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zoom RSS 妊娠糖尿病はライフスタイルを変えることで予防できるのか??

<<   作成日時 : 2017/05/26 06:46   >>

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本研究では、GDM(妊娠糖尿病)リスクを減らすための方法として、ポテト・パスタ・ライス・スナック・キャンディなど糖質を制限した健康的な食事(HE)、中程度〜活発な強度での身体活動の励行(PA)、及びHE+PA組合の組合せの有効性が比較検討されました。しかし、HE或いはPA単独では有益な効果は認められませんでした。
HE + PAの組合せ介入で、GWG(妊娠体重増加)を制限することができましたが、空腹時血糖値は低下しなかったそうです。

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Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism
2017;102(3):903-913.
Effect of Physical Activity and/or Healthy Eating on GDM Risk
The DALI Lifestyle Study


背景:
ライフスタイルを介しての妊娠糖尿病(GDM)予防については研究結果にばらつきがある。

目的:
本研究では、GDMリスクを減らすための3つのライフスタイル介入(HE:健康食、PA:身体勝郎、及びHE+PA)の有効性を通常のケア(UC)と比較検討した。

設計:
2012年〜2014年に実施された多施設ランダム化比較試験 “DALI (vitamin D and lifestyle intervention for GDM prevention) lifestyle study]”

設定:
この調査は、9つのヨーロッパ諸国の11のマタニティクリニックで行われました。

被験者:
糖尿病妊婦研究グループ基準に則って、非GDM/妊娠20週未満/BMI≥29の妊婦を被験者とした。
無作為化にUC群(usual care)、HE群(healthy eating)、PA群(physical activity)、またはHE + PA群に割り付けた。
モチベーションインタビューの原則を用いて、5回の面談と≤4回の電話によるコーチングセッションを実施した。
妊娠中の体重増加(GWG)<5kgを目標とした。
コーチは標準化されたトレーニングとその文化と言語に合わせた介入ツールキットを受け取った。

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主要評価項目:
エンドポイントは妊娠35〜37週のGWG、24〜28週の空腹時グルコースおよびインスリン感受性(HOMA-IR)であった。

結果:
妊娠35〜37週での体重増加はHE + PA群はUC群に比べて顕著に小さかったが、空腹時および負荷後のグルコースレベル、インスリン濃度、またはHOMA-IRの改善は見られなかった。
HEまたはPAのみの介入では、UCと比較してGWG、空腹時血糖値、HOMA-IRに実質的な改善は認められなかった。
空腹時血糖値は妊娠24〜28週および妊娠35〜37週いずれもUCに比べてHEの方が高かった。
副次評価項目ではあるが、妊娠糖尿病発症率は妊娠24〜28週ではHE+PA:20%/PA:21%/HE:25%、妊娠35〜37週ではHE+PA:32%/PA:34%/HE:44%となっており、いずれもHE(健康的な食事)が一番高い。
出生体重および妊娠期間は有意な群間差はなかった。

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結論:
HE + PAの組合せ介入で、GWG(妊娠体重増加)を制限することができたが、空腹時血糖は低下しなかった。したがって、ライフスタイルを変えるだけでは、BMI≥29の女性にとってGDMを予防する可能性は低いようだ。






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