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zoom RSS 第1023回 ウォーキングは推奨レベル以下でも健康寿命に有益である

<<   作成日時 : 2017/10/23 12:36   >>

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現行の身体活動ガイドラインは、週当たりmoderate-intensity(中程度の強度)の身体活動>150分、またはvigorous-intensity (強度の高い)の身体活動>75分を奨励しています。しかし、この活動目標は非アクティブ層や特に高齢者などにはハードルが高く実行できていません…65-74歳で42%/75歳以上で28%です。
今般、アメリカがん協会から『大規模な前向きコホート研究 “Cancer Prevention Study (CPS)-II Nutrition Cohort” のデータを用いて、男性62,178名(平均年齢70.7歳)および女性77,077名(68.9歳)を対象に調べた結果、高齢者では週120分あるいはそれより少なくてもライフスパン(寿命)に有益である』ことが報告されました。

画像


American Journal of Preventive Medicine
October 19
Walking in Relation to Mortality in a Large Prospective Cohort of Older U.S. Adults

イントロ:
最適な健康状態には週150分を超える中程度の強度または75分間の強度の高い身体活動を行うことが推奨されている。高齢者に最も一般的な身体活動であるウォーキングと全死亡との関係は十分に文書化されていない。

方法:
米国の大規模な前向きコホート研究のデータを用いた。
この研究は平均年齢70.7歳の男性62,178人および平均年齢68.9歳の女性77,077人を対象にしており、13年間(1999〜2012年)のフォローアップ中に24,688人の男性および18,933人の女性が死亡している。
ウォーキング単体orその他のmoderate及びvigorousな強度の身体活動に別けて、全死亡率/原因別死亡率ごとに多変量調整されたハザード比と95%CIを算定した(データ解析2015–2016年)

結果:
非アクティブ群は推奨レベル未満のウォーキング群に比べて全死亡率が26%高かった(危険リスク=1.26, 95% CI=1.21, 1.31)

ウォーキングを推奨レベル、或いは2倍の量を行うと全死亡率は20%低下した(危険リスク=0.80, 95% CI=0.78, 0.83)…つまり、推奨レベル通りorその2倍やっても全死亡リスクは変わらないということです。

その他のmoderate及びvigorousな強度の身体活動を補正するとウォーキングのみと同様であった。

しかし、ウォーキングは呼吸器疾患、心血管疾患、次いで癌による死亡率に最も強い関連が見られた…週6時間以上のウォーキングをすると呼吸器疾患による死亡率は約35%、心血管疾患による死亡率は約20%、がんによる死亡率は約9%それぞれ低下した。

結論:
高齢者では、推奨レベルを下回るウォーキングは非アクティブな人たちと比較して、全死因死亡率を低下させる。
推奨レベルorそれ以上のレベルでウォーキングすると、さらに大きなリスク減少がもたらされる。
ウォーキングはシンプルでお金もかからず、トレーニングを必要としないので、特に高齢者にとって理想的な身体活動です。

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