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zoom RSS 肥った高齢者の体力向上にベストの方法は?

<<   作成日時 : 2017/05/23 22:26   >>

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食事制限中の肥満高齢者にとってベストの運動プラグラムは、“有酸素運動のみ” or “筋トレのみ” or ”有酸素運動+筋トレの組合せ“ or “何もしない” のいずれだろうか?

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N Engl J Med
2017 May17
Aerobic or Resistance Exercise, or Both, in Dieting Obese Older Adults

背景:
肥満は高齢者のフレイル(筋力や活動が低下する状態)を引き起こす。しかし、体重減少は加齢に伴う筋肉および骨量の減少、延いては筋肉減少症および骨減少症を加速する可能性がある。
方法:
160人の肥満高齢者を対象としたこの臨床試験では、フレイルを食い止め、且つ、減量による筋肉および骨量の減少を防止するいくつかの運動様式の有効性を評価した。被験者は、「weight management プログラム+運動プログラム(有酸素運動、レジスタンストレーニング、または有酸素運動+レジスタンストレーニング)」または「対照群(weight management プログラム及び運動プログラムなし)」に無作為に割り付けられた。
主要評価項目:ベースラインから6ヶ月間の体力テストの変化(スコアは0~36ポイントで高い方がbetter performanceを示す)
副次評価項目:その他フレイル尺度/体組成値/骨密度/身体機能の変化

結果:
141名が試験を完遂した。

体力テストスコア
“有酸素”と“筋トレ”それぞれ単独よりも ”有酸素+筋トレの組合せ“ でより高かった:
・有酸素運動+筋トレ:27.9 → 33.4ポイント(+21%)
・有酸素運動:29.3 → 33.2 ポイント(+14%)
・筋トレ:28.8 → 32.7 ポイント(+14%)
・ボンフェローニ補正後P=0.01 and P=0.02
・いずれも対照群よりも高ポイントであった(群間比較P<0.001)

最大酸素摂取量

・有酸素運動:17.6 → 20.9ポイント(+18%)
・有酸素運動+筋トレ:17.2 → 20.3ポイント(+17%)
・筋トレ:17.0 → 18.3ポイント(+8%)
・P<0.001

筋力
・筋トレ: 288 → 337 kg(+19%)
・有酸素運動+筋トレ:272 → 320 kg(+18%)
・有酸素運動:265 → 270 kg(+4%)
・P<0.001

体重
運動3群すべて9%減少したが、対照群では有意な変化はなかった。

LBM
・筋トレ:58.1 → 57.1 kg(−2%)
・有酸素運動+筋トレ:56.5 → 54.8 kg(−3%)
・有酸素運動:55.0 → 52.3 kg(−4%)
・P<0.05

ヒップ骨密度(g/cm2)
・筋トレ:1.047 → 1.041(−0.5%)
・有酸素運動+筋トレ:1.010 → 0.996(−1%)
・有酸素運動:1.018 → 0.991(−3%)
・P<0.05

運動関連有害事象には筋骨格傷害が含まれた。

結論:
これら試験方法の中で、体重を減少しつつ“有酸素運動+筋トレ”を組み合わせて行うのが、肥満高齢者の機能状態を改善する上で最も効果的であった。

マイコメント
被験者は在ニューメキシコ州の高齢者で、年齢は64歳以上、BMI ≧ 30、定期的な運動経験なし。「運動量は有酸素運動群と筋トレ群は60分I週3回だが、有酸素+筋トレ組合せ群は75〜90分となっており、運動消費量を考慮すると運動効果に差異が出てくるのは寧ろ当然ではあるまいか?」「有酸素運動と筋トレを同じ日にシングルセッションとして行うと互いの妨げとなる可能性がある。それぞれ別の日に行うことは考慮しなかったのだろうか?」といった声も上がっています。






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