第1131回 ちょっとひどいんじゃないの? 江部センセ

雑談あれこれ 💣⚡💥 「米国糖尿病学会の“食事療法に関する勧告2013年”で、糖質制限ダイエットは正式に受容されました」「カロリー制限食はすでに時代錯誤の代物です」と、まるで第二次大戦時の戦果を誇張した大本営発表のように、江部センセは得意げに語っていましたね。 ところが、 “第1124回 江部医師が糖質制限の真実をポ…
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第1129回 糖尿病診療ガイドライン2019(日本糖尿病学会)

日本糖尿病学会が “糖尿病診療ガイドライン2019” をonlineで公開しました。 江部医師・山田医師らが主唱する糖質制限を推奨していません! 注目の食事療法は第3章です。ぜひ全文をお読みいただきたいが、茲ではその中でも我々の最大の関心事である「栄養摂取比率をどう定めるべきか?」と「炭水化物の摂取量は糖尿病の管理にどう…
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第1128回 ケトン産生食の長期的な有効性と安全性!?

糖質セイゲニストに朗報です。 2型糖尿病患者262名を対象とした2年間のアプリ遠隔医療による研究で、『低炭水化物ケトン産生食を選択したグループは、血糖値・インスリン・HbA1c・体重・血圧・トリグリセリド・肝機能および炎症の改善が見られたこと、投薬依存が減ったこと、骨密度に悪影響しなかったこと、更に、好転53.5%/寛解率17.6%だ…
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第1126回 肥満は病気として認識されるべきか?

米国医師会は2013年6月の年次総会で肥満を疾患と認定しました。 この決定を巡って、「代謝的に健康な肥満は存在する」、「健康なデブなどいない」、或いは「肥満者の健康は一時的な状態に過ぎない」といった賛否両論の見解が出ています。 英国でもこの課題について専門家がBMJで論争しています。 Science Daily 20…
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第1125回 歳をとるにつれて体重が増えるのは何故か?

多くの人が加齢に伴う体重増加を体験している。 この問題を解消するには、脂質代謝回転(脂質の蓄積および除去する能力)が脂肪組織量をどのように調節するのかを理解することが重要だそうだ。 スウェーデン・カロリンスカ研究所のArner & Spaldingら研究チームは、『加齢に伴い脂質の除去率が低下し、脂質の取込みが相互に調整でき…
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第1124回 江部医師が糖質制限の真実をポロリと吐露!!

江部医師を強弁家や詭弁家と評する人もいます。「強弁」は筋の通らない自分の考えや言い訳を押し通すために強引な主張をすることで、「詭弁」は言葉巧みに相手を騙すことです。二者択一では私はズル賢いイメージを持つ詭弁家だと思います。 過日TV番組に江部医師が登場し、「お腹いっぱい食べて楽々痩せる」、「お肉をいくら食べても太らない」、…
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第1123回 糖尿病 vs 身体活動/運動

一部の糖毒教過激派は排他的に糖質制限食の絶対優位性を主唱し、町の脚自慢のおじさんは“ジョギングを励行することで脂質プロファイルと血糖が全て正常になった”と言い、“高強度の筋トレで2型糖尿病が治った”という筋トレ愛好家もいます。 糖尿病と運動についての研究は当ブログでも幾つか取り上げましたが、米国糖尿病学会(ADA)は運動療法につい…
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第1121回 有酸素運動は空腹でするのが体脂肪の減少にBetter?

空腹状態(Fasted)および摂食後(Fed)の有酸素運動が、食欲、パフォーマンス、エネルギー消費量、体重、筋量に与える影響を比較しました。 食欲 Deighton K et al. [1] 健康な適正体重の男性12名を対象とし、絶食状態および食後(標準テスト食;1日摂取エネルギーの30%で主として炭水化物)に…
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第1120回 食欲の真実

運動するとお腹が空いて食欲が高まるのでダイエットには逆効果である。 これってホントですか? いいえ、間違った考え方です! 食欲の制御 食欲/摂食は多くの経路で複雑な制御を受けていますが、'homeostatic(恒常的)制御 or hedonic(快楽的)制御に2大別されます。 前者は、脳では視床下部や脳幹…
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第1119回 大英断?

☕ コーヒーブレイク♪(^.^) 甲子園まであと1勝にまで迫った中で、 163キロ右腕の佐々木投手を温存した指揮官の大英断は、 依然として賛否両論が渦巻いています。 因みに、 知人の息子さんは中学時代サッカー部で、 監督から「お前はうちの秘密兵器だ」と言われ、 一度も試合に出してもらえなかったそうだ。
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第1117回 ADAコンセンサスレポート2019年版…追記

Update 2019/5/30 本邦で糖質制限の第一人者を自負するE医師が、「米国糖尿病学会のコンセンサスレポートの中でエビデンスが最も豊富であるとして、糖質制限食が一番積極的に推奨されています」とはしゃいでおられる。 根も葉もない誤報だとは言いませんが、自分勝手な解釈に基づいた誇大喧伝です。 同医師が言うよ…

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第1116回 糖尿病/前糖尿病の食事療法:ADAコンセンサスレポート2019年版…Part-3

糖尿病患者のための最善の減量プランは何でしょうか? 減量のためには、主要栄養素の配分や食事パターンに関係なく、エネルギー収支バランスが欠損となる食事プランを続けることが成功のために重要です(160-163)。糖尿病患者を対象にした主要栄養素の様々な組成による食事プランを調査した研究は多いですが、体重、A1C、血清脂質、…

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第1115回 糖尿病/前糖尿病の食事療法:ADAコンセンサスレポート2019年版…Part-2

糖尿病食事療法はどのように定義され提供されていますか? 国立医学アカデミー(以前は医学研究所)は、「食事療法とは、栄養素または全食物の摂取を変更することによって、疾患や健康状態を治療すること」と大まかに定義しています(7)。糖尿病の食事療法を補完するために、ヘルスケアチームのメンバーは、糖尿病患者が個々のニーズを満たす…

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第1113回 糖尿病・前糖尿病患者に個別化された食事プランを推奨…コンセンサスレポート 2019年版

米国糖尿病学会(ADA)から“Nutrition Therapy for Adults with Diabetes or Prediabetes(糖尿病/前糖尿病を患っている成人のための食事療法)に関するコンセンサスレポート”が発表されました。この新しいコンセンサスレポートは、ADA 2014 position statem…

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第1112回 炭水化物(糖質)と脂肪についての論争

こちらで取り上げた研究論文は、初心者の方にも分かるように簡単に説明すると、『目標体重まで減量出来ても、殆どの人が1~2年でリバウンドしている。体重が減るとエネルギー消費が低下することはよく知られた現象だが、食事の栄養構成がこの適応熱産生(adaptive thermogenesis)にどのように影響するかはよくわかっていなかった。し…

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第1111回 二重標識水によるエネルギー消費量の測定は正しいのか?

二重標識水法はエネルギー代謝測定のゴールデンスタンダードと言われています。 “この二重標識水法で超低炭水化物ダイエットがエネルギー消費量を高めることを測定した”というLudwigらによる研究報告がありますが、これは方法論としてホントに正しいのか論議すべき問題であるとDr Kevin Hallは力説しています。 bio…

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第1110回 低炭水化物食が減量後維持中のエネルギー消費量に及ぼす影響

炭水化物-インスリンモデル(CIM)を主唱するDr David S Ludwigらによる研究では、低炭水化物食にすると高炭水化物食に比べて1日当たりの総エネルギー消費量が209~278kcal、又は、炭水化物のエネルギー比率が10%低下するごとに50~70kcal増加したそうだ。減量体重の維持および心血管疾患の予防には、脂質を減らす…

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第1108回 Nice Body Make…よもやま話ってどんなブログ?

