第1078回 肥満はテロメアを短くする


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細胞の大半は分裂できる回数に限りがあります。これには、細胞の末端に位置するテロメアが深く関係しています。テロメアは赤ちゃんの時が一番長く、加齢と共に短くなっていくので、テロメアの長さを知ると寿命がわかります。
テロメアの長さの単位はbp(塩基対)と表現しますが、テロメアを短くする要因として肥満、喫煙、運動などが挙げられています。

今般、オランダ、スエーデン、英国、インド、ベルギー、イスラエル、フィンランド、オーストラリア、米国、その他、多くの大学が参加した国際共同研究チームが、テロメアの長さとBMIの関連性について調査しました。

研究チームは、146,114名を対象とする87件の観察研究のデータを用いて、年齢(18~60歳、61~75歳、>75歳)/性別/民族性に層別して、横断的なメタ解析を行いました。
その結果、BMIが高くなるとテロメアが短くなることが18~60歳の白人で観察されました。性差は関係なかったそうです。

出典:
American Journal of Clinical Nutrition
2018/9/11
Body mass index is negatively associated with telomere length: a collaborative cross-sectional meta-analysis of 87 observational studies


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