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zoom RSS 第1028回 カロリー制限で高血糖が改善するメカニズム(T2D)

<<   作成日時 : 2017/11/26 06:02   >>

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アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、2050年までに米国人の3人に1人が2型糖尿病を発症するのではないかと予見している。

運動すると、インスリンの作用とは無関係にGLUT4が細胞表面に移動し、筋でのブドウ糖の取り込みを盛んにすることは御貴承の通りだが、最近では、バンディングやルーワイ胃バイパスなどの肥満外科手術によってカロリー摂取量を制限することで、2型糖尿病が寛解したことが報告されている。しかし、そのメカニズムは明らかになっていない。そこでYale大学を初めとする研究チームは、2型糖尿病を快方に向かわせるメカニズムを解明するため、カロリー制限という点にフォーカスして、2型糖尿病を発症しているラットにカロリー摂取量を通常の1/4に減らした超低カロリー食を与え、独自のアイソトープ新技法PINTAを用いて、肝臓でのグルコース産生増およびインスリン抵抗性をもたらす代謝プロセスを調べた。

その結果、僅か3日間の超低カロリー食で肝臓でのグルコース産生量を減少し血糖値が劇的に下がることがわかった。
その主たるメカニズムとして次の3つのプロセスが特定された。
・乳酸やアミノ酸からグルコースへの変換量が低減
・肝臓でのグリコーゲンからグルコースへの変換量が低減
・肝臓の脂肪が減りインスリン感受性が改善(in hepatic i/o peripheral)

ラット実験によるこれら知見が、肥満外科手術や低カロリー食の患者で再現できるかどうかを確認することが必要であるが、研究チームはヒトでのPINTA技法の適用を既に開始している。

ヒトでの効果が確認出来たら、2型糖尿病患者の治療にいっそう効果的な新薬の開発につながるであろうと上級著者Dr. Shulmanは述べている。

参照文献
Cell Metabolism
Sept9 2017
Mechanisms by which a Very-Low-Calorie Diet Reverses Hyperglycemia in a Rat Model of Type 2 Diabetes

Yale News
Study reveals how a very low calorie diet can reverse type 2 diabetes Yale





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