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zoom RSS 第988回 朝食で炭水化物を抜いても血糖コントロールは改善しない

<<   作成日時 : 2017/01/19 12:16   >>

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朝食をスキップした研究は多々ありますが、オーストラリアSouth Australia大学/Adelaide大学の研究チームは、朝食そのものはスキップせずに炭水化物のみをスキップし、『2型糖尿病患者が一晩絶食後の朝食で炭水化物を抜いても、朝食後の血糖値は下がるものの、1日を通しての血糖値には有意な改善は見られなかった』と報告しています。

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American Journal of Clinical Nutrition
First published October 12, 2016, doi: 10.3945/ajcn.116.135343
Effect of carbohydrate restriction in the first meal after an overnight fast on glycemic control in people with type 2 diabetes: a randomized tria


背景:
2型糖尿病の人に炭水化物の量を均した食事までもが勧められているが、このやり方が最適であるかどうかは不明である。

目的:
絶食後最初の食事つまり朝食から炭水化物を抜くと、昼食に増進反応としてつながることを示すことが本研究の目的だった。

デザイン:
無作為化、クロスオーバー比較試験
被験者として45名の2型糖尿病の成人(HbA1c ≤7% 及びHbA1c ≥8%)をリクルートした
朝食のみ炭水化物ありor炭水化物なしの食事を割り当て、1週間後には順序を替えて続けてもらった。
そのうち最後まで試験を続けたのは24名だった。
血中グルコース濃度は持続血糖測定 (CGM)を用いて測定した。
主要エンドポイントは、血中グルコース濃度が10 mmol/L を超える割合(%T> 10)と、ピーク時の血中グルコース(Gmax)だった。

結果:
全試験日を通してGmaxは“炭水化物ありの朝食”に比べて“炭水化物なしの朝食後に有意に低かった(炭水化物あり:12.1 ± 0.4 mmol/L、炭水化物なし:11.0 ± 0.4 mmol/L P = 0.003)
1日全体の%T >10は、炭水化物ありの朝食に比べて炭水化物なしの朝食後の方が22%低かったが有意な数値ではない(炭水化物あり:13% ± 10%、炭水化物なし:10% ± 8% P = 0.09)
朝食後5時間では、Gmaxは炭水化物なしの朝食後の方が有意に低く(1.9 ± 0.4 mmol/L; P < 0.001)、%T >10も炭水化物なしの朝食後の方が有意に低かった(炭水化物なし:11% ± 3%、 炭水化物あり:26% ± 4% P < 0.001)

結論:
朝食で炭水化物を抜くと食後のGmaxは減少したが、昼食への影響は認められなかった。一日を通しての全体的なコントロールは有意に改善されなかった。この試験は、ACTRN12609000331235としてオーストラリアニュージーランド臨床試験登録時に登録されました。






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