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zoom RSS 第1043回 カロリー制限ダイエットの抗老化効果

<<   作成日時 : 2018/03/24 15:22   >>

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低カロリー食はヒトの老化を遅らせる!
エネルギー摂取量を制限すると、代謝レベルが抑制され酸化ストレスが軽減することが、ヒトを対象とした最も包括的な研究で示されました。

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Nature
International journal of Science
Mar22 2018
Reduced-calorie diet shows signs of slowing ageing in people


短寿命の蠕虫/ハエ/マウスなどを使った先行研究で、カロリー制限が代謝を低下させて寿命を延ばすことが示されています。
米国ウィスコンシン大学/国立霊長類研究センター(WNPRC)と米国NIH/国立老化研究所(NIA)によるアカゲザルを使った研究でも、‘カロリー制限による延命効果/健康効果が示されましたが、ヒトでの実験は道義上の問題から実施が難しく、明確な結論が導き出していない…第989回 カロリー制限は健康と長寿のカギ!

米国国立衛生研究所からの資金提供で実施されたCALERIE(Comprehensive Assessment of Long term Effects of Reducing Intake of Energy)で、200名を超える非肥満で健康な成人を対象とし、2年間の無作為化比較試験を実施してカロリー制限が代謝に及ぼす影響を調べました。

研究内容は2018年3月22日付けCell Metabolismで発表されました。
full-textの閲覧ができるのでご覧ください。

米国ルイジアナ州Baton RougeにあるPennington Biomedical研究センターで募集したCALERIE参加者の53名を調べました。
この施設には収容可能人数20名ほどのホテル部屋のような最先端の代謝室が4つあり、被験者の酸素量と二酸化炭素量を分刻みで測定できるので、エネルギーがどのように使われるか前例のない精度で追跡調査できます。
酸素と二酸化炭素の比率と尿中の窒素を分析すると、被験者の炭水化物・脂質・たんぱく質の燃焼が分かります。

年齢21〜50歳の非肥満で健康な被験者を2群に割り付けました。
介入群34名の摂取カロリーは平均して15%減らし、対照群19名には通常の自由食を割り当てました。
そして、試験期間2年の終わりに、代謝で放出される酸素フリーラジカルに関連するダメージを含め、全身代謝および老化の生物学的マーカーに関する一連の検査を実施しました。

この試験で、カロリー制限群は対照群に比べて睡眠中にエネルギーをより効率的に使っていることが判りました。

カロリー制限群では体重は平均して8.7kg減少しましたが、対照群では1.8kg増えていました。

カロリー制限群の24時間または睡眠中のエネルギー消費量は、体重減少をベースとした推計値よりも約80–120 kcal/day低く、これは2年間にわたり持続的に代謝適応が生じたことを示しています。
この代謝適応によって、甲状腺軸活性および反応性酸素種(F2-イソプロスタン)産生が有意に減少しました。

その他の臨床測定も代謝率低減と一致しており、老化によるダメージの減少を示しました。

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