第459回 成長期の身長の伸びと筋トレ


成長期に身長(骨)を伸ばすには、カルシウム/ビタミンD/タンパク質などの栄養をとるだけではなく、運動で刺激を与えることも必要です。
水球選手の骨密度は浮力が影響し、ハンドボール選手より低いという調査報告があります。
それでは、筋力トレーニングを沢山やればやるだけ効果が上がるのだろうか?

画像


成長期の骨密度アップに高ボリュームのレジスタンスエクササイズは必要ではない。

Medicine & Science in Sports & Exercise:
January 2013 - Volume 45 - Issue 1 - p 36–42
High Volumes of Resistance Exercise Are Not Required for Greater Bone Mineral Density during Growth

目的:
本研究の目的は、成長期の雄ラットの骨密度の上昇を介して、骨形成を促進するレジスタンスエクササイズの最小量を決定することであった。

方法:
40匹の雄ラットを無作為に、対照群(8匹)とエクササイズ群(梯子1段~4段のぼり各8匹)に分けた。エクササイズ群は尻尾に重りを付けて、週3日(6週間)垂直に立てた梯子を登るように設定した。

結果:
6週間後に、梯子2段~4段グループの左脛骨・骨密度(平均±SE)は、対照群に比べて有意に高まった(0.233±0.003g•cm−2)
梯子2段~4段グループの左大腿骨・骨密度は、対照群(0.289±0.010g•cm−2)および梯子1段グループ(0.299±0.008g•cm−2)に比べて有意に高まった。
梯子2段~4段グループ間では有意差はなかった。

結論:
これらの結果は、成長期の骨モデリングの昂進には、低ボリュームのレジスタンスエクササイズは、高ボリュームの筋力トレーニングと同じくらい効果的であったことを示唆している。