第498回 激しい運動をすると食べる量が減る!


運動しない場合や中等度の運動に比較して、非常に激しいインターバル運動を行うと、その後38時間経過しても摂取量が低く抑えられることが分かった。
運動しなかったグループの摂取量は794kcalで、非常に激しいインターバル運動グループの摂取量は594kcal だったと報告されている。

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International Journal of Obesity
July9 2013
High-intensity intermittent exercise attenuates ad-libitum energy intake

目的:
高強度インターバル運動(HIIE)が、座りがちで過体重の男性の “摂取量、食欲、食欲関連ホルモンに及ぼす急性効果” を調べることである。

デザイン:
無作為化、カウンターバランス(相殺効果)
被験者は17名の過体重の男性(BMI:27.7±1.6;体重:89.8±10.1 kg;体脂肪率:30.0±4.3%; VO2peak: 39.2±4.8 ml kg−1 min−1)
4つのグループに分けて実験(30分)を行った。
・対照群(CON):運動せずに安静
・MC群:中等度の連続運動(VO2max60%)
・HI群:高強度インターバル運動(VO2max170%で15秒+VO2max32%で60秒)
・VHI群:超高強度インターバル運動(VO2max100%で60秒+VO2max50%で240秒)
30分の実験後に全員に標準食を割り当てた。
更に、その後70分後に各自自由に食べさせた(自由食)。
セッション全体を通じて一定間隔で毛細管血を採り、且つ食欲を調べた。
実験以降の摂取量と身体活動を調べた。

結果:
自由食の摂取量は対照群に比較して、HI群(P=0.038)及びVHI群(P=0.004)の方が低かった。
VHI群は MC群より低かった (P=0.028)
実験38時間後の自由生活下での摂取量は、対照群及びMC群に比べて、VHI群は依然として低くかった(P≦0.05)
VHI群は他群に比較して、低グレリン(P≦0.05)、高血中乳酸(P≦0.014)、高血糖値(P≦0.02)が認められた。
MC群に比べてHI群/VHI群の運動中の心拍数と自覚的運動強度は高かったが(P≦0.004)、身体活動の楽しさの評価は、すべての運動試験との間で類似していた(P=0.593)
知覚的食欲については各グループ間での差異は認められなかった。

結論:
過体重で非活動的な男性では、高強度インターバル運動をすると、その後のエネルギー摂取量が抑止される。

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