雑談あれこれ♪(^.^) v 師走まで1ヶ月を切り、あっという間に1年が駆け抜けて行こうとしてます。 このブログへ初めて訪問する方も増えているようですので、暫し佇み総括の意味も込めて、当ブログの特徴について説明を加えておきます。 このブログの主目的は、巷間に蔓延るダイエット&フィットネスのウソを、科学的エビデン…

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第1107回 世界のフィットネストレンド予測(2019年)

毎年、米国スポーツ医学団体American College of Sports Medicineは世界各地のフィットネス専門家を対象にアンケート調査でフィットネストレンドを予測しています。 本ブログでは2014年を最後にして静観していましたが、 “2019年の世界フィットネストレンド調査” が発表されたので久し振りに取り上…

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第1106回 減量時の体脂肪と筋肉の減少比率 Part-2

減量で除脂肪体重は25%減少するという“Quarter FFM Rule”が広く引用されていますが、この考え方へのシステマティックレビューと批判的論評が今回紹介する研究論文のテーマです。 イントロ 低カロリー食による減量で除脂肪組織が過度に減少すると様々な有害リスクがもたらされる(1,2)。故に、1世紀にもわたる…

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第1105回 減量時の体脂肪と筋肉の減少比率 Part-1

食事制限で減量すると、体脂肪(FM)だけでなく筋肉など除脂肪量(FFM)も減少します。具体的な説明に入る前に、おさらいの意味でFFM/LBMについて一覧表に取りまとめてみました。 LBM(Lean Body Mass)及びFFM(Free Fat Mass)は、いずれも除脂肪量と和訳されていますが、…

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第1104回 ダイエット/リバウンドの真実 Part-2

ダイエットによる体重の減少が適応熱産生(Adaptive Thermogenesis=AT)に及ぼすインパクトはどのくらい大きいのか、また、減量後の維持期にも同様に影響するのかどうかは私たちの大きな関心事です。 写真は、“第100回 初心者のためのウェイトマネジメント”でも紹介しましたロシアの売れっ子モデルIrina-…

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第1103回 ダイエット/リバウンドの真実 Part-1

管理栄養士や自称ダイエット専門家の多くが、ダイエットに失敗する理由として次の4点を強調しています。 これらアドバイスのどこが間違いなのかあなたは分かりますか? はじめに 適応熱産生(adaptive thermogenesis=AT)とは、減量時と増量時に伴うエネルギー消費量の変化のことです。各アイ…

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第1101回 タマゴは糖尿病のリスク因子ではない?

肉は2型糖尿病リスクの独立因子だが、卵はそうではないという米国ロマリンダ大学からの報告です。 ちょっと待ってください! タマゴはいくら食べても良いんだと早とちりしないように! この研究はAmerican Egg Board (AEB)から資金提供を受けています。AEBの使命は研究、教育、宣伝を通じてタマゴと卵製品の需要を促進す…

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第1099回 有酸素運動は腸内細菌のバランスを変える

食事内容を変えなくても有酸素運動をすることで、いわゆる善玉と呼ばれる腸内細菌アッカーマンシアが増加し、悪玉プロテオバクテリアが減少することが判ったという、フィンランドのユヴァスキュラ大学/ツルク大学らから報告です。 ダイジェスト 運動が腸内微生物を変えることは最近の研究で示唆されている。 本研究では、セデンタリ…

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番外: One size fits all?

・糖質制限は誰にとっても最高のダイエットである! ・カロリーは重要ではない! ・炭水化物-インスリンが肥満の元凶である! ・お肉はいくら食べても太らない! B層の知識レベルが低い人たちに向かって、相変わらず得意顔でこのように↑語り続ける医療関係者のみなさんへ 当ブログのhot topicで紹介している記事を…

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第1096回 人気記事/累積アクセス数トップ100

当ブログ記事の人気ランキング上位100を2018年10月14日付けで整理しました。 カッコ内の数字は累積アクセス数です。 1位:第193回 最大酸素摂取量・・・VO2max(43,299) 2位:第103回 脂肪燃焼率と脂肪燃焼量の大きな誤解!(39,095) 3位:第219回 基礎代謝とはこういうものな…

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第1095回 人気記事トップ20(2018年)

2018年単年のブログ記事(第1035回~第1094回)の中から人気トップ20をリストアップしました。 1位 低炭水化物で究極のダイエット Part-2 2位 低炭水化物で究極のダイエット Part-1 3位 糖質制限のメリットを究明する! 4位 カロリー制限ダイエットに抗老化効果・寿命延長効果あり …

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第1092回 人工甘味料が腸内細菌に及ぼす有毒性

腸内細菌についても暫く取り上げていませんが、奇抜な研究報告が発表されたので紹介します。シンガポール/イスラエルの大学による共同研究です。 6種類の人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アペルファムカリウム)及びこれら人工甘味料入りの10種類のスポーツサプリメントに有毒性があることが分かった。消化器系で見…

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第1091-1回 ブログ記事の検索…Part1

2018/11/12アップデート このブログの記事数も今や1000を超え、特定のテーマについて体系的に理解することが非常に難しいことでしょう。ブログサイト検索、或いは、ブログ右端のテーマ一覧の項目にも限りや欠落があり、見たいと思う記事を探し出すのは大変だと思います。故に、テーマを細分化して“索引”を作製しましたので御利…

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第1090回 人工甘味料スクラロースはインスリン感受性を損なう

スクラロースは1976年にイギリスでテイト&ライル社により、砂糖を基に開発された人工甘味料の一つで、24時間後にほぼ100%が代謝・分解されることなく排泄されるため血糖値やインスリン値にも影響を与えないといわれてます。 American Journal of Clinical Nutrition 2018年9月Vo…

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第1085回 職業病

コーヒーブレイク♪(*^_^*) エッチの時 女性の股間にすり寄って “それでは拝見します” “おおきく開いてください” と言ってしまった …歯科医 マイカー運転中も ついついバス停で止まりそうになる …バス運転手 地下鉄でウトウトしながら 小耳に挟んだ阿…

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第1084回 ランニングの左右ステップタイムを変えるとエネルギー消費量は増大する

人の歩行とは、前方に出した片足が着地する前に、着地点方向へ重心を移動させてゆくことです。つまり、“片足で体重を支持する立脚相”と“もう一方の足が地面を離れている遊脚相”からなり、この一連の動き全体を歩行周期といいます。立脚相は歩行周期の60%、遊脚相は歩行周期の40%を占めています。因みに、両足が完全に地面から離れている状態…

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第1082回 飲酒は少量でも有害!?

お酒と健康リスクに関しては、2014/7/15 付け “第694回 適量なら酒は百薬の長!?” を最後にして取り上げていません。「適量はプラスだが、過度な飲酒は命を縮め、全く飲まねば意外と利益は無くマイナス作用する」というU字型説、つまり“酒は百薬の長されど万病の元” という故事をサポートする説に対し、「適量なら安全というのは間違い…

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第1081回 ヨーヨー体重、血圧、コレステロール、血糖値は死亡や心筋梗塞/脳卒中のリスク因子である

韓国からの研究報告です。 体重変動、血圧、コレステロール、および血糖値レベルの高い人は、死亡や心臓発作/脳卒中のリスクが高いそうだ! ・全死因死亡リスク:227% ・心筋梗塞:143% ・脳卒中:141% American Heart Association(アメリカ心臓協会) Circulation Asso…

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第1080回 食事パターンと血中の中性脂肪/コレステロールの関係

ブラジルの18歳の男女を対象として、食事パターンと血中脂質プロファイルとの関連を調べたところ、肉製品/ファーストフード/キャンディ/ソーダ/乳製品などの食品で、善玉コレステロール・悪玉コレステロール・中性脂肪・総コレステロール値いずれも、女子の方が悪影響を受けやすいことが判った。 Nutrition Journal …

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第1078回 肥満はテロメアを短くする

細胞の大半は分裂できる回数に限りがあります。これには、細胞の末端に位置するテロメアが深く関係しています。テロメアは赤ちゃんの時が一番長く、加齢と共に短くなっていくので、テロメアの長さを知ると寿命がわかります。 テロメアの長さの単位はbp(塩基対)と表現しますが、テロメアを短くする要因として肥満、喫煙、運動などが挙げられ…

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第1077回 カフェインにダイエット効果はありません

現実的・臨床的に有意でない作用を過大評価・誇大宣伝して消費者に売りつけようとするのは、美容/健康食品及びダイエット関連の業者が得意とする常套手段です。 この研究はそれを暴く一例です。 最近流行のアフィリエイトも業者の巧妙な販売戦術の一つです。 個人がブログで商品を紹介し、売れたら企業が報酬を支払うというやり方で、個人は薬事…

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第1073回 恐るべし高齢者のLove Power!

おじいちゃんというと、隠居して孫をかわいがり、庭の手入れにいそしむイメージが強い。しかし、年を取ったから、或いは、認知症になったからといって、性的欲求がなくなるというのは間違った認識のようです。 世の高齢者は一体どれほどお盛んなのだろうか? 米国シカゴ大学の研究チームが高齢者の認知状態(正常、軽度の認知障害、認知…

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第1071回 立ち仕事の人は坐位中心の人より心臓病リスクが2倍高い

坐位時間の長さと健康リスクに関しては、当ブログでも数多く取り上げています。 今般、カナダ・トロントInstitute for Work & Health (IWH)のPeter Smith氏らから意外な研究報告がありました。立位中心の職業は坐位中心の職業より心血管疾患リスクがナント約2倍高いそうです。 America…

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第1070回 後医は名医

コーヒーブレイク♪ (^_^)v 新たな病院で前の医者の不手際を説明しても同調してくれない…こんな経験ありませんか? 実は、前の医師を責めないという暗黙の了解があるからです。 なぜなら「後医は名医」という言葉があり、最初に診た医師よりも、後から診た医師の方がより正確な診断・治療ができる…

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第1068回 Anti‐inflammatory dietで死亡リスクは低減する

