第698回 イスラエル軍 vs ハマス


アップデート 2014年7月16日

雑談あれこれ
ユダヤ人とイスラエル国家、イスラム過激集団、ユダヤ教/イスラム教/キリスト教、民族主義とイスラム原理主義など歴史的背景について、詳しい事を知りたい方はこちら↓をお読みください。中東情勢がいっそう理解できるようになります。

第129回 イスラム過激集団
第12回 中東情勢を語る!


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写真はイスラエル女性兵士です。
中東紛争に関する海外ニュースを三つ紹介します。

イスラエル軍、レバノンからの攻撃に応戦
The Wall Street Journal
2014年7月12日
イスラエル軍は11日、レバノンから発射されたロケット弾が北部のメトゥラ付近に着弾し、これに報復射撃を行ったと明らかにした。
レバノンから誰が攻撃してきたかは不明だという。レバノン政府はミサイルの発射に関与した容疑者1人を逮捕したと発表したが、詳細は明らかにしなかった。イスラエル北部では、同国と交戦中のパレスチナ自治区ガザの武装組織にレバノンの過激派組織が加勢する恐れが強まっている。
11日にはイスラエル南部のアシュドッドでも、ガザから打ち込まれたロケット弾がガソリンスタンドに着弾し、50歳の男性が手を切断する重傷を負った。イスラエルの新聞ハアレツが報じた。
テルアビブではこの日も朝から空襲警報が鳴り響いた。イスラエル軍によると、ガザからイスラエル中部に向けて発射された3発のロケット弾を軍の防空システムが撃ち落とした。「アイアンドーム」と呼ばれる防空システムでロケット弾を撃墜し、被害を抑えることに成功したという。
イスラエル軍はガザからの攻撃に対して空と海から応戦している。パレスチナの保健省の調べでは、イスラエルとハマス(ガザを実効支配するイスラム原理主義組織)との間の今回の武力衝突で死亡したパレスチナ人の数は少なくとも98人、負傷者は670人に上る。

イスラエル軍、一時的に地上侵攻 ミサイル発射拠点を襲撃
(CNN)7月13日 イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が激化するパレスチナ自治区のガザ情勢で、イスラエル軍部隊は13日未明、ガザ内に一時入り込み、長距離ミサイルの発射拠点を襲撃した。イスラエル軍筋がCNNに明らかにした。
侵入していた時間は約30分間で、作戦の目的は完遂されたと述べた。部隊はこの後、イスラエル領内へ戻ったという。
この作戦で銃撃戦が発生し、イスラエル軍兵士4人が軽傷を負った。
イスラエルはこれまで、ハマスなどによるイスラエル領内へのロケット弾攻撃に大規模空爆で対抗。ただ、地上戦開始に備え境界線付近で兵力の集結を進めているともされる。
ガザの保健衛生行政当局者によると、今週起きた空爆による犠牲者は160人を超え、負傷者は1100人以上となった。

ガザ停戦白紙に、イスラエル側に初の死者
AFP=時事 7月16日(水)7時10分配信
パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)は15日、エジプトが提案した停戦に応じず、引き続き数十発のロケット弾をイスラエル領内に向けて発射、イスラエル側に初の犠牲者が出た。これを受けて停戦提案を受け入れていたイスラエル側も、停戦案の発効予定時刻からわずか6時間後にガザへの激しい空爆を再開した。

ハマス、エジプトの停戦案を拒否 「降伏に等しい」
再び始まった空爆で、さらにパレスチナ人2人が死亡。医療関係者によると、これまで8日間の軍事行動によるパレスチナ側の死者数は194人に上ったという。

イスラエル軍の発表によると、ガザ地区(Gaza Strip)北部へつながるエレツ(Erez)検問所に向けて発射されたロケット攻撃でイスラエル人男性(38)が死亡したという。イスラエル緊急対策当局の報道官はAFPに対し、同男性はエレツ付近に駐屯する兵士らに食べ物を配送するためにやって来た民間人だったと明かした。

これまでにイスラエル領内に向けて発射されたロケット弾の数は1000発近くに上っており、同男性がイスラエル人初の犠牲者となった。この他、4人のイスラエル人が重傷を負っている。

イスラエル政府は15日朝開いた治安閣議で、エジプト政府が提示した15日午前9時(日本時間同日午後3時)に発効するという停戦案の受け入れを決めた。一方ハマス側は、同案に関して一切打診されておらず、イスラエルの譲歩を含む十分な取り決めでない限り停戦は受け入れられないとしていた。


マイコメント:
中東問題は、領土、民族、宗教、イデオロギー、及び石油を巡る欧米の中東戦略も絡み、非常に根が深い。
中東情勢に関する記事は一応これで打ち切ることとし、次回から他のトピックスを取り上げます。