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zoom RSS 第952回 カロリー制限中に高タンパク食にすると睡眠の質が改善する

<<   作成日時 : 2016/04/10 11:59   >>

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米国パデュー大学のWayne W Campbell教授ら研究チームによると、カロリー制限でダイエット中にタンパク質の摂取比率を高めると、タンパク源が動物性(牛肉や豚肉)/植物性(大豆やマメ類)いずれであれ、睡眠の質を向上することができそうです。

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American Journal of Clinical Nutrition
First published February 10, 2016, doi: 10.3945/ajcn.115.124669
Higher-protein diets improve indexes of sleep in energy-restricted overweight and obese adults: results from 2 randomized controlled trials

背景:
食事性タンパク質の摂取が睡眠の質に与える効果についての研究報告には制限やバラツキが見られる。

目的:
本研究では、カロリー制限中のタンパク質の摂取量が睡眠の質に及ぼす効果について、過体重/肥満の成人を対象とした2つのランダム化比較試験を引用して評価した。

デザイン:
研究(1)
被験者14名(男性3名、女性11名、平均年齢56±3歳、BMI: 30.9 ± 0.6)を2群に分け、牛肉や豚肉など動物性タンパク源(BP群:5名)又は大豆や豆類など植物性タンパク源(SL群:9名)の制限食(1日に必要なカロリーからマイナス750kcal)を無作為に割り当てた。タンパク質の摂取量はトータルエネルギーの10%、20%又は30%の3種類として、期間はそれぞれ4週間とした。
ベースラインと各期間の終わりに、睡眠の質を評価するための指標(PSQI)アンケートを用いてglobal sleep score (GSS)を評価した。

研究(2)
被験者44名(男性12名、女性32名、平均年齢52±1歳、BMI: 31.4 ± 0.5)にタンパク質0.8g/体重1kgを含む維持カロリー食を先ずは3週間食べてもらった後で、標準タンパク質(NP群23名;タンパク質0.8g)又は高タンパク質(HP群;タンパク質1.5g)の制限食(1日に必要なカロリーからマイナス750kcal)を16週間割り当てた。
ベースラインの3週間および実験開始後4,8,12,16週間後にPSQIを行った。
GSSは0〜21 arbitrary unitsの範囲とした。

結果:
研究(1)では、タンパク質を増やすと動物性/植物性に関係なくGSSが改善することが示された。GSSは、それぞれタンパク質10%の場合6.0 ± 0.4 au、タンパク質20%の場合5.0 ± 0.4 au、タンパク質30%の場合5.4 ± 0.6 auだった。(P < 0.05)

研究(2)では、ベースラインでのGSSはNP群(5.2±0.5 au)/HP群(5.4±0.5 au)で群間差はなかった。時間が経つにつれて、NP群ではGSSの変化はなかったがHP群では改善が見られた。(P-group-by-time interaction < 0.05)
16週間の介入試験後のGSSは、NP群5.9 ± 0.5 au/HP群4.0 ± 0.6 auだった。(P <0.01)

結論:
ダイエット中にタンパク質の摂取比率を高めると過体重/肥満者の睡眠の質が改善すると考えられる。この試験は、NCT01005563(研究1)とNCT01692860(研究2)としてclinicaltrials.govに登録されました。







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