喫煙者では効果はさらに高まる! anti‐inflammatory dietとは、直訳すると抗炎症性の食品で、果物、野菜、紅茶、コーヒー、全粒パン、朝食シリアル、低脂肪チーズ、オリーブオイル、キャノーラオイル、ナッツ、チョコレート、適量の赤ワイン、ビールなどを指します。 因みに、炎症性の食品(pro-inflamma…

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お知らせ

3ヶ月余りのブログ休眠中に一番気になっていたのは、Dr. Ebbeling & Ludwigが主張する “carbohydrate-insulin model of obesity”の研究論文のフォローでした。だから一挙に書き上げました。ブランク期間で欠けたその他の情報についても、穴埋めすべく駆け足でcatch upして…

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第1066回 視点を寿命より健康寿命に向けるべき

寿命(Lifespan)とは一生の期間であり、余命(life expectancy=expectation of life)とはある年齢の人があと何年生きられるか、つまり、これから先残っている命の期間を指し、健康寿命(healthspan)とは各人の人生の中で健康を維持できている期間のことです。そして、フレイル(高齢による運動機能や…

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第1065回 地中海ダイエットで中高年女性の脳卒中リスクが低下

英国East Anglia, Aberdeen and Cambridge大学の共同研究で、魚、果物、ナッツ、野菜、豆が豊富で、肉や乳製品が少ない地中海スタイルの食生活で、40歳以上の女性の脳卒中リスクが低下し、心血管疾患リスクが高い成人の脳卒中リスクも軽減することがわかった。 Journal of the Ameri…

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第1063回 グリセミック指数(GI)/グリセミック負荷(GL)ダイエットは役立たず?

米国アリゾナ州立大学、ミネソタ大学、およびニュージーランドオタゴ大学による共同研究チームから、グリセミック指数(GI)/グリセミック負荷(GL)と体重・糖尿病・心血管疾患との関連性を否定する研究報告が発表されました。 Nutrients 22 September 2018 Relevance of the Glyc…

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第1062回 たった一晩の睡眠不足が肥満につながる?

睡眠不足が、“肥満につながること”、“健康な高校生でもインスリン抵抗性を高め、糖尿病発症につながること”は当ブログでも取り上げました。今般、米国ノースウェスタン大学による新しい研究で、たった一晩の睡眠不足でも肥満につながるメカニズムの一端が解明されました。健康で若い男性でも、一晩徹夜するだけでも筋肉は分解されて、体脂肪が脂肪組織にた…

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第1061回 ストレッチは筋腱の機械的特性を変えるか?

栄養素の問題と同様に、“運動前のストレッチは必要なのか?”というテーマについてもエンドレスの議論が続いています。私の場合は自らの老体に相談しながら、基本的にはジョギング前に約60秒の腓腹筋ストレッチをやっていますが、中高強度の筋トレ前はやっていません。 さて、ストレッチを慢性的に繰り返すと柔軟性が高まることは衆目の一致するとこ…

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第1060回 ポートフォリオダイエットってご存知ですか?

ポートフォリオダイエットは、カナダToronto 大学のDr David Jenkinsが考えたもので、一口で言うと“コレステロール値を下げる食事”で、定期的な身体活動とベジタリアンな植物中心の食事に加えて、次の4アイテムの食品を食すことを勧めています…摂取カロリー2000kcal/1日をベースにすると、(1)ピーナツを含むナッツ類…

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第1059回 What is EBM for you?

コーヒーブレイク♪(^.^)  DAIGOさん、EBMとは? うぃっしゅ! 得がたい べっぴんさんと marry! 燕三条の江部社長さん、EBMって何ですか? 調理道具の総合商社 “江部松商事” でございます。 ダイエット駄本でご活躍の糖毒教尊師さま、 EBM …

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第1058回 糖質の摂取比率と死亡リスク(コホート研究)…まとめ

代表的な大規模の観察研究の内容骨子を整理すると下記の通りとなります。死亡率との因果関係はコホート研究(観察研究)で断定することは出来ませんが参考になさってください。 第1017回 炭水化物の多い食事は死亡リスクを高める!? PURE研究:発展途上国18ヶ国に住む35~70才の男女135,33…

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第1057回 糖尿病境界型→2型糖尿病を予防する食事パターン

境界型糖尿病とも呼ばれる耐糖能異常(IGT: impaired glucose tolerance)の人たちの2型糖尿病発症の予防の一助として、低脂肪ダイエット/糖質制限ダイエット/地中海ダイエットなど様々な食事パターンや食品の効果の違いについての研究報告が英国King’s College Londonから発表されました。 …

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第1055回 欧州心臓病学会:糖質制限はノー!!

2018年8月28日ウィーンで開催された欧州心臓病学会で、ポーランドLodz医科大学のMaciej Banach教授から、『低炭水化物ダイエット(糖質制限)は早死リスクが大きく安全ではないので避けるべし』という研究報告がありました。 これはハーバード大学医学部の関連病院Brigham and Women's HospitalのDr…

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第1054回 何を食べたらいいのかしら?

糖質を制限して焼肉とキムチを食べれば痩せるのですか? ダイエット初心者のあなたへ! 食事に含まれる炭水化物と脂質の割合がどうであれ、エネルギー収支バランスを負にすること、つまり、あなたの体が1日に必要とするエネルギーをオーバーしないように食べることです。 1日の中でいつ食べるか、何回に分けて食べるかも重要で…

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第1053回 医魂商才…B層と中高年は金のなる木

雑談あれこれ ♬ 大坂堂島新地の女郎・はつと平野屋の手代・徳兵衛が心中した事件を題材とした人形浄瑠璃“曽根崎心中”は、心中物ブームの先駆けとなりました。絶対にマネしちゃいけない心中をいきなり例に挙げることに不快感を抱く方もいるでしょうが、『洋の東西・古今を問わず、何事もブーム…

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第1052回 「太る原因は炭水化物」説は詭弁??

公的な利益のための社会的な責務として、純粋に仮説を検証して世に発表する…そんなピュアな研究者は稀有でしょう。そもそも責任ある立場の研究者の多くは、それぞれの分野でイノベーションをもたらし、世界に影響を与えたいという意図を持っています。医療従事者であれば、自分の研究論文がジャーナル四天王といわれるNEJM/Lancet/JAM…

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第1049回 糖質制限は寿命を縮める!?

ハーバード大学医学部の関連病院Brigham and Women's HospitalのDr. Scott D Solomonらの研究報告によると、低炭水化物食および高炭水化物食はいずれも死亡率を高め、炭水化物の摂取量をほどほど(50–55%)にすると死亡リスクは最も低減する。亦、低炭水化物の食事パターンではたんぱく質と…

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第1048回 糖質制限食の長期的な優位性はまだ不明!

体重管理(いわゆるダイエット)や血糖コントロールに対して食事療法は基本的なアプローチだが、どのような食事療法が最適かつ安全なのだろうか? いまだに一部で議論が続いているなか、現時点でのbest available evidenceを、中立的な観点で客観的に吟味してみよう。 体重管理に関して 体重の増減はエネル…

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第1047回 日本人T2D患者への食事療法

今回ご紹介する研究論文はシステマティックレビューと題していますが、僅か3件のRCT研究(Yamada et al;Sato et al;Yabe et al)をレビューしたものであり、而も、いずれも2型糖尿病を対象とした短期で小規模な研究です。糖質制限の第一人者の研究論文としては、首を傾げたくなるような内容なので、辛口のコメントを付…

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第1046回 糖尿病の発症原因

糖尿病は慢性高血糖を主徴とする多因子疾患であると解説されています。 主要なリスク因子は何でしょうか! 遺伝子ですか? 肥満ですか? インスリン抵抗性ですか? 膵β細胞量の減少ですか? 膵β細胞機能の障害ですか? 遺伝子 糖尿病って本当に遺伝するのでしょうか? 答えは、「半分イエス、半分ノー」です。 …

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第1044回 運動の種類/強度が生活習慣病の改善に及ぼす影響

「メタボリックシンドロームとは、下表に示された5つの臨床リスク因子(腹部肥満、高トリグリセリド、高血圧、HDLコレステロール低減、インスリン抵抗性/空腹時血糖値の昂進)のうち3つ以上を有すること」と国際糖尿病連盟は定義づけしている。 メタボリックシンドロームの蔓延は世界的に右肩上がりの傾向を示しており、今や世界人口の20…

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第1042回 糖質制限食と低脂肪食の減量効果に有意差なし

<背景> 肥満解消にベストの食事パターンは? 糖質制限食 vs 低脂肪食について、玉石混淆の研究データが飛び交い果てしない論争が続いている状況下で、栄養と肥満の研究における科学の質を向上させることにより、真実を明白に確立することを使命とし、NuSI(Nutrition Science Initiative)が設立されまし…

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第1040回 インスリンと肥満についての新研究(MR)

肥満の真犯人は糖質 → インスリン? メンデル無作為化(Mendelian randomization:MR)については “夜に食べると太る??” で少し触れましたが、この手法の大きなメリットは観察研究データで因果関係を考察できる点です。 つまり、メンデル無作為化とは、“2つの遺伝子は配偶子への分離に関して互い…

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第1037回 人気ダイエットのランキング(米国)

誇大宣伝に踊らされて糖質制限ダイエットに大きな期待を抱いた方は、なんだぁ~糖質制限のメリットってこれっぽっちなのと、さぞかしがっかりしたことでしょうね。でも、これが現実なのです。   今般U.S.Newsで発表された人気ダイエットbest40ランキングでも、総合評価で“ビリ”は糖質制限ダイエット(Dukan diet &…

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第1036回 糖質制限のメリットを究明する!

