第1131回 ちょっとひどいんじゃないの? 江部センセ

雑談あれこれ 💣⚡💥

girl angly 2.jpg

「米国糖尿病学会の“食事療法に関する勧告2013年”で、糖質制限ダイエットは正式に受容されました」「カロリー制限食はすでに時代錯誤の代物です」と、まるで第二次大戦時の戦果を誇張した大本営発表のように、江部センセは得意げに語っていましたね。

ところが、 “第1124回 江部医師が糖質制限の真実をポロリと吐露!!” で書いている通り、『米国糖尿病学会の“食事療法に関する勧告2013年では、全ての糖尿病患者に有用と決定づけられる理想的な食事パターンはないとし、患者個人の事情や考え方をこれまでより優先する方向を打ち出した。この流れの中で、食事療法のひとつとして糖質制限食を取り上げたに過ぎず、江部先生の言われる「正式に承認した」とはニュアンスが大きく異なる。どの食事パターンを選ぼうとも重要なのはカロリー制限である』という有識者の指摘を、江部センセは2019/08/05(Mon) 09:44付けでお認めになりました。

ここに至るまでに、医学や栄養学の知識がない人たちに誤解を与えて、糖尿病食事療法あるいはダイエットの挫折や遠回りを余儀なくさせたことは想像に難くありません。
医師として罪深いことだと思います。何故ひと言のお詫びもないのですか!

それどころか「2019年4月のADAコンセンサスレポートでは、“一番エビデンスが多いのは糖質制限食です”と明確に記載されています」と、同じ手口のインチキ解釈を繰り返しています。
“食事療法に関する勧告2013年”に関しては、有識者に論理的にコーナーに追い詰められてついつい認めてしまったが、2019年のADAコンセンサスレポートで逃げ切れば良いと思ったのでしょうか。

世の中そんなに甘くありません。
ADAコンセンサスレポートに関しても、同じ見識者から矛盾点を突くメールが江部センセのブログ宛てに投稿されました。
しかし、なんと江部センセは握りつぶしてしまいました

糖質制限は万能であると針小棒大に語り、良識者に論理的に矛盾点を突かれると無視して頬かむりをする…Lyleの表現を借りると、“He tends to duck and dive when faced with facts he can’t ignore”ですね。呆れて開いた口が塞がりません!

ここで言う見識者とは“東郷さん”という方ですが、ブログを立ち上げて本件の経緯を詳しく語っておられるので、興味ある方は参照なさってください…主食を抜けば糖尿病は治らない

本邦で糖質制限を広めようとする江部センセの努力と健闘ぶりにはエールを贈りたい。しかし、上述したように、その喧伝方法に大きな問題(確証バイアス)があります。
それは海外の研究論文を引用する際に特に顕著です。

(注)確証バイアスとは、仮説や信念を検証する際に、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または歪めることです。

江部センセは折に触れて英語は得意ではないと語っておられますが、それは確証バイアスが暴露された時にそなえた彼なりの言い訳でしょう。
50歩譲って、バイアスがunintentionally(英語力の稚拙さ)だとすると、そもそもそんなレベルの御仁が、科学的エビデンスに基づいて作成された “日本糖尿病学会ガイドライン2019年を訂正するよう提言“ したり、”海外のジャーナル誌に掲載された研究論文を引用して糖質制限の絶対的な秀逸性を主唱すること” こそ、ちゃんちゃらおかしい!

ちょっと横道に逸れますが、読者さんから投稿メールをいただきました。
的を射た面白い内容なので、躊躇いながらも取り上げさせてもらうことにしました。
woman-smirking-man-standing-in-front-of-her.jpg

米倉涼子主演のTV番組『ドクターX:外科医・大門未知子』が復活!
天才外科医ドクターXいわく
・わたし失敗しないので!

糖毒教祖ドクターB(Bias)なら
・わたし失敗しても知らんぷり!
・頬かむりしてチェンジ&チャレンジ!
・糖質制限は万能…高齢者も朝起ち!
・ブログはウソ書いても誤訳しても罰せられないので大助かりですわ。
・糖質制限市場3184億円…ダイエット駄本の乱発で大儲け。
・こんな私を必死で支持してくれる糖毒教徒さんに感謝感激です。
・特に、都内河北 神さま 仏さま!

thYFES7OKB.jpg

医師は謝らない?
NY Bellevue病院の内科医/NY大学の准教授であるDr Danielle Ofri (著)のWhat Doctors Feelによれば、医学が不完全なサイエンス(統計学)をベースに成り立っていることに加えて、プライドや評判を守るという保身の気持ちが先立って、たとえ自分のミスだと認識している場合でも「ミスを認めずに終わらせよう」としてしまう事が多いそうだ。

医療ミスのケースでは確かにそうかもしれません。
しかし、今回取り上げた確証バイアスはもっと低次元のもので、確たる証拠も100%揃っています。
それなのに反省の色さえ示さず逃げるだけ!

やっぱりひどいですよ!江部センセ








この記事へのコメント

2019年10月30日 20:36
こんばんは、東郷です。

今回は記事に取り上げていただき、誠に有難うございました。
私のブログを見守っておられたのですね!感激です。

ひょっとして、どこかで見ておられるのではないか、
と少しは思っていたんですが(笑)。

私が江部氏と有意義な議論ができたのも、すべてこのブログのおかげです。
私の英語力では、とても戦いの土俵に上がることはできなかったでしょう。

先生の翻訳を見るうちに、江部氏と違って、中立・公正な翻訳を心がけておられることも伝わってきました。

最近は益々ご活躍のようで何よりです。
今後ともよろしくお願いいたします。