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zoom RSS 第245回 骨格筋内のPGC-1α遺伝子発現と乳酸閾値(LT)

<<   作成日時 : 2012/04/25 18:28   >>

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ミトコンドリアの増殖と機能向上を促すPGC-1αは,乳酸閾値強度よりも高い運動で発現が増加する! 

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The Journal Sports Medicine and Physical Fitness
“Peroxisomal proliferator-activated receptor gamma co-activator-1 alpha gene expression increases above the lactate threshold in human skeletal muscle” 2011 Dec
By 福岡大学身体活動研究所

Peroxisomal proliferator-activated receptor gamma co-activator-1 alpha (PGC-1α)は、“骨格筋のミトコンドリアの生合成の活性化”や“炎症性サイトカインの抑制”の作用があり、PGC-1αの発現を高めることは、慢性病予防の重要な要因の一つと考えられています。
PGC-1α発現は、「AMP活性化タンパク質キナーゼ」と「サイクリックAMP依存性タンパク質キナーゼ」によって活性化されますが、これらの酵素の作用は運動の強度に依存します。
本研究では、運動消費量は一定として、乳酸閾値よりも強度が低い運動と高い運動の2種類を設定し、骨格筋内のPGC-1α遺伝子発現への影響を比較しました。

実験内容
6名の若者を被験者として、自転車エルゴメータを用いて、乳酸閾値より20%高い強度と20%低い強度で運動を行いました。
20%高い強度の運動時間は60分とし、20%低い強度の運動時間はエネルギー消費量が同じになるように時間設定(→約90分)しました。
運動中の最大酸素摂取量及び乳酸閾値は、20%高い強度で高値を示しました。
運動終了1時間に大腿部から骨格筋を採取してPGC-1αの遺伝子発現を分析し、運動を実施しなかった時と比較したところ、乳酸閾値よりも20%低い運動ではPGC-1αが有意な増加を示さなかったものの、20%高い運動では有意な増加が認められました。
この結果は、骨格筋のPGC-1αの遺伝子発現は、乳酸閾値強度を境にして増加することを示しています。

四分位範囲の中央値
運動しなかったとき:0.087(0.026-0.284)
20%低い強度:0.171(0.030-0.484)
20%高い強度:0.441(0.121-4.643)














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