ネットで検索しても『百家争鳴』『以弁飾知』の有様でウソ情報が飛び交っています。 ここに辿り着いたあなたはLuckyです! 当ブログでは「糖質制限」と「低炭水化物」という言葉を併用していますが、特に深い意味はありません。日本では“糖質制限ダイエット”と呼ぶのが一般的なので単にそう表現しているだけであって、世界的には“L…

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第1034回 糖質セイゲニストに追い風

コーヒーブレイク♪(^.^) オルトメトリクス社から、ここ1年間に世界で発表された学術論文のうち、新聞などのニュース及びブログ/ツイッターなどのソーシャルメディアなどの反響が高かった2017年の科学論文トップ100のランキングが発表されました。 第1位に選ばれたのは、18ヶ国に住む35…

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第1032回 ダイエットのABC…食欲とうまく付き合うには?

ダイエットしたいのに、ついつい食べてしまう! どうして食欲に勝てないんだろう! こんな悩みを解決するための基礎知識を伝授しましょう。 ダイエットの基本 エネルギー収支バランスを負にすることです。 トータルで摂取カロリー<消費カロリーにすれば必ず痩せます。 ダイエット実践上の留意点 ・量的・質的に正し…

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第1031回 食事の回数が代謝に及ぼす影響

代謝を高めるためには食事の回数を増やした方が良いのですか? ダイエットを成功させるには食事を1日3回から1日6回にした方が良いのですか? トータルの摂取カロリーが同じでもそうなのですか? このような類の質問がヤフー知恵袋で頻繁に見受けられます。 それでは真相を解明しましょう! 食事回数が代謝に及ぼす影響につ…

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第1030回 ビタミンD vs がんリスク

ビタミンDについては当ブログでも数多くの研究を紹介してきましたが、適正用量および心疾患/脳卒中/がん/転倒・骨折/うつ病/関節リウマチ/多発性硬化症/死亡などのリスク軽減に関するアウトカムは辟易するほどに一貫していません。 故に、相反する研究結果を闇雲に紹介しても読者に混乱を与えるだけなので、ビタミンDに関する研究報告の紹介は敢え…

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第1029回 どこに向かって進むべき?

コーヒーブレイク♪(^.^) アフィリエイトなど営利を目的としたブログが多い中で、当ブログは ”mastery for service” をモットーに真摯な気持ちで、海外を中心とした最新の研究論文を御紹介している。 一方的に情報を発信するだけで、なぜコメントを受け付けていないのかと疑問…

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第1028回 カロリー制限で高血糖が改善するメカニズム(T2D)

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、2050年までに米国人の3人に1人が2型糖尿病を発症するのではないかと予見している。 運動すると、インスリンの作用とは無関係にGLUT4が細胞表面に移動し、筋でのブドウ糖の取り込みを盛んにすることは御貴承の通りだが、最近では、バンディングやルーワイ胃バイパスなどの肥満外科手術に…

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第1027回 夜に食べると太る??

“夜食べると太る4つの理由”とか、“金銀銅の食事パターンで無理のないダイエット”とか、食事の頻度やタイミングについての間違い情報が飛び交っています。 いったい何を信じたらよいのかきっとお困りのことでしょう。 本ブログの随所で説明しているように、観察研究では比較調査や相関関係は調べることが出来ても、因果関係については言…

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第1023回 ウォーキングは推奨レベル以下でも健康寿命に有益である

現行の身体活動ガイドラインは、週当たりmoderate-intensity(中程度の強度)の身体活動>150分、またはvigorous-intensity (強度の高い)の身体活動>75分を奨励しています。しかし、この活動目標は非アクティブ層や特に高齢者などにはハードルが高く実行できていません…65-74歳で42%/75歳以上で28…

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第1022回 変形性膝関節症に対するビスホスホネートの有効性

変形性膝関節症でお悩みの高齢のご婦人へご参考まで! 変形性膝関節は膝関節置換術の97%を占めています。 変形性膝関節症に対するビスホスホネート製剤に関する試験結果は相反しているのが現状です。 そこで更に研究を進めるべく、米国ボストン大学医学部Dr. Tuhina Neogiらは、英国のThe Health Improveme…

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第1021回 高血圧の糖尿病患者への新ガイドライン/米国糖尿病学会

8月22日付でDiabetes Careに新しいステートメントがオンライン発表されました。これは2003年以来ADA(米国糖尿病学会)では初となる高血圧治療ガイドラインに関するアップデートです。 Position statementのハイライト ・高血圧症とは、少なくとも2回に分けて測定した血圧値が140/90 …

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第1020回 ヤフー知恵袋の糖質制限バカ

雑談あれこれ (^.^)♪ 肥満はインスリン抵抗性をもたらし糖尿病の発症リスクを高める。 その原因は炭水化物が大量に消費されるようになった時代背景にある。 この悪の連鎖を断ち切らなければならない。 未だに糖質制限を否定する人たちがいるが時代遅れである。 米国では糖質制限は食生活において…

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第1019回 高脂肪/ケトン産生食で寿命が延びる!?

論文のハイライト ・ケトン産生食は成体雄マウスの寿命を延ばす。 ・運動機能、記憶および筋肉量は、ケトン産生食の老齢マウスで保たれる。 ・ケトン産生食のマウスの肝臓および骨格筋でタンパク質アセチル化が高まる。 Cell Metabolism Sept5 2017 A Ketogenic Diet Extends…

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第1017回 炭水化物の多い食事は死亡リスクを高める!?

いわゆる発展途上国18ヶ国に住む35~70才の男女135,335名を対象に、食生活に関するアンケート調査を行い7.4年間の追跡調査の結果、「果物、野菜、豆は、ほどほどの量つまり3~4人前(約375~500g)食べると死亡リスクが最も低く、もっと多く食べても更なる恩恵は殆どない」、同様に、「高脂肪食(総エネルギーの約35%)は…

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第1016回 ごまかし科学

研究論文のbias(偏り)については当ブログでも随所で触れていますが、『生物医学の研究論文の4分の1以上が、結果の解釈を歪めたり、或いは、読者を誤解させて結果がより好ましく見えるように操作している』ことが、オーストラリアSydney大学から報告されました。 参照文献 Science Daily Science sp…

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第1015回 糖質制限の第一人者Gary Taubesを斬る!

あなたはCarboholics(糖質中毒)? 糖質を絶つのは何故キツイのか! わたしの場合は、デザート、パスタ、パンといった美味しいものを少しだけ食べても満足できません。寧ろ、もっと食べたいという強い欲望に駆られてしまいます。 Sugar、穀物、でんぷんなど適量を食べようとするより、完全に避けるほうが簡単だと感じて…

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第1012回 糖質制限ダイエットの優位性(T2D)??

2型糖尿病患者を対象とした試験群を体系的にレビュー/メタ解析した結果、「3~6ヶ月の短期では炭水化物の摂取量を減らすことでHbA1cは低下したが、長期的には高炭水化物食と比較して違いは無いこと」、「短期/長期での減量やLDLコレステロールについては低炭水化物食に優位性はないこと」がコペンハーゲン大学病院から報告されました。 …

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第1011回 悪魔の証明

悪魔の証明とは? 第99回 欲について千思万考で述べたように、言葉の定義が研究分野によって異なることは珍しいことではなく、「悪魔の証明」という言葉も様々な解釈が展開されているのが実状です。 この言葉は、元来は古代ローマ法における所有権の証明の困難さを言い表す比喩ですが(原義)、現在では「積極的事実(あること)の証明」或い…

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第1010回 アナボリックステロイドの有害作用

レクリエーショナリーリフターを対象とした研究で、anabolic-androgenic steroid(AAS:男性ホルモン作用蛋白同化ステロイド)を長期に亘って使用すると、心室機能が低下すること、而も、それはステロイド使用を止めた後も続く可能性があることが、アメリカ心臓協会Circulation で発表されました。 …

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第1009回 ダイエットの意味…音訳 or 外来語?

雑談あれこれ♪(^.^) 今や運動会シーズンもたけなわで、わたしも小学校に通う孫の運動会の応援に参加してきました。場所取りに敷いたシートや来賓やお年寄りのために学校側が用意した大きなテントと椅子は何時もながらの光景ですが、保護者が熱中症対策として日陰を作るために張ったテントが校庭に並んでいるの…

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第1008回 女子中学生のダイエットにカルシウム/乳製品は有効ですか??

