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zoom RSS 運動はうつ病の予防に効果があるのか?

<<   作成日時 : 2017/10/25 06:26   >>

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新しい研究“HUNT(Health Study of Nord-Trøndelag County)”によると、低強度の運動を週に1時間すると鬱病の予防になるそうです。

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American Journal of Psychiatry
October 03, 2017
Exercise and the Prevention of Depression: Results of the HUNT Cohort Study

目的:
本研究の目的は次のポイントを明らかにすることである。
1)運動が初発のうつ病および不安神経症への予防となるかどうか?
2)もしそうならば運動強度と運動量は?
3)そのメカニズムは?

方法:
HUNTはかつて行われた中で最も大規模な健康調査である。
phase-Tでは、1984年1月から1986年2月にかけて、ノルウェーのノルト・トロンデラッグ郡に在住の20歳以上の全員に生活習慣や病歴に関する質問を行った。
亦、身体検査も実施した。
phase-Uでは回答があった合計74,599人を9〜13年間追跡調査した。
検証された運動、うつ、不安、および様々な潜在的交絡および仲介要因を収集した。

結果 & 結論:
Phase-Uではトータル22,564人が成功裏に評価された。
彼らはベースラインの時点で、一般的な精神障害の症状がない、または、身体的健康状態に制限のない集団であった。
定期的に余暇エクササイズ行うと、うつ病発症の減少と関連することが分かった。
この予防効果の大部分は低レベルの運動で生じ、運動の強度や性別/年齢にかかわらず、予防効果はすべてのグループで同等に見られた。

様々な交絡因子を調整すると、ベースライン時に運動を行なっていないと報告した人たちは、1週間に1〜2時間運動していた人たちと比較して症例レベルのうつ病が発症する確率は44%であった。
また、ベースラインで実施された運動のトータル量と将来的なうつ病リスクとの間に有意な負の関連があることが分かった(P =0.001)。
更に、全員が少なくとも週に1時間運動したとすれば、フォローアップ時に確認されたうつ病の12%が予防されている可能性があると判断した。

不安については同じことが当てはまらず、ベースライン時の運動レベルにかかわらず、フォローアップ時の発症率は同様であった。

副交感神経の迷走神経緊張の変化などの生物学的メカニズムが以前に提案されたが、うつ病に対する予防には該当しないようだ。

上級著者である英国Kings College LondonのDr. Matthew Hotopfは、"Being active is good for you…even in small doses. Taken regularly, exercise is good for you, and it probably prevents mental ill health"と結論づけている。


もう一つ運動による鬱病の改善を肯定する研究を紹介しておきます。

Br J Psychiatry
2015 Sep
Physical exercise and internet-based cognitive-behavioural therapy in the treatment of depression: randomised controlled trial.


『軽度〜中程度の鬱病と診断された946名を、身体運動、インターネットベースの認知行動療法(ICBT)、及び通常ケア(TAU)のいずれかに無作為に割り付けた。12週間の介入後、運動群およびICBT群は、TAU群と比較してうつ症状が大きく改善した』という内容です。下記グラフの(a)は男性で、(b)は女性です。

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