウトカムとして満腹感を報告している研究であることとした。メタ解析のための追加基準としては、満腹感への曲線下2〜4時間の範囲を報告している研究とした。

結果:
5つの研究がメタ解析のための全ての基準を満たした。
28の研究が方向性解析のためのすべての基準を満たした。
メタ解析は、高タンパク質プリロードが低タンパク質プリロードに比べて満腹感に大きく影響した(overall effect estimate: 2,435.74 mm.240 min, (95% CI 1,375.18 to 3,496.31 mm.240 min; P<0.0001)ことを示した。
方向性解析でも高タンパク質プリロードが満腹感に正の効果をもたらすことが示された(P<0.01)
解析基準は狭くフォーカスされた研究課題を必要としているので、多くの科学的に精密な関連研究は解析から除外された。

結論:
当該解析は、高タンパク質プリロードが緊密に定義された条件下で低タンパク質プリロードに比べて満腹感を高めることを示している。
この分析の特定基準から外れた一般的な条件への調査結果の外挿は、満腹感が摂食行動/体重/様々な健康アウトカムに及ぼす影響に関する必見の推測として、慎重に行わなければならない。

追記
“満腹感の持続に必要なタンパク質の摂取量” および “効果的な摂取タイミング” についてはこの研究では明らかにされていません。





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