第385回 過体重/肥満と死亡率(システマティックレビュー)


ポッチャリや肥満気味の方が標準体重より長生きする!

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肥満と全死亡率の関連性について、Flegal氏ら全米保健医療統計センター、米国疾病管理予防センター、オタワ大学、国立癌研究所のメンバーで構成される研究チームは、97研究/288万人/死亡27万人のシステマティックレビューを行い、その結果が2013年1月2日付けのJAMAに “Association of All-Cause Mortality With Overweight and Obesity Using Standard Body Mass Index Categories:A Systematic Review and Meta-analysis” というタイトルで掲載されました。
その骨子は次の通りです。

標準体重(BMI 25~<30)、過体重(BMI 25~30)、肥満(BMI ≥30)、肥満度1(BMI 30~<35)、肥満度2/3(BMI ≥35)に分類してメタ解析を行った。

その結果は、

過体重(BMI 25~30)の死亡率は標準体重に比べて有意に低かった(ハザード比:0.94, 95% CI 0.91-0.96)

肥満全体(BMI ≥30)では標準体重に比べて死亡率は高かった(ハザード比:1.18, 95% CI 1.12-1.25)が、その内訳をみると、肥満度1(BMI 30~<35)の死亡率は低く(ハザード比:0.95, 95% CI, 0.88-1.01)、肥満度2/3(BMI ≥35)では高かった(ハザード比:1.29, 95% CI 1.18-1.41)

BMIは身長と体重から算出されるが、被験者から自己報告されたケースでは、ハザード比は高い傾向を示した。

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