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zoom RSS 第962回 頭脳作業後の運動は過食を抑える

<<   作成日時 : 2016/09/11 13:15   >>

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「運動するとお腹が空いて、食欲が昂進するので、運動はダイエットには向かない」と科学的な裏付けのない印象で語る人たちが見受けられますが、数多くの科学的エビデンスが『運動後に食欲や摂食が急性的/代償的に高まることは無い』ということを示しています…第945回 運動は食欲/摂取量を高める??
今般、米国アラバマ大学のHunter GR et al.は、「知的労働は空腹感を高め摂取カロリーを増進させるが、知的労働の後で運動すると摂取カロリーを抑えて負のネルギーバランスを相殺できる」旨の研究結果を報告しています。


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Medicine & Science in Sports & Exercise
2016 Sep
Exercise following Mental Work Prevented Overeating.

アブストラクト:
頭を使う知的作業はカロリー摂取量を促すが、運動をするとエネルギー摂取量を減らしエネルギー消費量を高めることでプラスに転じたエネルギーバランスを相殺することができる。

目的:
頭脳作業は安静状態よりカロリー摂取量を高めるという先行研究の結果報告を再現し、頭脳作業後に運動することでこの影響を相殺できるかどうかを評価することを目的とした。

38名の健康な男女大学生を被験者として、Alabama大学Birminghamのラボに来てもらいフィットネスと代謝率を調べた。引き続いて、35分間何もしないで静かに座らせた後で好きなピザを自由に食べてもらった(BR:ベースライン)。
後日、再度ラボに来てもらいMW+R群(頭脳作業+安静)及びMW+E群(頭脳作業+運動)の2群に無作為に割り付けた。それぞれ20分間の頭脳作業と15分間の安静または運動のあとで昼食にピザを好きなだけ食べてもらって実験は終了した。
運動はトレッドミルで2分間のハードランニング;インターバル約1分間のウォーキングを繰り返して5回おこなった。
反復測定分散分析(2要因)を用いて各群の食行動を比較した。

結果:
MW+R群(頭脳作業+安静)はベースラインに比べて平均100kcal多く食べた(633.3 ± 72.9kcal vs 533.9kcal ± 67.7, P=0.02)
MW+E群(頭脳作業+運動)はベースラインに比べて平均25kcal少なく食べた(432.3kcal ± 69.2 vs 456.5kcal ± 64.2, P > 0.05)
MW+E群(頭脳作業+運動)の運動そのもののエネルギー消費量も含めると、平均して
負のエネルギーバランスは98.5 ± 41.5 kcalで有意な群間差が認められた(P = 0.001)

結論:
頭脳作業後にインターバルエクササイズをおこなうと、しないときに比べて食事の摂取
量が有意に減少する。本研究結果は、知的作業によって誘発されるエネルギーの負のバランスは運動することで相殺できるものと考えられる。

マイコメント
実験はランチで終了していますが、せめてもの夕食まではフォローして欲しかった。

ついでに、
American Journal of Clinical Nutrition
First published July 27, 2016,
Effects of matched weight loss from calorie restriction, exercise, or both on cardiovascular disease risk factors: a randomized intervention trial

The American Journal of Geriatric Psychiatry
September 2016 Volume 24, Issue 9, Pages 729–737
Modifiable Risk Factors and Brain Positron Emission Tomography Measures of Amyloid and Tau in Nondemented Adults with Memory Complaints






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