第1083回 ファストフードの食べ過ぎは喘息や喘鳴のリスクあり


家族団らんも良いですが、お子さんのハンバーガーの食べ過ぎにご用心!

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Respirology
Systematic Review
Is the consumption of fast foods associated with asthma or other allergic diseases?


ファストフードと喘息やアレルギー性疾患との関連は明らかになっていない。
この関連を調べるために2008年2月までデータベースを検索した。
トータルで13の研究症例対照試験13+横断研究3)を抽出し、慎重な解析的評価に基づく批判的吟味チェックリストを用いて、バイアスを含んでいないかどうかデータの“質”を調べた。質スコアは症例対照試験5.33 ± 1.16、横断研究5.69 ± 1.55で適格と考えた。主要評価項目は喘息と喘鳴で、鼻結膜炎など他の症状は副次評価項目とした。

解析の結果、ファストフードの補正オッズ比(aOR)と95%信頼区間(CI)は次の通り有意であった。

喘息(現在):
症例対照研究:補正オッズ比1.58、95%信頼区間1.17-2.13
横断研究:補正オッズ比1.58、95%信頼区間1.10-2.26

重症喘息:
補正オッズ比1.34、95%信頼区間1.23-1.46

喘息(既往):
補正オッズ比1.36、95%信頼区間1.06-1.75)

喘鳴(現在):
補正オッズ比1.21、95%信頼区間1.16-1.27

喘鳴(既往):
補正オッズ比1.65、95%信頼区間1.07-2.52

主治医が診断したアレルギー性鼻炎:
オッズ比1.43、95%信頼区間1.05-1.95

重症湿疹:
オッズ比1.51、95%信頼区間1.16-1.96

重症鼻結膜炎:
補正オッズ比1.54、95%信頼区間1.18-2.00


亦、ハンバーガーに絞っても補正オッズ比と95%信頼区間(CI)は次の通り有意であった。

喘息(現在):
補正オッズ比1.59、95%信頼区間1.13-2.25

重症喘息:
補正オッズ比1.34、95%信頼区間1.23-1.46

喘息(既往):
補正オッズ比1.47、95%信頼区間1.13-1.92)

重症喘鳴:
補正オッズ比1.51、95%信頼区間1.18-1.96

重症鼻結膜炎:
補正オッズ比1.54、95%信頼区間1.18-2.00

鼻結膜炎
補正オッズ比1.21、95%信頼区間1.15-1.27


ファストフード特にハンバーガーを週3回以上食べると、週1~2回に比べて重症喘息と喘鳴にいっそう関連するようだが(both P < 0.001)、縦断的および介入的研究でさらに検証する必要があります。

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