太り過ぎで悩む女性が増えています。 成人のケースでは、健康体重をゲットするためにはカルシウムや乳製品をたくさん摂ることが薦められていますが、思春期の女性ではどうなんだろうか? 結論から言いますと、カルシウム/乳製品の摂取を2倍(1日当たり600mgから1200mgへ)に増やしても、体重増を減じる効果は無かったことが米国Unive…

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第1007回 リバウンド vs. 白血球インテグリン/細胞外マトリックス

肥満 → 白血球/単球(インテグリン)→ マクロファージ → 慢性炎症 → インスリン抵抗性という図式はご存知のこととは思いますが、いわゆるリバウンドにもこの白血球インテグリン及び細胞外マトリックスが大いに関わっていることが、オランダMaastricht University Medical CenterのNadia et al.か…

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第1006回 妊娠糖尿病はライフスタイルを変えることで予防できるのか??

本研究では、GDM(妊娠糖尿病)リスクを減らすための方法として、ポテト・パスタ・ライス・スナック・キャンディなど糖質を制限した健康的な食事(HE)、中程度~活発な強度での身体活動の励行(PA)、及びHE+PA組合の組合せの有効性が比較検討されました。しかし、HE或いはPA単独では有益な効果は認められませんでした。 HE + PAの…

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第1003回 委縮した筋量/筋力は有酸素運動で回復できる?

“第875回の廃用性筋委縮は有酸素トレーニングで回復可能か?” で説明しましたが、茲ではフルテキストの詳細を付記します。 被験者は若い男性17名(20~27歳)と高齢の男性15名(60~75歳) ・介入群(IM脚):片足のみ動かないように固定化(2週間) ・対照群(CON脚):もう一方の脚は固定せずそのまま …

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第1002回 ダイエット中の筋肉の減少は有酸素運動で抑止できる?

カロリー制限vs運動による減量効果については、当ブログでも幾つか取り上げていますが(関連記事:1,2,3,4,5,6,7)、今般、米国Saint Louis大学Weiss et al.から、「カロリー制限(CR)+有酸素運動(EX)」又は「有酸素運動のみ」で、体脂肪は減少したがLBMは減少しなかった旨の報告がありました。 …

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第1001回 糖質制限/ケトン産生食が体組成(水分/体重/体脂肪)に及ぼす影響

水分の減少 糖質制限/ケトン産生食(Ketogenic Diet:KD)に関する初期の研究の殆どが、方法論的な誤りで水分と脂肪の減少を混同していた。つまり、体重減少のみに傾注して、脂肪/水分/筋肉量を区別していなかったのである。このような潮流の中で、50~60年代に行われた研究の多くが、“低炭水化物食は高炭水化物食と比…

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第1000回 糖質制限+筋トレで筋量を維持して体脂肪を減少させる?

米国Wilson et al.から、『糖質制限食(ケトン生成)と筋トレを組み合わせることで、 筋量・筋力・パワーを維持して体脂肪を減らすことが可能である』という研究報告がありました。しかし、この論文には条件設定や結果に不適切/不明確な点が散見されるので、論文内容を紹介しながら小生の疑問点などを緑色文字で併記していきます。 …

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第996回 心血管代謝疾患死と食事パターンとの関連性

米国Tufts大学Renata Micha et al.から、「特定の食品や栄養素の不最適な(suboptimal)摂取量が、心臓病/脳卒中/2型糖尿病による死亡にかなりの割合で関連する」ことが報告された。糖質制限で肉はたくさん食べても良いと薦められているが、やはり非加工/加工のレッドミート摂取には注意した方が良いようだ。 …

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第995回 炭水化物は脂肪に変わる?

相変わらず針小棒大な誤情報が飛び交っています。 『人体はたんぱく質を脂肪に変換する能力がありません。ですから、たんぱく質をたくさん食べても脂肪に変わることはありません。しかし、炭水化物は脂肪に変わるので肥満の原因になります。』・・・あなたはこのように教わってはいませんか? これも真っ赤な嘘です! 先ずは、「第141…

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第994回 低炭水化物/糖質制限食の真相(米国糖尿病学会)

『“2013年の米国糖尿病学会(ADA)の食事療法に関する勧告”を引用しつつ、糖質制限食の優位性を強調/広言する某糖尿病専門医』、『学究的な論文は一切発表せず、エビデンスのヒエラルキーとして認められない私的なブログや恣意性で固められた所謂ダイエット本の類を以って、糖質制限食を絶対的/排他的に喧伝し続ける某医師』、『糖質制限原理主義に…

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第993回 血糖変動が肥満の原因??

炭水化物(糖質)中心の食事をすると血糖値が上昇し(spike)、これを下げようとしてインスリンが分泌される…糖質量が多いほど血糖値の上がり方は激しくインスリンの分泌量も増え、延いては血糖値が急激に下降する(crash)……その結果、空腹感が生じ過食→過体重/肥満に至る。 これって正しい情報ですか? いいえ! まるでダイエッ…

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第992回 糖質制限ダイエットの安全性と効果をレビュー

糖質制限か脂質制限かのダイエットを考えている人に、ぜひとも知っておいてほしい研究結果が、このほど、米・メイヨークリニックの研究グループから発表された。短期間の糖質制限食によるダイエットは安全だが、脂質を制限したダイエットと比較して減量効果はそれほど高くないことが分かったという。研究の詳細は、12月1日発行の医学誌「The J…

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第989回 カロリー制限は健康と長寿のカギ!

<結論> 米国ウィスコンシン大学/国立霊長類研究センター(WNPRC)と米国NIH/国立老化研究所(NIA)はそれぞれ同時期にアカゲザルを使って、‘カロリー制限と延命効果-健康効果に関する研究’を行いましたが、その結果は相反するもので物議を醸しました。 今般、二つの研究チームが互いのデータを持ち寄り共同して再解析した結果、『カロ…

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第988回 朝食で炭水化物を抜いても血糖コントロールは改善しない

朝食をスキップした研究は多々ありますが、オーストラリアSouth Australia大学/Adelaide大学の研究チームは、朝食そのものはスキップせずに炭水化物のみをスキップし、『2型糖尿病患者が一晩絶食後の朝食で炭水化物を抜いても、朝食後の血糖値は下がるものの、1日を通しての血糖値には有意な改善は見られなかった』と報告しています…

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第987回 糖質制限ダイエットへの正しい理解

前回の記事は、ケトン体に関する生理学的な誤解を正すために書いたもので、一部の糖質制限原理主義者が主唱する“糖質制限ダイエットの絶対的優位性”を支持するものではないことを先ずは申し上げておきます。 糖尿病に関しては “第984回 米国糖尿病学会は低炭水化物食(糖質制限)を正式に容認した???” を参照していただきたく、こ…

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第986回 糖質制限ダイエットで頭がクラクラするのは何故ですか?

脳および白血球/骨髄/赤血球を除いて、人体のすべての組織は炭水化物が利用できないときには遊離脂肪酸またはケトン体をエネルギー源として使用できます。 通常食の条件下では、脳と中枢神経系の標準燃料はグルコースで1日当たり凡そ104gが消費されます。しかし、脳はグルコースしか利用できないと考えるのは誤解であり、数日間のケトーシス…

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第985回 ゴミ情報まみれのヤフー知恵袋

コーヒーブレイク♪(^.^) 健康/ダイエット&フィットネス “水清ければ魚棲まず” の喩えもあるように、ある程度の間違いには目くじらを立てることもないでしょう。しかし、知恵袋では玉石混淆の情報を提供する回答者が数の上で圧倒的多数を占め、而も、自分のアドバイスは経験から得た正しい情報だと妄信…

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第984回 米国糖尿病学会は低炭水化物食(糖質制限)を“正式に”容認した???

糖尿病食の略史については “第767回 栄養療法” で触れましたが、ここでは米国糖尿病学会に軸足を置いて時系列的に取りまとめます。 1922年のインシュリン発見の前には、栄養素配分が糖尿病治療に利用可能な唯一のツールで、糖尿病患者の食事は低炭水化物/高脂肪でした。(1) インスリン療法や経口血糖降下薬の発見後は、…

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第983回 低炭水化物食の定義

低炭水化物食に関する標準定義はなく、これが主要因でエンドレスな論争や混乱が起きていると言っても過言ではないでしょう。 State University of New York Downstate Medical Centerの教授Dr. Richard D. Feinmanらはこのような状況を打破すべく、米国糖尿病学会の食…

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第982回 糖質制限食をめぐる議論への違和感

米国糖尿病学会は2013年10月の栄養療法に関する声明において、低炭水化物食を糖尿病治療食の選択肢の一つとして認めていますが推奨はしておらず、「全ての糖尿病患者への三大栄養素(炭水化物/タンパク質/脂質)の特定の理想的なカロリー比率はないことはエビデンスが示唆している。それ故、栄養比率は代謝状態(例えば、脂質特性や腎機能)並びに嗜好…

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第980回 高炭水化物食はインスリン分泌に悪影響を及ぼす

「炭水化物54.7%+脂質31.5%(飽和脂肪酸12%/一価不飽和脂肪酸13.1%/多価不飽和脂肪酸6.4%)+たんぱく質13.8%」の食事から、7%の飽和脂肪酸を炭水化物に置き換えて高炭水化物食にすると、インスリン分泌に悪影響を及ぼすというマレーシアMalaya大学Lin F. Changらによる研究報告です。 Th…

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第978回 基礎代謝が低い人は太るってホントですか?

