第844回 Sugarの適正摂取量・・・Part1

世界保健機関(WHO)の新ガイドラインは、成人と子供の1日当たりのfree sugars(遊離糖)の摂取量を、総エネルギー摂取量の10%未満に減らすよう勧告しています。 亦、5%未満または約25g(ティースプーン6杯)にすると、虫歯の減少と云った更なる健康効果が得られると述べています。 WHO calls on co…

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第843回 中程度の減量では骨密度は減少しない

高齢者が減量すると特に女性の場合には骨密度に悪影響することが分かっている。しかし、肥満男性による中程度のカロリー制限による減量では、あらゆる解剖学的部位での骨密度の減少は生じないことが、米国ラトガース大学(州立総合研究大学)/米国Robert Wood Johnsonメディカルスクール/カナダMcMaster大学の研究チームから報告…

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第841回 脳内の糖減少がアルツハイマー病を悪化させる

タンパク質GLUT1は血液脳関門を横切ってグルコースを脳へ運ぶ。循環血中のグルコースは脳にとっての主要なエネルギー源となるが、アルツハイマー病はグルコース輸送の初期減少が特徴で、これまでグルコース輸送体GLUT1と関連付けられていた。ところが、病気の進行へのGLUT1の影響については十分に理解されてはいなかった。Berisl…

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第838回 トレッドミル・パフォーマンスで死亡率を予測する

米国Johns Hopkins大学医学部から、「年齢/性別に加えて、運動時の最大心拍数とMETsから算出したフィットネスレベルから10年以内に死亡するリスクを推定する数式を開発した」との研究報告があった。スコアの範囲は-200から+200で、0を超える人は死亡率が低く、マイナス値の人は死亡率が最も高い。スコアが100以上の人は10年…

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第836回 年齢別運動強度と死亡リスク

低強度の運動 vs 強度の高い運動! どちらが長生きするのか? Henry Ford Exercise Testing プロジェクト(FTTプロジェクト)に登録された69,885名の中から、心血管疾患に罹患しておらず、且つ、フィットネスレベルが10メッツ以上の高い人たち37,855名を対象にして調査を行った。 …

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第835回 ペニスサイズ世界標準

世界の男性15,521名のペニスの大きさについての調査結果が英国の研究チームから報告あった。長さは平常時9.16cm勃起時13.12cm、太さ(girth)は平常時9.31cm勃起時11.66cmが世界の平均だ。因みに、勃起時の長さ10cm以下は100人中5名で、16cm以上も100人中5名だそうだ。 BJU Inte…

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第833回 ジョッギング vs 長期死亡率

デンマークFrederiksberg Hospitalらの研究によれば、『ジョギングと死亡率の間にはU字型の関連性が見られる。死亡リスクを低減し寿命を延ばすのが目的であれば、軽度/中程度のジョギングが有効で、過度のジョギングにはその効果は認められない』とのことです。 JACC(米国心臓学会ジャーナル) Volume …

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第832回 2型糖尿病で卵1日2個は問題なし

2型糖尿病を有する過体重/肥満者に卵を1日2個/週6日/3ヶ月食べてもらったが、HDL コレステロール、総コレステロール、中性脂肪、LDLコレステロール、血糖コントロールのいずれにも悪影響しなかったことがオーストラリアSydney大学 & Royal Prince Alfred Hospitalから報告されました。 A…

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第831回 インスリン製剤デテミルの摂食抑制/減量効果

インスリン製剤は作用時期および作用様式から、速効型インスリン製剤、中間型製剤(NPH)、及び中間型と速効型インスリンを様々な割合で組み合わせた混合型インスリン製剤、更に最近ではインスリンアナログとして超速効型インスリン(リスプロ、アスパルト、グルリジン)、超速効型インスリンの混合型化製剤(リスプロ混合製剤、二相性プロタミン結晶性イン…

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第830回 筋肉回復期における白血球IGF-1受容体の発現

はじめに: インスリン様成長因子1(IGF-1)システムは、アナボリックな細胞プロセスにおいて中心的な役割を果たしている。最近では、筋肉修復の免疫応答におけるIGF-1の調節的役割が示唆されているが、それがどのように炎症プロセスを調節しているかは殆ど分かっていない。 本研究では、IGF-1と白血球の相互作用の変化が筋肉修…

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第829回 内臓脂肪は骨密度と筋量に悪影響を及ぼす

肥満者は重たい体を支えるためにより多くの筋肉と骨密度が必要です。故に、体脂肪の増加に伴い筋量と骨密度は増えるものと広く考えられてきましたが、米国ミシガン大学の研究者は従来の概念を否定し、BMIと皮下脂肪が増えれば骨や筋肉の密度が低減すること、そしてこの関係は内臓脂肪でいっそう顕著であること」を発表しました。 Ameri…

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第828回 グルコサミン+コンドロイチンで変形性膝関節症の痛みが6ヶ月で半減?

グルコサミン及びコンドロイチン単独での効果は科学的に立証されていませんが、両者を組み合わせることで6ヵ月後には膝関節炎の症状を半分に軽減できる可能性が示されました。 Annals of the Rheumatic diseases 14 January 2015 Combined chondroitin sulfa…

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第827回 焼菓子デザートの消費者購入が全米で24%減少

米国では、高カロリーで且つ飽和脂肪酸とsugarが大量に含まれているケーキ、クッキー、パイ、ドーナツ、ペストリーなど穀物ベースの焼菓子製品の消費者購入が2005年~2012年の間に24%減少したことが、米国North Carolina大学の研究で分かりました。 Journal of the Academy of Nut…

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第825回 推奨睡眠時間

米国の国立睡眠財団(NSF)は、睡眠の専門家6名に加えて学際的な専門団体から12名のエクスパートを招集して、2004年~2014年に発表された文献312件のシステマティックレビューを行い、適切な睡眠時間に関する新しい勧告を発表しました。 因みに、12の専門団体とは、米国解剖医協会(AAA)、米国小児科学会(AAP)、米国胸…

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第824回 もっと現実的な身体活動の目標が必要ではないか!?

現行の身体活動ガイドラインは、全人口に対して150分/週の中程度の活動目標を達成するよう奨励しているが、非アクティブな人たちにちょっとした身体活動を行なわせることに傾注すべきである。 座位時間が長いと、特に糖尿病、心臓病、ある種の癌など慢性疾患リスクが高まることが示されている。 現行のガイドラインは、成人に週当たり1…

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第823回 運動をしても座位時間が長いと健康が悪化する

2014年8月までに発表された関連研究47件のシステマティックレビューとメタ解析を行った結果、座位時間が長いと糖尿病リスクは1.91倍、全死因死亡1.24倍、心血管疾患死1.143倍、がん死1.173倍になることが、カナダのトロント大学/Health Network大学などによる共同研究チームから報告されました。 An…

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第821回 座位時間および運動量/強度についてフルレビュー

座位時間/座って行う行為と疾患や死亡リスクとの関連についての直近の研究報告は、次回の『第822回 運動不足による死亡リスクは肥満の2倍だそうだ!』と次々回の『第823回 運動をしても座位時間が長いと健康が悪化する』で紹介します。後者の研究は2014年8月までの47件の研究群のシステマティックレビュー/メタ解析です。 亦、米国で…

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第816回 医師が解説「カロリー制限にダイエット効果なし」の理由???

ブログ記事 “第808回 健康関連の研究についてのプレスリリースは誇張が多い” の中で、健康関連ニュースにおける誇張報道/センセーショナリズム/過大警告の問題は、メディアやジャーナリストだけでなく、大学や組織から発表されたプレスリリースにも大きな責任があることを説明しました。ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院の主任研究員…

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第815回 人気記事ベスト100

念頭に当たって皆さんがどういった記事に興味を持っているのかを再認識し、今後ブログを続けていく上での一助とするために、当ブログ記事の人気ランキングを2015年1月11日付けで整理してみました。 2014年(単年)のトップ20 1位 第745回 “筋肉と代謝量についての都市伝説” 2位 第627回 “女性の…

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第812回 一部の肥満者は代謝異常なし

肥満はインスリン抵抗性、脂質異常症、高血圧、脂肪肝と関連し、糖尿病や心血管疾患のリスク因子です。しかし、一部の肥満者ではこれら代謝異常が生じないことが米国ワシントン大学医学部から報告されました。 The Journal of Clinical Investigation January 2, 2015 Metabo…

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第811回 炭水化物は太るってホントなの?

この記事を精読すれば、あなたもきっと一端のダイエット通になれるでしょう。 アトランタBookbinderのロブスター、シンガポールRafflesホテルの中華料理、バリ島アマンキラのナシゴレン、游玄亭西麻布の特選シャトーブリアンetc/etc豪華で美味しいものを食べるのは人生の楽しみの一つです。 しかし、食生活が豊…

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第810回 果糖はブドウ糖より摂食行動を高める

2014年12月10日アリゾナ州フェニックスで開催された米国神経精神薬理学会(ACNP)年次総会で、南カリフォルニア大学から「ブドウ糖と果糖への脳の反応は異なること」、「果糖は脳の報酬回路の応答を高め摂食行動を促進すること」が示唆された。 米国の成人3人の中で2人は過体重で、3人の内1人は肥満である。この主要因としては…

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第809回 ブドウ糖リッチな食品への欲求を駆り立てる脳内メカニズム

「視床下部弓状核で酵素グルコキナーゼが活性化すると、ブドウ糖を多く含む食品をもっと食べたくなり、不活性化するとブドウ糖リッチな食品の摂取量は減少する」ことが、英国Imperial College Londonの研究チームから報告されました。 グルコース(ブドウ糖)が豊富に含まれている食品に対して私たちの食欲を駆り立てる…

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第808回 健康関連の研究についてのプレスリリースは誇張が多い

健康関連ニュースにおける誇張報道/センセーショナリズム/過大警告の問題は、メディアやジャーナリストだけでなく、大学や組織から発表されたプレスリリースにも大きな責任があるようだ。 研究タイトル: 健康関連の科学ニュースの誇張と大学プレスリリースとの関連性:後向き観察研究 目的: 研究から引き出された主な結論に対…

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第807回 運動強度が食欲に及ぼす影響

低中強度の運動をすると血糖値が低下し、食欲が亢進すると云うのが通説ですが、『標準体重/過体重/肥満者のどなたでも、運動消費カロリーが同じであれば、運動強度が異なっても食欲反応は同じである』ことが、ノルウェーNorwegian University of Science and Technology/St.Olavs Hospital…

