第90回 発汗と脂肪燃焼


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サウナスーツ
気になる部分に装着するものや、全身を覆うものまで様々な商品があります。これらに共通するのは「発汗させることで新陳代謝を促し、脂肪が燃焼する」ということを強調している点です。しかし着用して運動すれば、発汗が促されますが、脂肪燃焼には何の効果もありません。つまり汗が出ることと、脂肪が減ることには関係がありません。汗で失った水分は補給することですぐに元に戻るからです。もっとひどいのが、例えば腹部や太ももなどに「部分的に装着すればその部分が細くなる」などと宣伝している例です。しかし部分やせなどありえません。その部分に何かを巻いたからといって特別そこの部分の脂肪が燃えることはないからです。話が変わりますが、アミノ酸飲料も同じです。飲むだけで脂肪が燃焼するかの如き誤解がありますが、飲むだけでは効果はありません。やはり運動と組み合わせなければならないのです。ラクをしてはやせられないという事です!
ちなみに、温暖な日に首にタオルを巻き付け、厚手の服を着込んでジョギングやウォーキングしている人を見かけますが、ダイエットを主目的としエネルギー消費に重点を置いているのなら、厚着で発汗する意味は殆どありません。試合軽量前のボクシング選手や体重別階級のアスリートの場合には、体重の約60%を占める水分を減らして減量することも考慮しているのであって、基本的に目的が異なります。

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