掲題に関して米国Mayo Clinicはきっぱりと否定しています。因みに、メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)はクリニックという名前がついていますが、米国屈指の大手総合病院で、アメリカ合衆国の歴代大統領やヨルダン国王をはじめ各界のVIPがここで診療を受けています。 American Journal of Cl…

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第976回 少年期のフィットネスと成人期の健康の相関性

近年、米国スポーツ医学団体ACSMの “世界のフィットネストレンド” 及び各国の “健康づくりのためのエクササイズ指標” でも示されているように、レジスタンスエクササイズの重要さが取り沙汰されるようになりましたが、レジスタンスエクササイズに関する研究論文は有酸素運動に比べるとまだまだ限られています。その中でも子供たちに関する…

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第975回 筋肥大に最効のプロテイン摂取は?

この分野で著名な諸兄もご存じのAlan Aragonは、「筋肥大の最大化に最も重要なことは、“筋トレ+十分なプロテイン”であり、“摂取タイミング”ではない」という考え方ですが、英国スターリング大学のKevin Tipton教授が率いる研究チームは2016年3月23日付けNutrients誌で、「筋量増大や維持には、単にプロテ…

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第973回 シューズの重さはランニングパフォーマンスにどれだけ影響する?

先行研究では、“シューズの質量が100g 増える毎に酸素摂取量は約1%高まる”、”代謝率とランニング速度は正比例する“ことが報告されています。今般、コロラド大学ボルダー校Kram et al.はシューズに小さな鉛のビーズでできた100g及び300gの重りを気づかれないように縫い付けて、3000mタイムトライアルのパフォーマンスがそれ…

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第972回 カロリー制限しながら運動してもベージュ細胞は活性化しない

“運動や食事制限でエネルギー収支バランスがマイナスに転じると、白色脂肪組織内に褐色様Brite細胞が形成され、延いては体脂肪の減少をもたらす”という仮説が先行研究で示されていますが、英国Nottingham大学、Royal Veterinary College 、King’s College London、カナダBrock大…

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第969回 妖艶美魔女?

難しい記事が続きました。 コーヒーブレイク♪(^.^) で息抜きしてください! 「中国女性の身体は、永遠に中国男性だけのもの」「美しい肉体は男性を楽しませるもの」など、驚きコメントでも知られるセクシータレント孟茜 (モン・チエン) {%右矢印webry%…

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第967回 脚を組むのは体に悪い?

長時間座っていると体に悪く、がんや糖尿病から心疾患まで数十の慢性的症状のリスクが高まることが、調査で示されている。だが座っている時に脚を組むと問題は増幅するのだろうか。リオ五輪で水球米国代表のチームドクターを務めたニューヨーク大学ランゴーン医療センターの整骨医ナレシュ・C・ラオ氏が、いくつかの通説を打ち消し、脚を組むことが体…

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第965回 砂糖業界の隠ぺい工作?

米国医師会が発行する査読付き医学ジャーナル“JAMA Internal Medicine”に面白い論文が掲載されました。砂糖 (蔗糖) の冠状脈性心疾患リスクへの懸念は1950年代に浮上しましたが、米国の砂糖研究財団と言われる業界団体がこれを覆い隠すために、ハーバード大学の科学者たちにお金を払い、砂糖への風当たりを弱めるべく犯人は飽…

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第963回 白米を食べると太りやすい?

「ヌーン」は小麦粉からつくった酵母菌の入らない薄いパンでイランでは主食とされてきましたが、近年では白米の消費量が増えてきています。 そこで、若いイラン女性を対象に白米の摂取量と肥満との関係について調べたところ、両者は有意に正相関していることが分かったそうです。 Journal of the American Coll…

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第962回 頭脳作業後の運動は過食を抑える

「運動するとお腹が空いて、食欲が昂進するので、運動はダイエットには向かない」と科学的な裏付けのない印象で語る人たちが見受けられますが、数多くの科学的エビデンスが『運動後に食欲や摂食が急性的/代償的に高まることは無い』ということを示しています…第945回 運動は食欲/摂取量を高める?? 今般、米国アラバマ大学のHunter GR e…

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第961回 Insulin-Carbohydrate Model/マイコメント

肥満の真の原因は? 肥満解消にベストの食事パターンは? 言葉の定義は、著者が自分勝手に解釈し都合よく使いまわしているのが実状です。 このことが正しいか正しくないかは別問題として、少なくとも自分はどのように定義しているのかを明確にしないと、読者に多大な誤解や混乱を与えることになります。 定義は文章の命です。 …

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第960回 食事制限だけでダイエット?

雑談あれこれ♪(^.^) 肥満で悩む男性40代の会社員の方から「ダイエットは食事のカロリー制限だけで良いと聞きますがご助言お願いします」旨の質問がありました。ブログ記事を読んでいただければ分かることなので、あえて返事はしませんでした。 久しぶりにQAサイトを覗いてみたら、質問者の性別/年齢…

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第956回 ダイエットで低鈍した代謝率は長期化する?

前回に引き続き、国立糖尿病・消化器病・腎臓病研究所(NIDDK)Dr Kevin D. Hallの研究論文をもう一つ紹介します。彼は米国TVダイエット番組 “The Biggest Loser” の参加者を6年間追跡調査しました。30週間のダイエット終了時に体重は58.3 ± 24.9 kg減少し、1日の安静…

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第955回 高炭水化物食をケトン食に代えると代謝量と体組成は向上するのか?

本論文は、国立糖尿病・消化器病・腎臓病研究所(NIDDK)Kevin D. Hall, Ph.D.らによる研究報告で、“ケトン食にすることでエネルギー消費が有意に高まり/体脂肪の減少が昂進するという考え方を否定しています。 American Journal of Clinical Nutrition First …

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第954回 筋トレ負荷およびアナボリックホルモンは筋肥大/筋力アップの決定因子ではない

Resistance Training(RT=レジスタンストレーニング=筋トレ)が筋タンパク同化を促すことは御貴承の通りで、これまで筋肥大を最大化するには高負荷/低回数で行うことが推奨されています。カナダMcMaster大学のStuart Phillips et alはこの定説にメスをいれるべく、 低負荷(1RMの30%)でもオール…

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第953回 急激な減量はリバウンドしやすい??

問: “早く痩せるとリバウンドしやすい” って本当ですか? 答: いいえ! 米国アラバマ大学のDr Krista Casazzaは、 “肥満に関する7つの神話” の1つとして、「急激な減量は時間をかけて徐々に痩せるよりも長期的な効果が低い」を挙げています。 論文full Textには、『“超低カロリー制限食で速く痩…

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第952回 カロリー制限中に高タンパク食にすると睡眠の質が改善する

米国パデュー大学のWayne W Campbell教授ら研究チームによると、カロリー制限でダイエット中にタンパク質の摂取比率を高めると、タンパク源が動物性(牛肉や豚肉)/植物性(大豆やマメ類)いずれであれ、睡眠の質を向上することができそうです。 American Journal of Clinical Nutrition …

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第951回 やっぱり高タンパク食は満腹感を高める

低カロリーでもタンパク質リッチな食事は満腹感を高めるという理由で、多くの人がダイエットには高タンパク食を採り入れています。しかし、この考え方は意外にも大規模の疫学研究で検証されてはいなかったことは知っていましたか? 今般、Richard D. Mattes教授を筆頭とする研究チームは、タンパク質の摂取が満腹感に与える影響を調べた研…

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第949回 「朝ごはんを抜くと太る」は都市伝説です!

『第901回 朝ごはんを食べなければ太るって話は本当ですか』、『第479回 ダイエットには朝食が金、昼食は銀、夕食は銅ですか』で詳述したように、朝食と肥満についての “つくり話” が巷間に氾濫しています。 朝食と健康/肥満の因果関係については、英国バース大学 /Nottingham大学の共同研究チームは2014年6月に、ス…

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第948回 糖質制限ダイエットは諸刃の剣?

糖質制限ダイエットの “減量効果” および “心血管疾患リスク” に関しては、例えば「第921回 長期的な減量効果における低脂肪食の優位性」「第893回 体脂肪を減少させるには脂質と糖質どちらを制限するのが良いか」「第849回 商業ベースのダイエットプログラムの有効性」「第744回 糖質制限ダイエットに朗報」「第718回 超低炭水化…

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第947回 筋肥大/筋力アップに最効のトレーニング頻度

・分割法 vs 全身トレのどちらがBetter? ・ボディビルディング方式? それとも パワーリフティング方式? ・低負荷で筋肥大するのか? これらはよくある質問(FAQ)です。 Schoenfeld et al.が、これらに答える形での研究論文を発表しているので併せて紹介します。因みに、本ブログでも取り上げた「カロリー…

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第945回 運動は食欲を高める??