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第806回 2014年『世界で最も美しい顔100人』

コーヒーブレイク♪(^.^)  年末恒例の映画サイトTC Candlerによる2014年「世界で最も美しい顔100人」ランキングが発表されました。選考基準はスタイルやセクシーさは一切関係なく、単に顔だけを評価するものです。 今年は韓国After SchoolのNanaが1位に選出されました…

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第805回 GLP-1/GIP/グルカゴンのTriple Agonistは肥満および糖尿病を改善する

米インディアナ大学、独ヘルムホルツ協会・ミュンヘン研究所、米シンシナティ・カレッジ・オブ・メディスン大学らによる齧歯動物を使った共同研究で、新たに開発した3つの消化管ホルモン(GLP-1、GIP、グルカゴン)合成分子を投与すると、グルコース感受性の改善/食欲の抑制/カロリー消費の向上が認められ、成人発症性の糖尿病、肥満、或いは脂質異…

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第801回 トランス脂肪酸は記憶力を悪化させる

米国心臓学会が主催する Scientific Sessions 2014で、「トランス脂肪酸は生産年齢の成人でも記憶力が悪化する」ことが、米国California大学San Diego校の研究者から報告された。 論文ハイライト トランス脂肪酸は若者や中年男性の記憶力に悪影響する。 加工食品に含まれているトランス脂肪…

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第800回 低GI値の食事をしてもインスリン感受性/コレステロール/血圧は改善しない

高グラセミック指数の炭水化物食に比較して低グラセミック指数レベルの炭水化物食を続けても、インスリンリン感受性/脂質レベル/収縮期血圧は改善しなかった。 JAMA December 17, 2014 Effects of High vs Low Glycemic Index of Dietary Carbohydra…

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第799回 減量すると体脂肪は何処に行くの?

肥満率が世界的に右肩上がりに増加し、健康やダイエットへの関心が高まっている中で、一般市民のみならず一般開業医/栄養士/パーソナルトレーナーの間においても、減量の代謝プロセスについての無知や誤解が広がっているのは驚くべきことである。 . 大半の人が脂肪はエネルギー又は熱に変換されると信じている。これは質量保存の法則に違背し…

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第798回 Sugarは塩分より高血圧や心臓病への影響が大きい

Added sugar(添加sugar)=Added rsk 心血管系の有病率を抑制するには、加工食品に豊富に含まれるadded sugar(特に果糖)の影響について、食事ガイドラインでしっかりと勧告することが必要であろう。 心血管疾患は、先進国における早期死亡の原因の第1位となっています。高血圧はその最も重要な…

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第797回 人工すい臓は従来型インスリンポンプより血糖コントロールに優れている?

1型糖尿病患者用の人工すい臓には、“グルコースレベルに合わせて自動的にインスリンを送り込むシングルホルモン人工すい臓”と“インスリンとグルカゴンの両方を自動的に送り込むデュアルホルモン人工すい臓”の2種類があるが、いずれも従来型のインスリンポンプ療法よりも血糖コントロールに優れていることがカナダMontréal大学IR…

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第794回 低強度身体活動は思春期女子の脂質過多症と相関する

長時間のTV視聴や座位時間など、ごく低強度の活動の持続が寿命や脂質・糖代謝異常と云ったヒトの健康事象に影響を及ぼすことが、近年になって相次いで報告されてきた。主に座位姿勢、あるいは横たわった姿勢で行われる活動として特徴づけられる様々な行動はSedentary behavior (SB)と呼ばれ、運動疫学・身体運動科学の注目を…

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第791回 運動強度/運動時間 vs 免疫反応

運動は免疫力を高めますが、やり過ぎは逆効果と言われています。 免疫反応の低下は運動強度 or 運動時間どちらに影響されるのだろうか? 試験管や動物による先行研究は山ほどありますが、今回の論文はin vitro(ヒトの生体)での初めての研究報告です。 結論: 中強度での長時間(120分)運動は一時的に免疫機能の低下…

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第789回 コンプレッションウェアは筋トレ後の筋力回復を促す

研究目的: レジスタンスエクササイズ後のコンプレッションウェア(CG)24時間着用が筋力と血液パラメータ及ぼす影響について調査することである。 方法: トレーニング歴のある男性9名を被験者として、1RMの70%での8種目x10レップスx3~5セット後に、CG(介入群)又は通常ウェア(対照群)を24時間着用してもらい…

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第788回 筋疲労の回復にはストレッチ or アイシングどちらが効果的?

研究目的: 特に高強度活動中の合間のインターバル休憩で、筋疲労を効果的に回復させることはその後のパフォーマンス低下を来たさぬようにするために重要であり、その方法としてはストレッチとアイシングが挙げられます。しかし、エビデンスが不十分で、且つ、先行研究の結果にもバラツキがあるのが実状で、依然として有効性は明らかになっていませ…

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第785回 カロリー表示義務が全米に拡大

オバマ政権は25日、20以上の店舗を持つレストランはメニューに商品のカロリーを表示しなければならないとする最終表示規則を発表した。2010年の医療費負担適正化法(ACA)の一環であるこの変更で、ニューヨーク市とシアトル市でのカロリー表示義務が全米に拡大することになる。 The Wall street journal …

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第784回 加糖飲料は青少年の代謝に悪影響を及ぼさない?

米国ミズーリ大学の研究チームから、適量の高果糖や高ブドウ糖入りの飲料を短期間(2週間)飲んでも、体重が安定しアクティブな青少年(15歳~20歳)の代謝健康に特異的な影響を殆ど及ぼさなかったという報告がありました。 American Journal of Clinical Nutrition September 201…

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第783回 加糖は子供たちの血圧と中性脂肪に悪影響する

sugar freeは“sugar含まず”の意ですが、free sugarと書くと“遊離糖”を指します。 この論文で対象となっているadded sugarsとは、砂糖(table sugar)ではなく食品に添加される全ての単糖類と二糖類を指し、食品に天然に含まれるsugarは対象外となっています。ここではadded sugarsは…

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第780回 人気ダイエットの減量効果は五十歩百歩!

今般、カナダMcGill大学がAtkins(低炭水化物)、South Beach、Weight Watchers、Zoneの4つの人気ダイエットを比較検討しましたが、減量効果について特定のダイエットが他より優れていること同定するには、現在のデータでは不十分であることが示されました。。 因みに、カナダMcMaster大学による先…

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第779回 赤肉はなぜ心血管疾患リスクを高めるのか?

赤肉に含まれるL-カルニチンを、腸内細菌が心臓病の発症リスクを高める代謝物にどのように変えるかについての詳細が新研究で示された。この研究は2014年11月4日付けでCell Metabolismに掲載された。この研究結果は、心血管の健康を守るための新たな戦略につながる可能性がある。  Lerner研究センターおよびCl…

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第778回 心血管疾患予防のための脂質摂取ガイドライン(飽和脂肪酸)

飽和脂肪酸と心血管疾患リスクとの関係は栄養分野で注目の話題になっていますが、カナダでは心血管疾患予防についての統一された食事ガイドラインがありません。 そんな中で、カナダLaval大学の研究者が、飽和脂肪酸についての食事勧告をレビューするよう要請しています。 Applied Physiology, Nutrition…

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第778回 乳がんの予後治療に運動および鍼治療が有効

米国AbramsonがんセンターとPennsylvania大学による二つの新研究は、がん関連の痛みや腫れに苦しむ乳がん生存者に希望を与えるものであり、予後治療として筋力やボディイメージを高める方法を示している。 この研究は、癌患者の最大利益に意を注ぎ様々な治療を組み合わせた統合腫瘍学に焦点を当てるJNCI Monograp…

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第776回 身体活動が増えると抑うつ症状が減少

抑うつ症状と身体活動の間には、身体活動レベルが高まるとうつ症状が減り、逆にうつ症状が増えると身体活動レベルが減るという双方向性の関係があることが英国のバースコホートを50歳まで追跡した前向きコホート研究の結果として示された。英London大学のSnehal M. Pinto Pereira氏らが、JAMA Psychiatry誌電子…

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第775回 腎機能の維持/向上には生活習慣の見直しが必要!?

我が国の人工透析患者数は2012年末で30万人を超え、なお増加の一途をたどっています。人工透析導入の原因疾患は糖尿病性腎症、慢性腎炎、腎硬化症をはじめとする慢性腎臓病(CKD)が存在しています。新規透析導入患者を減少させるためにはCKDのリスクをできるだけ早期に軽減することが重要であり、そのためには早期発見と生活習慣への早期…

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第773回 どんな食事でも摂取量<消費量にしなければ痩せない!

タンパク質食は満腹感をもたらし、且つ、熱産生へ好影響するという理由から、減量には高タンパク質食がポピュラーとなっている。そこで、本研究では、タンパク質を過食すると食餌誘発性熱産生(DIT)にどのように影響するか調査が行われた。 低タンパク質食と比較すると、高タンパク質食および標準タンパク質食は代謝向上に関係し、脂肪組織…

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第772回 Dietの基本はカロリー制限

高GI値のジャガイモは減量には不向きとされているが、米国カリフォルニア大学デービス校とイリノイ工科大学による共同研究で、ジャガイモを食しても減量出来ることが報告され、“減量には特定の食品を排除することではなく、カロリーを低減することが重要である”ことが再確認された。 Journal of the American Co…

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第771回 急激に減量すると体重は直ぐに元に戻るというのは都市伝説

現行の食事ガイドラインでは、急速に減量すると直ぐに元の体重に戻るという理由で、時間をかけて地道に減量することが奨められているが、豪メルボルン大学のJoseph Proietto教授が率いる研究チームから、これに待ったをかける研究結果が報告された。 昨年1月にも米医学誌New England Journal of Medicineに…

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第767回 栄養療法

『健康的な食生活』、『定期的な身体活動』、および『薬物療法』が糖尿病管理の三大要件とされています。その中で栄養療法について、世界最大の糖尿病の研究所と言われる米ジョスリン糖尿病センター/肥満臨床プログラム/糖尿病入院患者管理部門の医長で、ハーバード医科大学の助教授を兼任し、更に、減量を通じて糖尿病管理の改善を図る “Why WAIT…

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第765回 砂糖代替品イソマルツロースが糖代謝に及ぼす影響

