第377回 ヤフー知恵袋


雑談あれこれ(^.^)

体験のため、ヤフー知恵袋に初参加しました。
中学生、高校生、20代、主婦、摂食障害or精神疾患の有病者の方などをランダムに選んで、“噛み砕いたような易しい表現” から “栄養学や生理学を盛り込んだ表現”まで、内容を変えてアドバイスをしました。

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中高校生からの質問が多く、彼女たちの悩みは、“太ってはいないのに、周りの人が細いのでもっと痩せたい” と云うものが大半でした。
全般的に見て、質問者の知識レベルは非常に低く、“ラクして瘠せたい” “短期で痩せたい” “身長と体重のみを示して太っていませんか?” など、相変わらず歪んだ体重偏重志向が目立ちました。

子ども叱るな 来た道だもの!
老人嗤うな 行く道だもの!
分からないから質問しているのであって、一概に責めるべきことでもないとは思いますが、しかし、『生にはふたつの生き方しかない ひとつは、奇跡など何ひとつないとして生きる生き方 もうひとつは、すべてが奇跡であるとして生きる生き方 私は後者を信じる』というアインシュタインの名言がありますが、これは科学者の世界で言えることであって、凡人である我々がダイエットをする上で通用するものではないことを理解して欲しいものです。
更に、“過去”を築き上げてきた年嵩の人たちにとって、成功体験は自分達の誇りであり、自分達の経験が通用しなくなるということは考えたくもないことでしょう。しかし、科学は立ち止まらないことを忘れず、何歳になっても自己研鑽してもらいものです。

ビジネスでも同じです。
いわゆる失われた20年という経済状況の中で、“近視眼的にしか見ることが出来ない、或いは、自分達の成功体験やノウハウが既に陳腐化していることに気付こうとしない” こういった企業の多くは衰退し市場から去っていきました。
あなた方はダイエットというプロジェクトのCEOなのです。

挨拶ができない人が増えています。
入社試験の面接においてさえ、しっかり挨拶できない学生(一流大学)がいます。
このカテでも、老若男女を問わず全般的な傾向として、見知らぬ人に道を尋ねておきながら、何らリアクションがないのが目立ちました。少年法や刑事訴訟法で黙秘権は認められているけれど、ここはそんな場所ではないでしょう。是非の問題は別として、現実に向き合う投票システムがあるのが判りました。

特に酵素ダイエット関連など悪徳業者の巧妙な手口による書き込みや、サクラ行為によるベストアンサー選出なども目につきましました。
摂食障害の既往歴は、矢張り長く尾を引くようです。
女性の綺麗になりたいと云う気持ちは十二分に理解できますが、「かくすれば、かくなるものと知りながら、止むに止まれぬ女心」、でも「後悔先に立たず」です。

問題の多くは回答者にもあるようです。
特定の優良回答者が頑張っておられる中で、雑誌の三面記事レベルの間違った情報を振りかざして、我がもの顔でアドバイスをする人たちが大勢を占めています。これもかれらなりの楽しみ方の一つかも知れませんが、ギリシャの7賢人の哲学者ターレスの「困難なることはいかなることなるか?」「己れ自身を知ることなり」「しからば、容易なることはいかなることなるか?」「他人に忠告することなり」という言葉が思い出されます。

ダイエット&フィットネスの分野では、日本は欧米に比べて遥かに後進国です。
日本のダイエット業界は、栄養士や管理栄養士による、古い栄養学が中心的となっており、“新しい栄養学” つまり栄養素と生体の生理機能を解明する栄養生理学、生化学的及び栄養学的な両側面から細胞/遺伝子レベルを解明する栄養生化学、及びスポーツ栄養学などに関する海外の科学的文献に疎い人達が多いのが現状です。
このような悪影響を受けて、単に “ダイエットとは食べないことである” と強調する人たちが跡を絶ちません。

他方、フィットネス界でのインストラクターの低レベルが目立ちます。
もちろん優秀なアドバイサーやインストラクターもいますが数が少なく、世界最大と云われる米国スポーツ医学団体ACSMは『学識と経験豊かなフィットネス専門家の育成が焦眉の急である』と警鐘を鳴らしています。

これが現状です。
私は世直し奉行でもないので深く立ち入ることはしませんが、少なくともこのブログを通じて正しい情報の提供は今後とも続けていく積りです。