「運動するとお腹が空いて、食欲が昂進するので、運動はダイエットには向かない」といった印象を語る人たちが多い。しかし、食欲旺盛だった高校時代でさえも、へとへとになるまで運動した後は逆に食べられなかったことを思い出す。果たして運動は食欲や食行動にどのように影響するのだろうか? 科学エビデンスはどのような采配を下しているのか検証してみま…

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第944回 体重の増減が体組成および体脂肪分布に及ぼす影響

上半身の皮下脂肪と内臓脂肪は脂肪細胞が肥大化することで蓄積される。故に、体重と比例して増減する。しかし、下半身の脂肪は然にあらず、脂肪細胞の数が増えることで蓄積される。故に、下半身の脂肪は短期的な食事制限では減少せず、而も、脂肪細胞の数は減量しても減少しないので、体重の増減を繰り返すと長期的には脂肪細胞の数が増えていき、体重の再増加…

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第943回 脂肪減少と筋量アップは同時に可能か?

カナダMcMaster大学のPhillips et al.は、体重1kg当り2.4gの高タンパク食と1.2gの低タンパク食の2種類の食事をエネルギー欠損40%で用意し、レジスタンストレーニングとHIITなど激しい運動を組み合わせて行わせ、脂肪減少と筋量維持(& 筋量アップ)が同時に可能であることを示しました。下表の通り、体重…

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第942回 食事改善 vs 運動 Part 2

減量するには食事制限と運動のどちらを先に始めるべきでしょうか? やはり食事制限でしょうか? “定期的な身体活動と健康的な食事のためのガイドライン”が国民的レベルで奨励されていますが、多くの中高年者がこの推奨レベルを下回っているのが実状です。 運動と食事という二つのhealth behavior(健康行動)に関して…

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第941回 食事改善 vs 運動 Part 1

Weight management ウェイトマネジメントとは、『量的・質的に適正な食事』や『定期的な身体活動/運動』で、体重の維持、減量、および減量後の体重再増加の防止を管理することです。 食事管理 米国心臓協会(AHA)/米国心臓学会(ACC)は、過体重/肥満者へのガイドラインとして、1日当たりの摂取カロリーを女…

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第939回 牛丼を食べてりゃ医者いらず?

昨年末、WHOの専門機関である国際がん研究機関(IARC)が、「ソーセージなどの加工肉に発がん性がある」と発表したことに、国内外でおおきな反発が広がったことは記憶に新しい。そんな中で勢いに乗るかのごとく、牛丼チェーン大手の吉野家が「牛丼の具を3カ月間、毎日食べ続けても、生活習慣病の原因となるメタボリックシンドロームを引き起こすような…

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第938回 同じ距離ならランニングとウォーキングの消費カロリーは同じ?

走る時間が一定であれば、遅く走るより速く走る方が消費カロリーは高くなります。走る距離が一定であれば、速く走るとそれだけ時間が短縮されるので、消費カロリーは変わりません。しかし、歩く場合は、速度を高めると距離当たり/時間当たりいずれも消費量は高まります。 「歩く」と「走る」の消費カロリーを比較するのは思ったほど簡単ではありません…

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第936回 男性と女性の生理機能

筋肉が少なく頑固な脂肪で悩む若い男性がLyleに相談しています。色々と参考になると思うので紹介しておきたいと思います。 Q: 近く出版ご予定の著書の中の“女性への推奨”は、テストステロンレベルが低い若い男性にとって、どれくらい考慮すべきものなのでしょうか? TRT(テストステロン補充療法)にかける金銭的な余裕がなく…

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第933回 インスリン抵抗性は脂質の置き換え効果を左右する

飽和脂肪酸の多い食事から一価不飽和脂肪や多価不飽和脂肪酸を含む食事への置き換えは、生活習慣病リスク軽減と関連すると言われていますが、これにはインスリン抵抗性の程度が決定因子として影響することがスペインCórdoba大学/Carlos III衛生研究所/Málaga大学/アイルランドCollege Dubl…

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第930回 低カロリー甘味料はダイエットに有用?

米国パデュー大学のSusie Swithers教授から「ノーカロリー清涼飲料水は意外にも代謝障害を誘発すること」「ダイエットソーダは肥満→糖尿病→心臓病へと健康上の問題に関連する」との研究報告があり、これに対して米国飲料協会から反論の声が上がっていたことは御貴承の通りです・・・第506回 ノーカロリー清涼飲料水 vs 肥満 亦…

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第929回 加糖飲料は総エネルギーの過剰摂取につながる

健康な成人がSugars(遊離糖)などを含む加糖飲料を飲むと、1日の総エネルギー摂取量にどのように影響するのか? フルクトース(果糖)、グルコース(ブドウ糖)、アスパルテーム、高果糖コーンシロップ(HFCS/異性化糖)入りの飲料を比較検討した論文が、米国Fred Hutchinson Cancer Research Center/…

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第928回 炭水化物の質/量と2型糖尿病リスクとの関連性

妊娠糖尿病の既往歴がある女性の2型糖尿病リスクについては、 “第925回 糖質制限 vs 2型糖尿病リスク” で説明した通りです。今回は、研究スタート時点で心血管疾患、癌、および糖尿病を発症していない70,025名の女性を対象とした研究で、Dr Walter C Willett(ハーバード公衆衛生大学院)/Dr Frank B Hu…

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第927回 超耐久アスリート vs 糖質制限食

『“最大負荷運動時の最大脂肪燃焼率”および “VO2max64%で3時間の最大下運動時の脂肪燃焼率”は、高炭水化物食群(炭水化物486g/日)に比べて、平均20ヶ月かけてケト適応した低炭水化物食群(炭水化物82g/日)の方が2倍高かった。しかし、運動前の筋グリコーゲンレベル/運動中の筋グリコーゲン使用率/回復時の筋グリコーゲン合成率…

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第924回 炭水化物の摂取量と高低GI値が安静時代謝量と体組成に及ぼす影響

米国Tufts大学から、“炭水化物の摂取量を減らし、且つ、グリセミック指数(GI値)の低い食品を選択しても、体脂肪の減少/LBMの維持/代謝適応において特異的な違いは認められなかった“との研究報告がありました。 Obesity (Silver Spring) 2015 Nov;23(11):2190-8. doi: …

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第921回 長期的な減量効果における低脂肪食の優位性??

68,128名を対象とした69件のランダム化比較試験(RCTs)のデータを解析した結果、“低脂肪食が、同じ強度の他の食事介入と比べて、長期的な減量効果において優れている”ことを裏付ける科学的エビデンスは存在しないことが、米国Brigham and Women's Hospital/Harvard Medical SchoolのDr …

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第920回 インスリンの新たな役割・・・脳内ドーパミンを高める

インスリンが血糖値のコントロールや食後の満腹感をもたらすホルモンであることは御貴承の通りですが、『脳の報酬系と快楽中枢を制御する神経伝達物質であるドーパミン分泌にも、従来考えられていた以上に強く関っている』ことが、ニューヨーク大学 Langone 医療センターの新たな研究で明らかになりました。研究チームによると、脳内のインスリンレベ…

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第918回 ホエイサプリメントを余分にとっても筋肉減少の抑止に効果なし

老若男女を問わずプロテインサプリを飲みさえすれば筋肉が増えると誤解している人たちが大勢いますが、『筋量アップや身体機能の改善にタンパク質は重要ですが、通常の食事ですでに足りている人が余分にホエイプロテインを摂っても無意味である』というオーストラリアWestern Australia大学からの研究報告です。 Journa…

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第916回 2型糖尿病 vs 死亡率

『一般の人たちと比較して、2型糖尿病患者の超過死亡リスクは全体では115%と低いが、年齢55歳未満でHbA1c 6.9%以下の糖尿病患者の全死因死亡リスクは192%と非常に高く、75歳以上の糖尿病患者では逆に0.05%減である』という研究結果が、スウェーデンGothenburg大学のDr. Mauro Tancrediらから報告され…

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第912回 持久力トレーニング vs VO2max(最大酸素摂取量)

心臓から運ばれていった酸素の量(心拍出量×動脈血中酸素)から、心臓へ還ってきた酸素の量(心拍出量×混合静脈血中酸素)を引いたものが、全身で消費された酸素の量である。これが Fick の原理で、式で表すと酸素摂取量(VO2)=心拍出量(Q)×動静脈酸素較差(a-VO2 diff)となります。 しかし、今般スイスZurich大学Mon…

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第911回 ボディビルダーの筋肉は役立たず?