三井製糖の商品名パラチノースで知られるイソマルツロースは、ショ糖に転移酵素を作用させて結合の仕方を変えたものです。本研究はイソマルツロースvsショ糖がグルコース代謝に及ぼす影響を比較評価したものです。 American Journal of Clinical Nutrition October 2014 vol. 1…

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第760回 脂質は血糖値を高める

世界最大の糖尿病の研究所である米国Joslin Diabetes Centerのブログに、 “Why Does Fat Increase Blood Glucose?・・・どうして脂質が血糖値を高めるのだろうか” という記事が掲載されているので紹介します。 あなたはこんな経験をしたことはありませんか? ・例えば、…

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第757回 運動後に筋肉を局所冷却するとPGC-1α遺伝子発現が高まる

運動は哺乳動物の器官系に多くの利点をもたらし、その中でも筋肉への影響は、転写co-activatorであるPPAR-γ co-activator-1 α (PGC1-α)に媒介されることが知られています。今回の論文は、運動後の筋肉冷却とPGC-1α遺伝子発現に関する報告です。 Medicine & Science in…

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第756回 糖質制限+高脂肪(飽和脂肪酸)ダイエットは死亡リスクを高める

低炭水化物食で炭水化物を脂質に置き換える場合、脂肪酸の種類によって全死因死亡率や心血管疾患(CVD)死亡リスクが異なることが示された。オランダUniversity Medical Center UtrechtのMarjo Campmans氏が、第50回欧州糖尿病学会(EASD2014、9月16~19日、ウィーン開催)で発表し…

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第755回 筋トレ vs 有酸素運動による成長ホルモン分泌

「筋トレをすると成長ホルモンが分泌され脂肪分解が昂進するので、筋トレをしてから直ぐに有酸素運動を行うと脂肪が燃焼しやすい」という話はウソです。 米国陸軍省環境医学研究所によれば、有酸素運動1-2時間、筋トレ1-2時間、運動なし(対照群)の5つのグループに分けて成長ホルモン分泌を調べた結果、成長ホルモンは有酸素運動2時間のみで高まり…

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第754回 インスリン感受性の改善には有酸素運動よりHIITがお奨め!

ウィーンで開催の欧州糖尿病学会2014(2014年9月16日~20日)で、高強度インターバルトレーニングは、有酸素運動よりもインスリン感受性を改善することが報告されました。 引用記事: 日経メディカル(2014/9/17) By 欧州糖尿病学会取材班 高強度インターバルトレーニングは有酸素運動よりもインスリ…

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第749回 人気ダイエットの減量効果を比較した

どのダイエット法も減量効果に大した違いはない! ダイエットで大事なことは継続であり、各人が続けられそうなものを選べば良い! 行動支援や運動はダイエット効果を加速させる! これはカナダMcMaster大学の Bradley C. Johnston博士らからの研究報告です。 JAMA Sept3 2014 Com…

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第748回 ハーブ/サプリは肝臓損傷をもたらす

ダイエット食品業者は、「ハーブを主成分としたサプリメントは、減量期のボディビルダーやアスリート或いは一般女性でも、安全で効果的に脂肪を燃焼させることが出来る」とPRしていますが、ハーブやサプリメントによる肝臓損傷が此処10年で7%から20%に増えていることが、米国アインシュタイン医療センターのDr Victor Navarroらの調…

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第747回 バイアグラ vs 悪性皮膚がんリスク

“バイアグラを使うと悪性黒色腫メラノーマの発症リスクが84%高まる”ことが、ハーバード大学医学大学院/ハーバード大学公衆衛生大学院(栄養学科)/Indiana大学ら共同研究チームから報告された。 JAMA Internal Medicine 2014; 174(6):964-970 Sildenafil Use a…

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第746回 パイプカットは前立腺がんリスクを高める

ハーバード公衆衛生大学院から、全ての前立腺がんのリスクは、精管切除(パイプカット)によって10%高まることが示された。その内訳としては、悪性度の低いがんでは有意なリスク増は認められなかったが、進行性がんでは20%、致死性がんでは19%高まった。PSA検査を受診していた男性では、致死性前立腺がんリスクは56%高まった。若い年代での精管…

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第743回 ロシア美人考

ロシアよもやま話 ♪(^.^) ロシア通のMGさんから定期的に御寄稿いただくことになりました! 写真はロシアの走り幅跳びダリヤ・クリシナ選手です。 ロシアが美人国であるとは、ロシアを訪れた外国人(とりわけ男性)が異口同音に語る印象です。こうした印象をお持ちでない方も、テニスのマリア・シャ…

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第740回 研究論文についての豆知識・・・正しく読むコツ

Endpoint: 治療行為の有効性を示すための評価項目のこと。臨床試験(治験)でのエンドポイントは、治療の目的に合っており、なおかつ、客観的に評価できる項目が望ましいとされている。臨床試験における治療行為で本来求めたいアウトカムは、死亡率の低下、疾患の発症率の低下、QOLの向上、副作用の低減などであり、これらの評価項目は…

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第739回 トランス脂肪酸

基礎知識 不飽和脂肪酸の割合が高い油脂は常温で液体の油になり、逆に飽和脂肪酸の割合が高い油脂は常温で固体の脂肪になることが知られています。そこで、不飽和脂肪酸の割合が高い植物油や魚油を原料として常温で固体の油脂製品を製造する場合には、不飽和脂肪酸にある炭素-炭素二重結合の一部に水素を付加(部分水素添加)することで二重結合の…

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第738回 お腹いっぱいになり1日の摂取カロリーが減る新ダイエット食品

食物繊維は水溶性と不溶性に二大別され、Viscosity(粘性)/fermentability(発酵性)/fecal-bulking(糞量膨化性)/water-binding(水結合性)の特質を持っている。 今般、粘性繊維と全粒高アミロースとうもろこし粉で作られた食品を朝食で食べることで、“満腹感を高めて当日のトータル摂取カロリー…

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第737回 トマトは前立腺がんリスクを低減させる?

トマト製品を週に10人前以上食べる男性は、前立腺がんを発症するリスクが18%低いという研究結果が、英国のBristol大学/Cambridge大学/Oxford大学による研究チームから報告された。前立腺がんは、世界の男性に二番目に多いタイプのがんで、英国では毎年35,000件の新たな症例と約1万人の死亡が報告されている。前立腺がんは…

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第736回 新陳代謝の意味を誤解していませんか?

あなたは新陳代謝を正しく理解していますか? 健康や美容の分野では、単純に古いものが新しいものに入れ替わることを新陳代謝と表現していますが、実は、新陳代謝=Metabolism=代謝なのです。 それでは代謝とは何でしょうか? 代謝(Metabolism)とは、生命(有機)体が生命維持のために行う一連の生化学反応/ホル…

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第733回 世界で最も酒飲みの国は?

コーヒーブレイク♪(^.^) 世界で最もビールの値段が高いのはノルウェー、安いのはポーランドです。 それでは、お酒の消費量が最も多いのはどの国かご存知ですか? 1位:ベラルーシ(17.5リットル) 2位:モルドバ(16.8リットル) 3位:リトアニア(15.4リット…

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第732回 ビタミンD欠乏 vs 認知症リスク

英国Exeter大学医学部Dr David Llewellynらによる65歳以上の高齢者を対象とする研究結果によると、中程度のビタミンD欠乏では、すべての種類の認知症発症リスクは53%増加したが、深刻なビタミンD欠乏では125%も増加することが判った。この傾向はアルツハイマー病についても同様に見られ、ビタミンDの中等度欠乏では69%…

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第730回 プロテイン-ロイシンが持久性運動後の筋タンパク合成に及ぼす線量効果

激しい持久性運動後のプロテイン-ロイシン摂取は筋肉タンパク質合成を高め、筋肉パフォーマンスの回復を改善することが分かっているが、少量摂取では効果はあるのだろうか? Medicine & Science in Sports & Exercise: Post Acceptance: July 14, 2014 Pro…

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第729回 インターバルウォーキング vs 血糖値コントロール

2型糖尿病患者の血糖値コントロールに対する運動効果は知られているが、最適な運動の種類/強度については明らかではなかった。 従来、高強度運動は、2型糖尿病患者には怪我や継続性の観点から推奨されなかったが、高強度運動が血糖値のコントロールに低強度運動よりも効果があることも事実だった。 今般、デンマークのコペンハーゲン大学Dr Tho…

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第728回 減量で2型糖尿病患者の医療費は年間500ドル節減できる

「過体重の2型糖尿病患者が食事や身体活動によって減量すると、年間平均US$500以上の医療費を節減できる」と言うWake Forest Baptist医療センターによる研究報告が、2014年8月21日付けDiabetes Careで発表された 本研究の主筆者である同医療センターのMark A. Espeland教授は次…

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第726回 肉と魚どちらを先に食べたら良い?

肉と魚、先に食べる食品の種類でインクレチン分泌の反応は異なる! 糖尿病患者において米飯の前に肉や魚を摂取すると、先に米飯を摂取する場合に比べて食後の血糖上昇は抑制されるが、先に食べる食品が魚か肉かによって小腸からのインクレチン分泌パターンは異なり、肉の場合はグルカゴン様ペプチド(GLP)-1だけでなくグルコース依存性インス…

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第725回 減量するには1日に何口分食べるのが最適?

減量したいという際限なき人々の欲求がなくならない中で、研究者らはどのくらいの量をどのくらいのペースで食べているかを測定する道具を開発している。 腕時計のように手首に装着する「バイトモニター」は、食べ物を口に入れる回数を測定する。この装置を開発した米サウスカロライナ州クレムゾン大学の研究者によると、男女ともに、体重を減ら…

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第724回 インスタント麺は女性の生活習慣病リスクを高める

“ラーメンなどのインスタント麺を週に2回以上食べる女性は、生活習慣病リスクが68%高くなる”というハーバード大学公衆衛生大学院/ハーバード大学医学大学院/ベイラー大学メディカルセンターら研究チームによる研究論文が、2014年8月21日付け栄養学ジャーナル“Journal of Nutrition”に掲載された。 The…

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第723回 褐色脂肪の新たなカロリー燃焼スイッチGADD45γを発見

米国スクリップス研究所の生物学者によって、褐色脂肪組織における強力なカロリー燃焼プロセスをスイッチオンするシグナリング経路が同定された。 この研究は “褐色脂肪熱産生”として知られるプロセスを明らかにするものであり、医学研究者は大いなる関心を寄せている。その理由は、褐色脂肪熱産生が自然に体重減少を昂進させるだけでなく、糖尿病を予…

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第722回 レプチンの抗糖尿病効果

1型糖尿病性ケトアシドーシスでは、インスリン欠乏のみならずレプチン低下が起こり、脂肪分解が昂進する。脂肪はグリセロールと遊離脂肪酸に分解され、肝臓での糖新生の基質となる。1型糖尿病ラットモデルにレプチンを補充すると、ケトアシドーシスが改善し、糖新生が抑制されることで血糖値が正常化した。 Nature Medicine …

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第720回 運動のやり過ぎは心血管疾患死亡率を高める!?

