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zoom RSS 第998回 ブドウ糖/果糖による筋グリコーゲンと筋細胞内脂肪の補充

<<   作成日時 : 2017/03/20 19:30   >>

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American Journal of Clinical Nutrition
First published January 18, 2017, doi: 10.3945/
Postexercise repletion of muscle energy stores with fructose or glucose in mixed meals
By University of Lausanne /University of Bern in Switzerland

論文タイトル:
混合食のフラクトース(果糖)/グルコース(ブドウ糖)によるエクササイズ後の筋肉エネルギー貯蔵の回復

背景:
運動後の栄養は筋肉エネルギー貯蔵の回復に最重要であり、グリコーゲンおよび筋細胞内脂肪(IMCL)同化には炭水化物/脂質の摂取が必要である。
フルクトースを摂取すると、グルコースと比較して、食後血糖値の低下および乳酸塩/トリグリセリド濃度の昂進をもたらす。これら基質濃度の差異は運動後のIMCLやグリコーゲンとして貯蔵されるエネルギーのパーティショニングの違いに関連すると考えられる。

(注)筋細胞内脂肪(IMCL)は、ミトコンドリア内で有酸素運動のエネルギーとして利用され、IMCL量は最大酸素摂取量と正の相関関係が認められている。

目的:
脂肪、タンパク質およびフルクトースまたはグルコースを含む等カロリーの混合流動食が、激しい運動後24時間に筋肉エネルギー貯蔵の再補充に及ぼす影響を比較することが本研究の目的であった。

デザイン:
8人の男性持久力アスリート(平均年齢:29±2歳、ピーク酸素消費量:66.8±1.3mL/1kg・1分)を被験者として2度の試験を実施した。いずれも試験でも筋肉エネルギー貯蔵は3日間の食事管理と運動を組合せることで低下した。
血管筋のグリコーゲンとIMCL濃度を評価した後で、被験者は24時間安静にして混合食を摂った。混合食の内容は、脂質およびたんぱく質に加えて体重1s当たり4.4gのフルクトースまたはグルコースとした。
食後の代謝を6時間にわたって評価し、グリコーゲンおよびIMCL濃度を24時間後に再測定した。最終的にエネルギー代謝はその後の運動中に評価した。

結果:
フルクトースとグルコースはいずれもIMCL(+2.4 ± 0.4 compared with +2.0 ± 0.6 mmol;time × condition: P=0.45)および筋グリコーゲン(+10.9 ± 0.9 compared with +12.3 ± 1.9 mmol; time × condition: P=0.45)の補充に同様の結果をもたらした。

グルコースと比較して、フルクトースは食後の炭水化物の酸化を高めて貯蔵量( total, muscle, and liver glycogen synthesis)が減少した…いずれも正味
・フルクトース:+117 ± 9g/6h
・グルコース:+135 ± 9 g/6h
・P <0.01

グルコースと比較して、フルクトースは血漿グルコース濃度を低下させ、翌日の運動能力を低減させた。

結論:
脂質、タンパク質、およびフルクトースまたはグルコースのいずれかを含む混合食は、筋細胞内脂肪(IMCL)および筋グリコーゲンの補充に同様の効果をもたらす。このような条件下では、フルクトースは全身のグリコーゲン合成を低下させ、その後の運動能力を損なう。これは恐らく肝グリコーゲン貯蔵が低いためであろう。この試験はNCT01866215としてclinicaltrials.govに登録された







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