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zoom RSS アナボリックステロイドの有害作用

<<   作成日時 : 2017/06/03 18:46   >>

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レクリエーショナリーリフターを対象とした研究で、anabolic-androgenic steroid(AAS:男性ホルモン作用蛋白同化ステロイド)を長期に亘って使用すると、心室機能が低下すること、而も、それはステロイド使用を止めた後も続く可能性があることが、アメリカ心臓協会Circulation で発表されました。

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American Heart Association, Inc.
May22, 2017.
Cardiovascular Toxicity of Illicit Anabolic-Androgenic Steroid Use

背景:
何百万人もの人々が違法薬物アナボリックアンドロゲンステロイド(AAS)を使用しているが、これら薬物の長期間使用が心血管系に及ぼす影響については十分に解明されていない。

方法:
横断的コホート研究
被験者は34〜54歳のウェイトリフティング経験者140名
全員男性で2年以上の累積的使用者が86名で未使用者は54名
主要評価項目は、左心室収縮機能(左室駆出率)、LV拡張機能(早期弛緩速度)、および冠動脈アテローム性動脈硬化症(冠動脈プラーク容量)の3アイテムで、胸腔鏡的心エコー法と冠動脈コンピュータ断層撮影法を用いて評価した。

結果:
非使用者と比較して、AAS使用者はLV収縮機能の低下を示した(左心室駆出率= 52±11% vs 63±8%; P <0.001)および拡張機能(早期緩和速度= 9.3±2.4cm/秒 vs 11.1±2.0cm /秒; P <0.001)。
評価時にAASを使用していない男性(N=28に比べて、使用している男性(N=58)のLV収縮期(左室駆出率= 49±10% vs 58±10%; P <0.001)および拡張機能(早期弛緩速度= 8.9±2.4 vs 10.1±2.4cm /秒; P = 0.035)は有意に低下していた。
さらに、AAS使用者は非使用者よりも高い冠動脈プラーク体積が高かった(中央値[四分位範囲] 3 [0,174] mL3 vs 0 [0.69] mL3; P = 0.012)。
トータルAAS累積使用量は、冠動脈アテローム性動脈硬化症の負担と強く関連していた(AAS使用の累積期間の10年ごとの増加につきプラーク容量のランクの増加::0.60 SD units [0.16–1.03 SD units]; P=0.008 )。

結論:
長期に亘るAAS使用は、心筋機能障害および冠動脈アテローム性動脈硬化症の進行を伴うと思われる。 AASに関連するこれらの有害な心血管phenotype(表現型)は、これまでに認識されていない公衆衛生上の問題である可能性がある。





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