心血管疾患患者の健康管理やリハビリ、或いは高血圧/脳卒中/2型糖尿病などによる死亡リスクを低減するために、ウォーキングやジョッギングなど定期的な身体活動の重要性を示すしっかりした疫学的エビデンスが存在する。米国政府は“身体活動に関するガイドライン”で、週150分の中程度強度の運動若しくは75分の強度の高い運動を提唱している。 しか…

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第718回 超低炭水化物食 vs 低脂肪食

低カロリーの超低炭水化物・高不飽和脂肪酸・低飽和脂肪酸食(炭水化物14%/1日50g未満、タンパク質28%、脂肪58%/飽和脂肪酸10%未満)と等カロリーの未精製高炭水化物・低脂肪食(炭水化物53%、タンパク質17%、脂肪30%/飽和脂肪酸10%未満)について、2型糖尿病患者を対象として比較した。血糖コントロールやCVDリスクマーカ…

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第717回 減塩論争が激しく炎上

米国農務省(USDA)、アメリカ保健社会福祉省(HHS)、及び米国心臓協会(AHA)はナトリウム摂取量を1日当たり1500mg(食塩3.81g)~2300mg(食塩5.84g)とするよう推奨しています。他方、米国医学研究所(IOM)は2300mg以下にすることに反対の意を表明しています・・・第535回 果てしなき減塩論争 このよう…

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第716回 パルスダイエット

「1日に1サービング(1皿分)のインゲン豆・エンドウ豆・ひよこ豆・レンズ豆などを食べると、満腹感が高まりウェイトマネジメントに良い結果をもたらすかも知れない」と云うカナダの聖ミカエル病院による新研究です。 MEDLINE、EMBASE、CINAHL、Cochraneの2013年5月6日までの記録を検索して、豆類が食後の…

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第715回 フィットネスは座り過ぎによる健康への悪影響を和らげる

米国がん協会、Cooper研究所、及びTexas大学の研究者らによると、身体的フィットネスは、座り過ぎによる健康への悪影響を緩和するようである。 座り過ぎ、肥満、心臓病マーカーの関連性は、フィットネスを考慮に入れると顕著に弱まることが新研究で分かり、2014年7月14日付けJournal Mayo Clinic Proceedin…

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第714回 頭の体操です! 

コーヒーブレイク♪(^.^)  一定の距離を、倍のスピードで走ると消費量はどうなりますか? 答え:走行距離が一定であれば、二倍の速度で走ると走行時間は半分になるので、消費カロリーは変わりません。 一定の時間を、倍のスピードで走ると消費量はどうなりますか? 答え:走行時間…

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713回 空腹時vs非空腹時LDL-C(悪玉コレステロール)の予後値

現行の各種ガイドラインは、心血管リスク評価を目的としたLDL-Cの評価を、8~12時間の絶食による空腹時に行うことを推奨している 今般、米New York University School of MedicineのBethany Doran氏らは、長時間の絶食を伴わない非空腹時LDL-Cの全死亡および心血管疾患死のリスク予後値は…

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第710回 運動不足より座り過ぎが循環器系疾患のリスク要因!

米国University of Texas Southwestern Medical CenterのDr Jarett Berryらの研究報告によると、セデンタリー(座りがち)な生活が心血管フィットネスの低下をもたらすようである。座って行う行為を2時間続けると、20分の運動効果を帳消しにしてしまうことが、2014年7月7日付けMay…

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第707回 経口グルコース負荷および静脈注入に対するグルカゴン反応

2型糖尿病患者では、経口グルコース負荷を増やすとグルカゴンの過分泌が認められたが、グルコース静脈注入ではグルカゴン分泌は有意に抑制された。健常者に於いても、経口グルコース負荷を増加するとグルカゴン値は高まった。 Diabetologia August 2014, Volume 57, Issue 8, pp 172…

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706回 ダイエット vs インスリン抵抗性

食欲中枢と快楽中枢 空腹感は摂食行動を促進するアクセル(摂食中枢)であり、満腹感は摂食行動を抑制するブレーキ(満腹中枢)であり、これらの食欲中枢が拮抗的に働くように調整を司っているのが視床下部(間脳)です。つまり、「空腹」とは胃が空っぽの状態のことですが、「空腹感」は空腹でなくても脳によって作られます。逆も真なりで満腹感も…

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第705回 白系ロシア人

雑談あれこれ♪(^.^) ロシア通のMGさんより御投稿いただきましたのでご紹介します。 第155回のロシア女性のネーミング(アクセス数3802回)に続く第2作目です。 尚、「ダイエットvsインスリン抵抗性(by Lyle McDonald)」は、予定を繰り下げて次回掲載します。 読者…

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第704回 ダイエット vs インスリン感受性

既に説明した通りインスリンには諸作用あり、その中の一作用としてストレージホルモンと呼ばれているように、肝臓・筋肉・脂肪細胞での栄養素の貯蔵(ストレージ)への影響に与しているのは間違いありません。従って、定性的に筋量アップに理想的なのは、骨格筋ではインスリン感受性が高く、脂肪細胞ではインスリン感受性が低いことです。つまり、筋肉…

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第703回 水中歩行運動 vs 消費カロリー

縦一列の水中歩行運動で消費するカロリーが少なくなっていませんか? 4基のトレッドミルを設置した大型流水プールの水流速度分布と縦列水中歩行時の呼吸代謝応答 福岡大学基盤研究機関身体活動研究所 平野雅巳氏 他 九州体育・スポーツ学研究 28 (1): 11-17, 2014 水中環境は、浮力によって膝や腰にかかる…

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第702回 メタボ vs 有酸素運動/筋トレの効果

メタボリックシンドローム/2型糖尿病患者で、メタボリックシンドローム・スコアが有酸素運動+筋トレで79%減、有酸素運動で59%減、筋トレで13%減、対照群では26%増となったことが、Bath 大学/Louisiana State大学 /East Carolina大学 /Duke大学など英米の共同研究チームから発表された。 …

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第701回 イイ女

コーヒーブレイク♪(^.^)  久しぶりにcoffee breakにしましょう。 ”第373回のアンビリーバブルな超高音歌手” → 「 ウクライナMrヴィタスThe man with his crazy voice 」 ”第247回のナヌン イロケサンダウ” → 「 韓国歌手ノサヨンの;…

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第698回 イスラエル軍 vs ハマス

アップデート 2014年7月16日 雑談あれこれ ユダヤ人とイスラエル国家、イスラム過激集団、ユダヤ教/イスラム教/キリスト教、民族主義とイスラム原理主義など歴史的背景について、詳しい事を知りたい方はこちら↓をお読みください。中東情勢がいっそう理解できるようになります。

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第697回 カロリーはカロリーですか?

「タンパク質の論争」、「炭水化物(糖質)と脂肪についての論争」、更に 「カロリーはカロリー?」についてのエンドレス論議が続いています。 これらの問題点を集約すると、 問題は摂取(in)/消費(out)のカロリーバランスに尽きるのか? それとも、 カロリー源なのか? 手短に答えると勿論“ノー”と言う答えになりますが、…

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第696回 Sugarは体重増加に関係なく心血管疾患に関与する

Sugarとは何か誤解している人たちが多いです! しっかり読んでください! ニュージーランド大学の人間栄養学部Jim Mann教授とDr Lisa Te Morengaが率いる研究チームは、sugarが心臓病のリスク因子に直接的な影響を及ぼし、体重増加に関係なく血圧に影響することを発見しました。 解説: 1980…

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第695回 マーガリンが後退しバターが復活

“第555回 トランス脂肪酸の使用を全面禁止へ(米国)” 及び “第24回 マーガリン” で説明したように、欧米ではトランス型脂肪酸が毒物として同定されていることは御貴承の通りです。こんな中で、バターが米国の食品史上最大の復活を遂げています。 The Wall Street Journal June 25, 2014…

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第694回 適量なら酒は百薬の長!?

アップデート 2014/7/15 アルコールと心疾患に関する直近の研究論文を三つ紹介します。 内容は相反しておりエンドレスの論議となっています。 American Heart Association(米国心臓協会) 医学誌Circulation(循環器) June13 2014…

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第690回 仕事中30分毎に立ったり座ったりすると血糖値が下がる

座りがちだと運動の有無に関らず死亡リスクが高まることが最近の研究で報告されている。 オーストラリアQueensland大学/Monash大学/Western Australia大学/ Deakin 大学/Melbourne大学による共同研究で、30分毎に座位と立位の体位変換することで、血糖値が下がることが分かった。 …

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第689回 ながら族

立ったまま会議をすると、集団の創造的なプロセスを高め、自分の領分に引きこもる傾向を抑制できるようだ。故に、オフィスは、立ったままで仕事をやりやすいデザインにするべきではないかという米国ワシントン大学からの研究報告が発表されました。 座位時間と肥満や生活習慣病、更に寿命との関連性が問題視されている中で、椅子を廃止しスタンディン…

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第688回 暑い時は熱い飲み物でクーリング

「発汗量は冷たい飲み物と温かい飲み物によって一過性的に変化すること、そしてその変化は体幹温度や皮膚温度に関係なく、而も口内ではなく腹部内の温度受容器によって独立的に調整されるものである」ことが、カナダOttawa大学の研究チームから発表されました。 Journal of Applied Phylosogy 2014 …

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第686回 朝食習慣がエネルギーバランスと健康に及ぼす影響

“朝食あり” or “朝食抜き”と肥満との関連について2つの研究論文を紹介します。 今回は、リーンな成人を被験者として、朝食がエネルギーバランスと健康に及ぼす因果的役割を調べた英国Bath大学による研究報告です。 次回は、過体重および肥満成人を被験者として、朝食が減量に及ぼす影響を調べた米国Alabama大学による研究報告です。…

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第685回 ダイエット vs 科学的根拠(統計学)

社内会議など議論で意思決定を大きくリードするのは、「論理的思考」や「弁舌の才」と言っても過言ではないでしょう。 医療の世界に於いては、かつては弁の達者な医学会の権威者の主張や生物学的ロジックに対して反論の余地がありませんでしたが、現代の医療はEBM(Evidence Based Medicine)と呼ばれ、エビデンスに基づいた医療…

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第683回 Eco-Atkinsダイエット(ヴィーガン低炭水化物)

“ラクトオボ・ベジタリアン高炭水化物ダイエット” vs “Eco-Atkinsダイエット” 体重減少、中性脂肪、悪玉コレステロールの改善にはどちらが良いか? 解説 エコアトキンスダイエットは、アトキンスダイエットで摂取している動物性脂肪の代わりに、植物性脂肪を摂るダイエット方法です。 アメリカ栄養士学会の定義によ…

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第682回 アトキンスダイエット(低炭水化物)をレビューしてみました

アトキンスダイエット アトキンスダイエットとは、炭水化物の摂取量を20〜40gと非常に少なくし、エネルギーとして糖分の代わりに脂肪が使われる状態に誘導するダイエット法で、アメリカ人医師・循環器学者のロバート・アトキンスが考案しました。エコアトキンスダイエットという修正アトキンスダイエットも考案され、これは蛋白…

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第681回 インスリン抵抗性における血糖コントロール(新戦略HIITウォーキング)

『1日当たり30分まとめて運動しなくても、Bite-sized(一口サイズ)ならぬsnack-sized(スナックサイズ)の細切れにして、1日3回食事前に高強度で集中的に行うことで、インスリン抵抗性の人でも血糖コントロールを改善し得る』ことが、ニュージーランドのオタゴ大学の研究者から報告された。 Diabetologi…

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第679回 高頻度の運動は心血管疾患死リスクを高める

過度の運動と心疾患リスクに関し、前回はスウェーデンの研究論文(心房細動リスク)をご紹介しました。今回ご紹介するのはドイツの研究で、安定冠動脈性心疾患(CHD)患者の予後と身体活動との関係を調べた結果、『余暇の身体活動が週2~4回のグループに比べて、身体活動を殆どしない or 全くしないグループの予後が最も悪いだけでなく、最も頻度が高…

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第678回 心房細動リスク vs 年代別身体活動レベル

米国心臓協会(AHA)及び米国心臓病学会(ACC)は、“心血管リスク減少のための生活習慣ガイドライン”で、強度/頻度/時間を増やすように奨励していることは御貴承の通りです。 しかし、過ぎたるは及ばざるがごとしの諺の通り、今般、スウェーデンのカロリンスカ大学病院(Karolinska University Hospital)/Kar…

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第677回 男性不妊は死亡率に関連する

正常精液の基準値を纏めると下表の通りとなりますが、精液異常に因る不妊男性は正常男性に比べて早死リスクが高く、精液に2つ以上の異常が認められる不妊男性は、死亡リスクが2.3倍(95%信頼区間1.12–4.65)であることが、米国Stanford 大学メディカルセンターから報告されました。 Oxford…

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第675回 お金持ちほど長生き

平均寿命は所得に比例! お金で愛は買えないかもしれないが時間は買えるようだ。 ウォール・ストリート・ジャーナル(2014年4月22日) ブルッキングス研究所のエコノミスト、バリー・ボスワース氏の分析によると、裕福になればなるほど長生きできることが明らかになった。しかも、その差は拡大しつつあり、特に女性の場合に…

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第674回 電子タバコ18歳未満に販売禁止

米食品医薬品局(FDA)は、人気の高まっている電子たばこについて、18歳未満への販売を禁止し、FDAからの承認取得をメーカーに義務付けるなど、連邦当局として初の規制案を発表した。 米FDA、電子たばこに初の規制案―18歳未満への販売禁止 ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年4月25日 今回の規制案は…

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第673回 肥満 vs ウェイトマネジメント

“Weight Management(ウェイトマネジメント)とは、主として食事制限や身体活動によって、肥満防止・減量・減量後の再肥満防止をする”ことです。今回ご紹介する論文は減量後の体重維持についての研究で、肥満外科手術は除外していますが、抗肥満薬は取り組み方の一つとして比較検討しています。 BMJ 14 May 2…

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第672回 .抗炎症性PDX新発見 vs インスリン抵抗性及び2型糖尿病治療

omega-6系のアラキドン酸代謝物には抗炎症作用を示すものがあり、更にomega-3系のEPAとDHAに由来する脂質代謝産物(リゾルビン、プロテクチンなど)も炎症収束の役割を担うことが最近わかってきた。 今般、カナダ Laval大学医学部、ケベック心肺研究センター、栄養/機能性食品研究所の研究チームは、インスリン抵抗性と2型糖尿…

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第668回 アイリスインは筋トレによる安静時代謝率アップに影響しない

筋トレには、生活習慣病の予防など健康上の利点だけでなく、LBM(除脂肪体重)を高める効果があることは御貴承の通りです。 最近では、運動後に骨格筋から分泌されるアイリスインには、脂肪組織のエネルギー消費を高める作用があることが新たに特定されています。 しかし、独ハイデルベルクの国立腫瘍疾病センター(National Center …

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第667回 低炭水化物ダイエット vs 低脂肪ダイエット

“炎症は2型糖尿病や合併症に重要な影響を及ぼすこと”、更に、“炎症性サイトカインTNF-α/IL-6やC-reactive Protein(CRP)はインスリン抵抗性に関与すること”は之までに報告されています。 今般、スウェーデンLinköping大学の研究チームから、『炎症の改善は低炭水化物による食事療法で認められた。…

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第666回 ビートジュースのエルゴジェニック効果?

ビートジュース(硝酸塩)にはエルゴジェニック効果、つまり運動パフォーマンスを向上する作用があると云われているが、サイクリストを被験者とした最近の研究論文では否定されている。本研究では、中距離エリートランナーを被験者として、ビートジュースが最大下走および1500mタイムトライアルでのVO2に及ぼす急性的/慢性的な効果を調べた。…

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第665回 フットストライクは傷害率に影響しない:U.S.Army大研究

膝を痛めたランナーが裸足で50マイルレースを完走するという内容の著書「Born to Run」がフォアフット論争の火付け役になり、ベアフット/ミニマリストの提唱者は、フットストライクと傷害には相関性があり、フォアフット及びミッドフットは、かかと着地に比べて傷害が少ないと主張します。 一般市民ランナーの大半はかかと着地ですが…

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第664回 穀物を食べると心筋梗塞患者の死亡リスク低減

食物繊維をたくさん摂取すると、血糖反応およびインスリン感受性が改善し、短鎖脂肪酸の産生を促し、更に満腹感が高まること、延いては、脂質異常症、高血圧、肥満、糖尿病、末梢血管疾患、冠動脈性心疾患、および脳卒中のリスクが軽減することが、健康人において示されている。 しかし、心筋梗塞発症後の生存者の予後と食物繊維との関連性は明…

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第663回 糖尿病患者のエクササイズ vs 死亡率

米国政府が推奨する国民の健康促進のためのエクササイズ指標は、moderate exercise(例えばウォーキング)1日30分 x 週5回、少なくとも週150分、断続的に10分x3回でも可、又はvigorous exercise (例えばランニング)なら週75分以上とされていますが、これでは不十分ではないかとの声が高まっています。 …

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第662回 健康なデブは存在せず!

論文を読んでいると“Metabolically healthy obesity”という言葉が散見されます。これを和訳すると“代謝的に健康な肥満”の意になりますが、米国医師会は肥満を疾患と認める決定を下しているので、健康な肥満って有りえない筈です。 御貴承の通り、心血管疾患はメタボリックシンドロームの主たる臨床的帰結(clinica…

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第661回 炭水化物が食欲を抑えるのは何故?

腸内細菌によって発酵する炭水化物の摂取量を増やすと減量効果があると言われていますが、その理由は積年の謎でした。Imperial College London及びMRC臨床科学センターによるマウスを使った共同研究で、その謎を解明する大きな手掛かりが見つかりました。 Imperial College London 30 …

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第657回 カロリー摂取量とスタチン使用の経時的傾向(米国)

スタチンとは、コレステロールの合成速度を制御する薬剤で、高コレステロール血症の治療薬として世界中で広く使用され、動脈硬化のペニシリンとも呼ばれます。 スタチンを飲んでいると云う安心感から、ついつい食べ過ぎてしまうという逆効果の傾向がみられることが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究で分かりました。 JAMA In…

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第656回 赤肉の鉄分 vs 心血管疾患リスク

解説: 赤肉を頻繁に食べると心血管疾患リスクが増大することが示されています。 “第448回 カルニチンは動脈硬化を促進させる” で説明したように、米国クリーブランドクリニックのStanley Hazen博士らの研究では、赤肉やエナジードリンクに含まれるカルニチンが、コレステロールの代謝を阻害しアテローム性動脈硬化を促進するトリメ…

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第653回 トランスパルミトオレイン酸は体内でも作られる

“トランスパルミトオレイン酸は食事性バクセン酸から体内で生成される”ことがドイツのフリードリヒ・シラー大学イェーナから報告された。 解説: 脂肪酸部分は、炭素と隣り合う炭素がひとつの結合の手で結びついた「飽和結合」と、炭素同士がふたつの結合の手で結びついた「不飽和結合(二重結合)」のものがあります。炭素鎖がすべて飽…

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第652回 小児肥満 vs タンパク質

解説 オーストラリアAdelaide大学などによる研究で、生後1ヶ月で体重が40%以上増えた子供は、15%しか増えなかった子供に比べて、6歳児でのIQが平均して1.5ポイント高いことが報告されています。他方、乳児期の急速な体重増加が、その後の肥満リスクを増大させるというネガティブな研究報告も多々あります。例えば、ドイツDr. vo…

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第648回 褐色脂肪細胞が白色脂肪細胞化するメカニズム

過食すると、白色脂肪組織に中性脂肪として蓄積されるだけでなく、『褐色脂肪細胞を取り巻く毛細血管が損なわれる→ミトコンドリアが低酸素状態となる→ミトコンドリアが機能不全となる→脂肪酸を燃焼して熱を産生出来なくなる→褐色脂肪細胞の衰えが全身の代謝疾患をもたらす』ことが、米ボストン大学医学部より報告された。 The Jour…

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第644回 カフェイン及びビートジュースのパフォーマンス効果

カフェインと硝酸塩が豊富なビートジュース共に、持久性パフォーマンス向上に効果があるとされていますが、本研究では各々の単一効果並びに併合効果について調べましたが、意外にもビートジュースには効果がない事が示されました。 Applied Physiology, Nutrition, and Metabolism 10.11…

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第642回 タンパク質の適正摂取について

米国事情についてハーバード大学公衆衛生大学院の所見を要訳して紹介します。 世界中で何百万人もの人々が十分なタンパク質を摂っていない。 タンパク質が極度に欠乏するとクワシオルコルと呼ばれる疾患を引き起こす。 タンパク質の欠乏は、成長障害、筋肉量の低下、免疫力が低下し、心臓や呼吸器系の弱体化、および死を引き起こす可能性…

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第641回 タンパク質はバルジの戦いの重要兵器

バルジの戦いとは、第二次世界大戦の西部戦線におけるドイツ軍の最後の大反撃です。バルジ(Bulge)とは「出っ張り」を指す英語で、ドイツ軍の進撃により戦線の一部が突出したことからアメリカ軍が名付けました。ダイエット分野では『肥満との戦い』と言う意味で使われています。 米国人の三分の一以上が肥満です。しかし、肥満および高血…

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第640回 ダイエット飲料が寿命縮める可能性も・・・

2014年3月30日に開かれた米国心臓病学会(ACC)の年次学術集会で、ダイエット炭酸飲料を1日に2本以上飲む高齢の女性は、ほとんど飲まない女性より心血管疾患になる確率が30%、関連疾患で死亡する確率が50%それぞれ高いという調査結果が発表された。 American College of Cardiology Mar…

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第639回 カロリー制限 vs 老化/死亡率

『カロリー制限は死亡率と加齢に伴う疾患リスクを抑える』ことが、米国ウィスコンシン大学マディソン校による25年間の長期研究の結果として示されました。 写真左はカロリー制限している27歳のCantoで、右はカロリー制限せず好きなだけ食べている29歳のOwenです。 カロリー制限をすることによって、短寿命種の単細胞の酵…

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第638回 BMIと全死因死亡率

死亡リスクはBMI<23で高まる。 故に、過体重よりも寧ろ体重減少に注意を払うべきである。 BMI<18.5だと死亡リスクは1.8倍! BMIが30~34.9の肥満では1.2倍! BMI≧35以上の重度肥満では1.3倍! American Journal of Clinical Nutrition March…

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第637回 肥満パラドックス in Japan

日本循環器学会で、日本人の心不全患者においても「肥満パラドックス」が当てはまることを示唆する研究結果が報告された。 引用記事 日経メディカル 2014/3/24 「肥満パラドックス」は日本人にも当てはまる可能性 日本人の心不全患者においても「肥満パラドックス」が当てはまることを示唆する研究結果が報告された。…

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第636回 ウォーキング vs スロージョギング

同じ時間運動するなら、 ウォーキング? それともスロージョギング? <福岡大学基盤研究機関身体活動研究所> 近年、我が国では未体験の超高齢化社会に突入しています。そのような時代背景から健康維持・増進のためにウォーキングやジョギングなどの健康づくりの運動の重要性がさらに高まっています。最近、健康づくりの運動として、…

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第634回 高脂肪食の回数を増やすと代謝性疾患リスクを高める

<解説> 食事を小分けにして回数を増やすと、『青少年のダイエットに有益であること・・・第438回の食事回数 vs 肥満』、『糖尿病に関する研究で減量効果があること』、更に『DIT(食事誘導性熱産生)/総消費量/安静時代謝量は変わらないが、血漿LDLコレステロール、総コレステロール、インスリン濃度と正相関する。又、空腹感を和らげる・…

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第632回 睡眠時間と慢性疾患の関連性

米国保健福祉省傘下のアメリカ疾病管理予防センターCDCによる、“睡眠時間と冠動脈性心疾患(CHD)/脳卒中/糖尿病との関連性”、ならびに“肥満と精神的苦痛が及ぼす影響“についての研究結果が、ジャーナルSleepに掲載されました。 その内容骨子は、『対象者は年齢45歳以上54269名で、その内31.1%が睡眠時間6H以下…

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第631回 2型糖尿病の新たな細胞経路SIK2-p35-PJA2

カナダChildren's Hospital of Eastern Ontario研究所の科学者たちは、肥満又は糖尿病前症の人たちの血糖値を低く保つ細胞経路を発見し、Nature Cell Biologyに発表した。 膵臓ランゲルハンス島のβ細胞は、食べたものを将来の使用のためにエネルギーとして保存する作用を持つインス…

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第630回 膵島のベータ細胞の再生能力

米国Vanderbilt 大学メディカルセンターによる一連の研究によれば、『インスリンを分泌する膵臓ランゲルハンス島のβ細胞には再生能力があると考えられる』とのことです。 今後の研究でβ細胞が再生するメカニズムが明らかになれば、不治の病と考えられている糖尿病は治せるようになるかもしれません。 主任研究者のDr A…

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第628回 生活改善+肥満治療薬の併用で減量効果アップ

生活改善に加えて肥満治療薬を併用するとより大きな体重減少をもたらされ、1年後には臨床的に意義のある減量を達成できる可能性が高まること、更に12週の経過時点で5%以上の減量を達成できなかった場合、長期的な投与を中止することで患者の肥満治療薬リスクと費用負担を減じ得ることが示された。 JAMA 2014;311(1):7…

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第627回 女性のオルガズム

雑談あれこれ (*^.^*) 女性がオルガズムを感じるポイントは、 クリトリスなのか? 膣なのか? 意見は大きく割れています。 膣およびクリトリスの2種類があると主張するのは精神科医/性科学者のフロイト博士で、これに対して、キンゼイ報告で有名なキンゼイ博士はクリトリス派として知られています。 …

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第625回 ピーナツアレルギー

カナダでピーナツアレルギーの15歳の少女が、おやつにピーナツバターのスナックを食べた彼氏とキスし死亡したこと、亦、同じくピーナツアレルギー18歳のマンチェスター大学生が、宅配のインドカレー(メニューにナッツオイル使用の表記がなかった)を一口食べただけで発作を起こし、意識不明のまま死に至ったことがニュースで報じられましたが、『ピーナツ…

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第624回 地中海食には2型糖尿病発症の予防効果がある

健康に良いといわれる地中海食にオリーブオイルをたっぷり加えた食事を4年以上継続摂取すると、2型糖尿病の発症リスクが約4割低下することが、多施設ランダム化比較試験(RCT)PREDIMEDのサブグループ解析の結果として示された。スペインカルロス三世保健研究所のJordi Salas-Salvado氏らが、Annals of Inter…

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第623回 高タンパク質 vs 死亡リスク

『高タンパク質の食事は、50~65歳の人では総死亡率が高まるが、逆に65歳を超える人では長寿につながる』ことが、南カリフォルニア大学の研究チームから報告された。 引用記事 ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年3月11日 By KEVIN HELLIKER 高タンパク質ダイエットのリスク―長期的にダ…

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第620回 カルシウム+ビタミンDサプリは脂質プロファイルを改善する

米国心臓、肺、血液研究所(NHLBI)による Women's Health Initiative研究で、“1日当たりカルシウム1000mg+ビタミンD 400IU” のカルシウム・ビタミンDサプリメントを長期に摂取すると、閉経女性では血漿25OHD3濃度が高まり、悪玉コレステロール、善玉コレステロール、中性脂肪が改善することが分かっ…

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第618回 インスリン vs 脂肪減少

Q: 糖質が高血糖とインスリンの過剰分泌を促す。 その結果、インスリンは脂肪細胞に中性脂肪を貯め込む。 更に、脂肪の減少をも阻害する。 故に、糖質をカットしなければ肥満になる。 この考え方って正しいのでしょうか? A: いいえ、間違っています! インスリンの作用 インスリンの主な生理作用は血糖を抑制…

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第617回 インスリン分泌を高めるのは糖質だけ??

「インスリン分泌を昂進させるのは糖質だけです」と云う誤情報が流布されていますが、タンパク質(特に分岐鎖アミノ酸)がインスリンの分泌を促進させることは周知の事実であり、このことは数多くの文献が示していることです。 タンパク質を多く含む食品群がインスリンのスパイク(急上昇)の原因になることは、既に “第557回の糖質制限ダイエットvs…

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第615回 エクササイズ vs 食後脂質異常症

卵に関するトピックで触れた通り、“コレステロール値”に対する食事の影響はあまり大きくありません。しかし、中性脂肪値は食後2~3時間は空腹時の1.5倍くらいまで上昇し、8時間くらいかけて元の値に戻るのが一般的ですが、中には数倍近くまでスパイクする人がいます。これが“食後脂質異常症”であり、動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞などの心臓病や脳…

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第611回 水中運動 vs 陸上運動

水中運動と陸上運動では身体の反応は違うのか? エネルギー消費量に明らかな差はないが、水中運動は陸上運動に比べて運動中の心拍数が低く、主観的なきつさが高い。 <福岡大学基盤研究機関身体活動研究所の研究報告> 水中トレッドミルと陸上トレッドミルによる呼吸循環応答の差異 近年、健康増進や疾病の予防、改善を目的と…

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第609回 ニュー・ノルディック・ダイエット(北欧食)

お腹が出っ張った20~66歳の男女を被験者とした26週間のNew Nordic Diet(北欧食)の減量効果が発表されました。 解説 New Nordic Diet(北欧食)とは、簡単に言えば、北欧地域で入手可能な野菜やオーガニックフードなどの健康食品を指します。 オリーブオイル、野菜、果物、ナッツ、魚がリッチな地…

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第607回 乳製品 vs インスリン抵抗性

全脂肪乳製品に含まれる特定の血漿脂質クラス(リゾホスファチジルコリン及びリゾ血小板活性化因子)とリン脂質脂肪酸は、インスリン感受性と相関し、インスリン抵抗性とは逆相関することが、オーストラリアのBaker IDI心臓及び糖尿病研究所およびMelbourne大学から報告された。 解説 乳製品の摂取とインスリン抵抗性や循…

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第605回 卵は1日1個?

中程度60gのたまご1個のコレステロールは252mgですから、卵1個で1日の推奨量の84%になってしまいます。このため卵は長い間 “悪者” 扱いされてきました。 最近ではトランスワールドジャパン出版の単行本“なるほど!食の新常識”、或いは、全国鶏卵消費促進協議会/日本卵業協会/那須ファームなどのブログ記事で、“1日に2~3個食べた…

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第604回 赤肉が炎症と糖代謝に及ぼす影響

赤肉と総死亡率/糖尿病/がん/心血管疾患などのリスクが相関することは多くの研究で示されている通りです。今般、米国ハーバード公衆衛生大学院&メディカルスクール、シンガポール国立大学らによる共同研究で、“女性の赤肉摂取と炎症及び糖代謝のバイオマーカー”の関係が明らかになりました。 <一口メモ> 赤肉とは赤身の肉のことでは…

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第603回 糖質制限論争-江部医師派 vs 日本糖尿病学会

パラダイムシフトとプロパガンダ 政治的/社会的に無関心な所謂アパシー層と云われる人、或いは論理的思考やニューメラシーを苦手とする人であっても、なんらかの価値観なしに生きて行くことはできません。このような場合に、特定の指導者、自分の所属する会社、あるいは宗教団体などに同一化し、特定の人物や組織の価値観を、そのまま自分のものと…

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第602回 寒冷による震えが脂肪を燃焼させる

寒さによる震えと適度な運動は同じように、“白色脂肪(蓄積)を褐色脂肪(燃焼)に変換させる”という研究報告が、National Institutes of Health(NIH:アメリカ国立衛生研究所)より発表された。寒さに身をさらすと、筋肉からアイリスイン、褐色脂肪からFGF21と呼ばれるホルモンが分泌され、これらのホルモンが脂肪細…

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第601回 減量効果における糖質制限ダイエットの優位性??

等カロリー摂取での糖質制限の減量効果の優位性を示すために、イスラエルの DIRECT研究(2年間の食事介入試験+4年間の追跡調査)が頻繁に引用されますが、この機会におさらいの意味で内容をレビューしてみましょう。 <2年間の食事介入無作為化比較試験> 減量を目的とした食事療法の効果と安全性についての比較試験は、フォ…

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第600回 脂肪はより好ましいエネルギー源なのですか??

Mr Lyle McDonaldの直近のQAです。 質問: パレオダイエット推進派は、脂肪は体にはPreferred(好ましい)エネルギー源なので、食事構成の脂質比率を“トータルカロリーの40~70%”に高めるべきであると主張していますが、これって本当なのですか? 回答: 生理学の観点からこの問題に触れる前…

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第599回 エクササイズ vs 食品イメージに対する中枢反応

英国Birmingham 大学/Aberdeen大学/Imperial College London/Johns Hopkins大学ら共同研究で、「Vo2max70%の強度の高い有酸素運動をすると食欲は抑えられ、且つ、脳の報酬系領域は高カロリー食品に対しては非活性化し、低カロリー食品に対しては活性化する」ことが分かった。 …

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第598回 過激なカロリー制限ダイエット後の減量維持

“一日の摂取カロリーを1000kcal未満に抑えて減量した後の体重維持に、抗肥満薬/食事置換え/高タンパク食/サプリメント/運動が及ぼす影響”について、スウェーデンKarolinska研究所のKari Johansson博士から報告があった。 American Journal of Clinical Nutrition…

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第597回 ビタミンD剤は疾患予防の効果なし

ニュージーランドAuckland大学のDr Mark Bollandらは、『40件のRCT解析の結果、ビタミンDサプリには、健康な一般住民の心疾患、脳卒中、癌、骨折など健康障害のリスクを有意に低減させる利点は無い』との研究結果を、英医学専門誌The Lancet(2014年1月24日付け)に発表しました。 The La…

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第596回 減量後の体重維持

減量維持には "one size fits all strategy" はありません。 万能で画期的な特定戦略は存在せず、ダイエットの基本「よく体を動かすこと、体重測定を励行すること、低脂肪の食事をすること、食べ過ぎないようにする事」が成功の秘訣だそうです。 <解説> The National Weight Con…

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第595回 カロリー摂取量が減少(米国)

米農務省が 2014年1月16日に発表した調査報告書によると、米国民のカロリー摂取量が減少し、家で食事を取ることが多くなっていることが分かった。同時に、米国の肥満の問題は依然深刻ではあるものの、悪化が止まったとみられる新たな証拠が示されたが、米ハーバード大学(Harvard University)が詳細に調べたところ、米国における過去1…

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第592回 カロリー制限は脂質への消化管感受性を高める

“短期/長期の食事制限が、上部消化管運動、ホルモン、食欲、および十二指腸脂質に対するカロリー摂取反応に及ぼす影響”について、オーストラリアAdelaide大学/国立保健医療研究委員会研究センターらの研究チームから報告があった。 American Journal of Clinical Nutrition Januar…

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第590回 2013年『世界で最も美しい顔100人』

コーヒーブレイク♪(^.^)  2004年についてはこちら↓を見てください。 第806回 2014年『世界で最も美しい顔100人』 年末恒例の映画サイトTC Candlerの2013年 「世界で最も美しい顔100人」 ランキングが発表されました。選考基準はスタイルやセクシーさは一切関係な…

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第589回 NYで電子タバコ禁止!

アップデート 2014.1.18 公共の場所、レストラン、バー、オフィスビルでの喫煙は、通常の煙草と同様に電子タバコも禁止する条例が、ニューヨーク市議会で可決された。 ノースダコタ州、ユタ州、ニュージャージー州では既に禁煙場所での電子タバコの喫煙は禁止されており、ロスアンジェルスとシカゴも追随の予定とのことです。 ウォ…

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第588回 電子タバコ vs ニコチンパッチ

電子たばこは禁煙に有用か? 電子タバコの有用性を検討した臨床試験の結果が、バルセロナで開催された欧州呼吸器学会で、ニュージーランドUniversity of AucklandのChristopher Bullen氏らから報告されました。 Lancet 2013 Sept7 Electronic cigarette…

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第587回 肩身の狭い愛煙家

喫煙者の雇用で1人当たり年間56万円の負担増―米研究 たばこ休憩や医療費などによる損失額 引用:健康百科 by メディカルトリビューン 2013年08月08日 米オハイオ州立大学公衆衛生学部のMicah Berman氏らは、喫煙者を雇用すると、非喫煙者を雇った場合と比べて1人当たり年間5,816ドル(約56万…

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第586回 ハイテクランニングシューズ

ランニング中の怪我については、 前回の記事 でも取り上げましたが、独Fraunhofer研究所は、特に不整地での着地や疲労時に生じやすい捻挫や足首関節の怪我などを防止するため、ハイテクランニングシューズを共同開発中で、2015年初め頃には販売可能になる見込みだそうです。 参照記事 Fraunhofer High-t…

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第582回 ナッツ類に2型糖尿病の血糖コントロールを改善する効果

アーモンドやビーチナッツ、ぎんなん、くるみなどのナッツ類に、2型糖尿病の血糖コントロールを改善する効果があることが示された。無作為、対照食事試験の系統的な解析結果から示唆されたもので、カナダSt.Michael's HospitalのJohn L.Sievenpiper氏らが、12月2~6日にメルボルンで開催された世界糖尿病会議20…

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第581回 抗菌石鹸の効用と安全性???

清潔志向の強い日本人! 抗菌を謳った石鹸、化粧品、台所用品などが巷に溢れています。 しかし、アメリカ食品医薬品局‎(FDA)の微生物学者Colleen Rogers博士によれば、“一般医薬品として売られている抗菌石鹸が、普通石鹸や水洗いよりも抗菌効果があるという科学的エビデンスは存在しない。逆に、主成分のトリクロサン…

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第580回 健康的な食事にするには一人当たり150円の追加出費が必要

これまで米国、フランス、日本など10ケ国で行われた27件の研究のシステマティックレビューを実施し、健康的な食事と余りヘルシーでない食事との価格差、一食当たりの価格差、カロリー当たりの価格差、栄養素当たりの価格差などを比較しました。 BMJ Open Dec6 2013 Do healthier foods and …

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第579回 白米食 vs 玄米食の血糖改善効果

白米が糖尿病リスクを高めることは、 “第70回 白米食は女性の敵” で書きました。 今般、メルボルンで開催された世界糖尿病会議で、インドのV.Mohan氏らは、「糖尿病ハイリスク者を対象に白米ベースの食事と玄米ベースの食事で無作為比較試験を実施したところ、玄米食群の方が24時間血糖値、および空腹時インスリン値が有意に低下する」こと…

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第578回 インスリン投与量が多い1型糖尿病の夜間低血糖リスクが減少

1型糖尿病の中でインスリン投与量が多い患者に対しても、持効型溶解インスリンアナログ製剤インスリン デグルデクはインスリン グラルギンと同等の血糖降下作用を示し、夜間低血糖の発現は有意に少なかったと、12月6日までメルボルンで開催されていた世界糖尿病会議2013で、米Endocrine and Metabolic Consultant…

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第575回 1日置きプチ断食ダイエット

Alternate Day Fasting Diet(ADF=1日置き断食ダイエット)とは、カロリー制限のバリエーションの一つで、24時間は摂取量を極端に制限or絶食し、翌日24時間は普通に食べるパターンを繰り返すダイエット法のことです。 ADFが体重減少(12週間で5%減)や体組成の改善に効果的な戦略であること、更にADFに運動…

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第574回 効果的なダイエット法はプチ断食の繰り返し?

減量と体型の維持をより容易にする方法を見つけるため、研究者たちはほとんど食事をとらない日を数日おきに繰り返すと体に何が起こるのかを研究している。 英国などのダイエット本は断続的なカロリー制限法の利点を宣伝するため、こういった研究を利用してきた。例えば、通常の食事を5日間続け、その後2日間は軽い断食を勧める「5:2ダイエ…

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第573回 高血糖 vs 記憶障害

MRI検査をすると一目瞭然で分かることですが、認知症の患者は脳の海馬が小さくなっています。老化に伴いそれなりに縮小しますが、高血糖が認知能力を低下させることが、ベルリンCharité医科大学の Dr Agnes Flöel et alから報告されました。 「第551回の糖質制限ダイエットvs減量効果」の中で…

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第572回 エナジードリンクは心臓への負担増大

肉体疲労時の栄養補給などを目的としたエナジードリンクと呼ばれる栄養ドリンク剤は、世界的規模で売り上げを急激に伸ばしていますが、多くの有害事象や死亡例が報告されています。このような中で、カフェインとタウリンを大量に含んだエナジードリンクを飲んだ健康な成人は、1時間後の心臓収縮率が有意に増えていることが、世界最大の放射線学会である北米放射線…

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第570回 ナッツの摂取頻度が高いほど死亡リスクが低い

ナッツの摂取頻度が高いほど、全死因死亡、癌死亡、心血管疾患死亡、呼吸器疾患死亡のリスクが低いという逆相関関係が、2つの大規模コホート研究の解析結果として示された。米Harvard大のYing Bao氏らが、NEJM誌2013年11月21日号に報告した。 The New England Journal of Medici…

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第569回 生活習慣改善 vs CVD発症/死亡リスク

糖尿病ハイリスク者を対象に、1年間の身体活動量と食事の改善が心血管疾患(CVD)の発症に及ぼす影響を検討したところ、10年間推定CVD発症リスクは減少したが、10年間推定死亡リスクは変わらなかったことが示された。 引用記事 日経メディカル 2013/12/6 学会ダイジェスト: 世界糖尿病会議 2013年1…

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第568回 1日6食小分けより朝昼2食の方が減量・血糖管理に効果あり

2型糖尿病患者にとってカロリー制限は不可欠であり、一般的には1日の摂取カロリーを5~6回に分けて、少しずつ食べる方法が推奨されている。しかし、1日6回の小分けと朝昼2回の2種類の方法で、食事制限のクロスオーバー試験を実施したところ、朝昼2食の方が6食小分けよりも減量効果が大きく、空腹時血糖やインスリン感受性なども有意に改善したことが…

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第567回 低血糖の再発はデグルデク投与で増加せず

持効型インスリン製剤を投与する場合、低血糖の再発に対する注意が必要となる。 持効型溶解インスリンアナログ製剤であるインスリン デグルデクについて、2型糖尿病患者を対象とした第3相臨床試験のデータを事後解析した結果、対照薬であるインスリン グラルギンに比べてデグルデクは作用持続時間がより長いにもかかわらず、低血糖の再発リスクの増加は…

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第566回 胃バンディング術

高度肥満を伴う2型糖尿病患者に対する肥満外科手術は、内科的治療よりも短期間で高い治療効果が得られることが報告されているが、その推奨基準はBMI35kg/m2以上の患者となっている。しかし、オーストラリアのMonash UniversityのJ.Wentworth氏らが、この推奨基準に達しないBMI25~30kg/m2の2型DM患者を…

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第565回 美容整形手術

顔のしわ、鼻、眉毛、まぶたなどの美容整形で、見た目はどれだけ若返るのでしょうか? 米医学誌JAMA Facial Plastic Surgery(2013年8月1日)に掲載された調査結果によると、 美容整形手術によって外見は平均3.1歳(範囲:-4.0歳~9.4歳)若返ったものの、魅力や美しさはそれほど増していなかったことが明ら…

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第564回 スーパーモデルの素顔

モデルのように綺麗になりたい! お気に入りの洋服を着こなしたい! 雑誌、TV、インターネットの影響で、“理想的スタイルは細くなること”と言う風潮がますます高まっています。  コーヒーブレイク♪(^.^)  米国では、少女たちの63%が、ファッション界が生み出す女性のイメージは非現実的…

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第563回 Thigh Gap(太ももの隙間)

10代の少女や若い女性の間で、両足をそろえて立っても、太腿が付かないほどスレンダーな足が憧れの的となっています。 美脚への執着は今に始まったことではないですが、ソーシャルメディアの影響が非常に大きく、Facebook、ブログサービスTumblr、画像共有サイトPinterestには、「成功」を見せびらかしたい少女や、逆に自分では「…

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第562回 心血管・脳卒中予防に関連するガイドライン

米国心臓協会(AHA)と米国心臓病学会(ACC)および関連学会は心血管・脳卒中予防に関連した4つのガイドラインを2013年11月12日付けで同時発表しました。 米国心臓協会(AHA)、米国心臓病学会(ACC)、米国肥満学会(TOS)が策定した「過体重と肥満に関するガイドラインでは,肥満(BMI…

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第561回 腹部・ヒップ・大腿部の肥満を徹底解明 Part4

脂肪組織の内分泌機能における性差 脂肪組織は総称してアディポカインと呼ばれる多数の産物を分泌します。その中で主要なアディポカインは、 レプチンとアディポネクチンの二つです。 複数の研究で、BMI値の違いや体脂肪量を調整した後でも、男性に比べて女性は循環レプチン濃度が高いこと知られています。そしてこの知見は、e…

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第560回 腹部・ヒップ・大腿部の肥満を徹底解明 Part3

臀部・太ももの脂肪 vs 代謝リスク 臀部・太ももの脂肪が代謝リスクと関連するメカニズムはあきらかになっていません。 しかし、臀部・太ももの脂肪組織の貯蔵容量は、身体中央部の脂肪量レベルの決定に役割を演じていると考えられます。 非肥満女性における最近の無作為化対照試験では、脂肪吸引で太ももの脂肪を除去すると、腹部に優先…

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第559回 腹部・ヒップ・大腿部の肥満を徹底解明 Part2

体脂肪と脂肪分布の性差 肥満指数(BMI)が同じでも、女性の体脂肪率は男性に比べて、一般的に約10%高い。 一般的に、男女共に年齢を重ねていくにつれて体脂肪率は増加しますが、女性は生涯を通じて全体的に男性よりも体脂肪率が高いのが特徴です。 性別と人種が相互作用することも明らかにされており、白人と比較してアフリカ系アメリ…

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第558回 腹部・ヒップ・大腿部の肥満を徹底解明 Part1

男女の肥満および人体各部位への脂肪組織の分布に、性差、年齢、遺伝子、ホルモン、代謝、エピジェネティック(後成遺伝子)などの諸要因がどのように絡んでいるかについて、米国Boston薬科大学のKalypso Karastergiou博士らによる研究結果が、Biology of Sex Differencesに掲載されているのでご紹介しま…

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第557回 糖質制限ダイエット vs インスリン

久しぶりにヤフー知恵袋を覗いてみました。 一部の “糖質カット狂信者”と称される人たちの、非科学的かつ独善的で、而も品位を欠く横暴な言動がひときわ目立ちます。おまけに某医師の糖質制限ダイエット本をクドイほど紹介しているのも見るに忍びません。 このような中で、特定少数の優良回答者の皆さんの御活躍ぶりに、衷心よりエールを送りたいと思…

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第556回 有酸素運動 vs 筋トレ

“12~18歳の肥満女子では、食事制限をしなくても有酸素運動だけで、肝細胞内脂肪や内臓脂肪の減少、インスリン感受性の改善、その他の糖尿病リスクが低減できる”ことが、ピッツバーグ薬科大学付属小児病院のSoJung Lee博士らの研究で明らかにされました。 背景(小生解説) 米国疾病管理予防センターによれば、米国では過…

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第555回 トランス脂肪酸の使用を全面禁止へ(米国)

米食品医薬品局(FDA)は7日、食品に含まれるトランス脂肪酸が一般的に安全とは考えられないとの決定を初めて下した。従来の姿勢を大きく転換するもので、心臓発作や脳卒中の一因と疑われるトランス脂肪酸が今後使用禁止となる可能性も出て来た。 「第24回 マーガリン(トランス型脂肪酸)」で書いたように、トランス脂肪酸は毒物である…

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第554回 ナビスコ・オレオを食べると止まらない!?

どうしても食欲に勝てない! それは単なる意志力の問題に過ぎないと断定する人もいます。 しかし、根性論で正面から克服しようとしても、ついつい食べてしまう。 何故でしょうか? 美味しさは摂食行動を促進するアクセルであり、脳の視床下部だけでなく快楽中枢と呼ばれる報酬系が摂食行動に関係するからです。つまり、報酬系で分泌される神経…

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第553回 アナボリックホルモンは筋肥大に必要ですか?

レジスタンスエクサイズ誘発性のアナボリックホルモンと呼ばれる内因性テストステロン/成長ホルモン/IGF-1は、ホントに筋タンパク合成と筋肥大を促進するために必要なのですか? 南カリフォルニア大学(米国)のSchroeder and Villanueva氏らは、『アナボリックホルモンの昂進は、筋タンパク合成を急性的に高めたり、或…

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第552回 世界のフィットネス・トレンド 2014年

2014年のフィットネス予測を調査するため、米国スポーツ医学会(ACSM)は世界各地のフィットネス業界関係者を対象にEメールによるアンケート調査を実施し、その結果(回答3815名)がACSM’s Health & Fitness Journalに掲載されました。 驚いたことに高強度インターバルトレーニングがいきなり第一…

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第551回 糖質制限ダイエット vs 減量効果

糖尿病患者を被験者とした研究でも、低炭水化物食と高炭水化物食では減量効果の違いがない事が、欧州糖尿病学会で発表されました。一般的なダイエットに拡大解釈しても差支えはないと思料します。 <背景> 糖質制限ダイエットとは、ご飯やパンなどの炭水化物を制限する減量方法ですが、一部では「お腹いっぱい食べて楽々痩せる」「お酒を呑…

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第549回 筋トレ中断がパフォーマンスに及ぼす影響

muscular strength(筋力)はスポーツ・パフォーマンスの主たる決定因子です。 筋繊維タイプ、筋断面積、筋肉構造など筋の形態変化と運動単位の動員数の増加やインパルスの発火頻度の増加などを含めた神経一筋の機能的変化との2つの主要因が相互作用し、大きな力を生み出します。 今回は、筋トレ中断が筋力・パフォーマンスへ及ぼす影…

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第548回 米国糖尿病学会が推奨する栄養療法

健康的な食生活、定期的な身体活動、および薬物療法は、糖尿病患者の管理における3大要件となっています。今般、米国糖尿病学会(ADA)は2008年に発表された成人糖尿病患者の栄養療法に関する見解表明をアップデートし、各項目のエビデンスレベルをA・B・C・Eのグレード方式で表記しています。なお、今回の表明文には、2型糖尿病の予防および糖尿…

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第547回 間食するならアーモンド!

日本では3時のおやつの習慣が根付いており、米国では97%の人が少なくとも1日1回は間食すると云われています。間食それ自体は悪い事ではないのですが、問題は不健康なものをついつい食べ過ぎてしまうことです。 アーモンドが最近TVでも取りあげられ、アンチエイジングに効果を持つビタミンE、ビタミンB2、タンパク質、善玉コレステロール…

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