ボディビルダーの筋肉は実用性のない見せかけの筋肉だと云われています。 実のところはどうなんでしょうか? NAVERまとめ ボディビルダーの筋肉は使えないというのは誤解であると反論しています。 動画「腕相撲のプロ VS プロボディビルダー」 こちらではボディビルダー…

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第910回 停滞期:筋肉は脂肪よりも重いからですか?

Q: 33歳の♀です。お米など主食を減らすダイエットを開始して、しばらくは順調に体重が落ちました。しかし、約一ヶ月が経った現在、カロリー制限と運動をしっかり続けているにも拘わらず、減少が止まってしまいました。 筋肉は脂肪よりも重いと云われていますが、体脂肪が落ちた分だけ筋肉が付いてしまったのでしょうか? 飢餓モード/停…

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第909回 飢餓スイッチ

All Aboutなど著名なサイトを幾つか調べてみましたが、『ダイエットが進んでいくと飢餓モードのスイッチがONになり、生命を守るために栄養の吸収率を高めエネルギー消費を最小限に抑え、体重減少に歯止めがかかる。これが「ホメオスタシス機能」であり停滞期の始まりです』と異口同音に書かれています。実に誤解を生む表現です。吸収速度が…

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第908回 小麦粉や白米はなぜ良くないのですか?

炭水化物のすべてが同じだというわけではありません。 炭水化物を豊富に含む多くのホールフーズはとても健康的で栄養価が高いです。 他方、精製された炭水化物や単純糖質は、加工工程で栄養素と繊維の殆どが取り除かれており、肥満/心臓病/2型糖尿病など多くの疾患リスクの増大に大いに関係しています。 殆どすべての栄養専門家が精製され…

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第907回 エネルギー収支バランスって何ですか?

日本人の食事摂取基準2015年版(厚生労働省)に明記されているように、エネルギー収支バランスの定義は、“摂取量-消費量”です。その結果がBMIと体重の変化であり、エネルギー摂取量がエネルギー消費量を上回る状態が続けば体重が増加し、逆に、エネルギー消費量がエネルギー摂取量を上回る状態では体重が減少します。 もっと詳しく…

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第906回 人気記事トップ30(2015年)

2015年作成のブログ記事(第809~)の中からトップ30をリストアップしました。 1. 第811回 炭水化物は太るってホントなの? 2. 第816回 医師が解説「カロリー制限にダイエット効果なし」の理由??? 3. 第835回 ペニスサイズ世界標準 4. 第893回 体脂肪を減少させるには脂質と糖質…

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第905回 人気記事トップ30(2014年)

2014年作成のブログ記事(第591~第808回)の中からトップ30をリストアップしました。 1. 第627回 女性のオルガズム 2. 第745回 筋肉と代謝量についての都市伝説 3. 第617回 インスリン分泌を高めるのは糖質だけ?? 4. 第591回 プロテインの摂取タイミングが筋力と筋肥大…

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第904回 人気記事トップ30(2013年)

2013年作成のブログ記事(第382回~第590回)の中からトップ30をリストアップしました。 1. 第456回 筋肉はどれ位サイズアップするのか? 2. 第504回 カロリー欠損でも筋量アップする?? 3. 第536回 アナボリック ウィンドウ(筋肥大) 4. 第479回 ダイエットには朝食が金…

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第903回 人気記事トップ30(2012年)

2012年作成のブログ記事(第191回~第381回)の中からトップ30をリストアップしました。 1. 第193回 最大酸素摂取量(VO2max)・・・アクセス数18,846 2. 第219回 基礎代謝とはこういうものなんですよ!・・・15,745 3. 第253回 テストステロン・・・13,691 …

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第902回 人気記事トップ30(2011年)

2011年に始めた当ブログも記事数1000が見えてくるところまでに至りました。作成日の古い記事も都度アップデートするよう心掛けていますが、それにしても多数ある記事の中から興味ある記事を溯って見つけ出すのは大変でしょう。そこで各年単年の人気記事トップ30をリストアップしましたのでご利用ください。 2011年作成のブログ記…

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第901回 朝ごはんを食べなければ太るって話は本当ですか?

ダイエット関連の分野では、myth(つくり話)と云われる情報が散乱しており、「朝ごはんを食べると痩せる」とか、「朝ごはんを抜くと太る」と云った類の話もその中のひとつです。 2013年9月4日付け American Journal of Clinical Nutritionで、アラバマ大学バーミンガム校David All…

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第900回 長時間運動中の高グルコース補給と血糖コントロール(1型糖尿病)

長時間の運動中の持久的パフォーマンスを最大化するため、健常な人たちには高炭水化物食が推奨されるが、1型糖尿病のケースではインスリンの必要条件に大きく影響する。そこで、長時間の運動中の高グルコース補給の安全性と血糖コントロールについての評価が行われた。 European Journal of Applied Physio…

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第899回 2型糖尿病患者が朝食を抜くと血糖スパイクの引き金となる

すい臓のβ細胞は休ませすぎると役割を忘れる! “お昼まで空腹の状態でいると、昼食/夕食後に血糖スパイクをもたらし、インスリン反応が損なわれる”ことが、イスラエル・テルアビブ大学/ヘブライ大学、ベネズエラ・セントラル大学、スウェーデン・ルンド大学による共同研究チームから報告されました。 Diabetes Care J…

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第898回 ボルシチはロシア料理に非ず

ロシアよもやま話 (^.^)♪ 突然ですが、皆様もボルシチをロシア料理だと思っておられますか? ボルシチがロシア料理(然も代表的な)であると思っておられる方が多いのには驚きますが、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバ、ポーランド、バルト三国からルーマニア等、いわゆる東欧圏ではかねてからボルシ…

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第897回 中学生に運動を無理強いすると期待に反した結果となる

ミドルスクールの生徒たちの身体活動と自己決定理論との関連性について調べた結果、生徒たちは運動をするという選択が自発的なものでないと感じた時、或いは大人からもっと運動しなさいとプレッシャーを受けると、逆にやろうとしなくなる。しかし、運動が自己決定によるものだと感じている生徒は、自分自身を運動する人間だと認識し、その結果もっと運動するに…

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第896回 糖尿病が“良くなる”とはどういうことなのか?

掲題の件について、小児および成人内分泌学、糖尿病教育、移植、代謝、肥満/併存疾患外科手術、血液腫瘍の専門家が参集し鋭意論議しています。そこでのコンセンサス事項が “How Do We Define Cure of Diabetes?” というタイトルでDiabetes Care Nov 2009 vol.32 no.11 2…

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第895回 殆どの病気は医者に行っても治らない?

クリニックの待合室 常連らしきお年寄りの会話が耳に入ってきた 最近○○さんお見えにならないわね~ どこか具合が悪いのかしら? 多くの人が医者に行けば病気は治ると思い込んでいます。 だから体に異変を感じると直ぐにかかりつけの医者に行きます。 そして決まりごとのように処方箋を貰います。 医者に行くとホントに病気…

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第894回 褐色脂肪のダイエット効果はウソかホントか?

褐色脂肪細胞は主に首回り、肩甲骨の間、心臓や腎臓などに存在し、その役割は体脂肪の蓄積ではなく熱産生であり、成人における脂肪燃焼に重要な影響を及ぼすとされ、洋の内外を問わず褐色脂肪に着目したダイエットが話題になりました。 米国では、第265回 アイステラピーダイエット(2012/07/12)で紹介したように、Mercola医師が…

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第893回 体脂肪を減少させるには脂質と糖質どちらを制限するのが良いか?

米国NIH(国立衛生研究所)傘下のNIDDK(国立糖尿病・消化器病・腎臓病研究所)のDr Kevin D. Hallらによる研究で、“炭水化物を減らすより脂質を減らす方が体脂肪減少の効果が大きい”との結果が示された。 Cell Metabolism August 2015 Calorie for Calorie, …

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第892回 糖質制限ダイエットにまつわる馬鹿げた神話

単に英語力の問題か、それとも金儲け優先の所為なのか理由は定かではないが、しっかりした科学的エビデンスに基づき糖質制限ダイエットを語れるアドバイザーが日本では稀有である。 低炭水化物ダイエットに対する都市伝説的な風評をズバッと解明した記事が、Authority Nutritionに掲載されているので紹介します。 Aut…

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第891回 糖質制限すると背が伸びなくなる?

今回のColumbia大学による研究で示されたグルコースのもつ骨芽細胞への影響は、“ケトジェニックダイエット(糖質カット)が子供の縦成長に悪影響する”という先行研究を裏付ける説明になる。また、骨芽細胞へのグルコースの取り込みは骨芽細胞の分化、骨形成、グルコースの恒常性にとり必須であることが明らかにされ、骨と糖代謝とクロストークの重要…

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第890回 ビジネス vs ダイエット

ダイエットの成功率を高めるにはどうしたら良いのでしょうか? Bizとダイエットを引っかけて思いつくが儘に書き綴ってみました。 Bizとダイエットいずれもいばらの道! 成功者へ憧れて、技術があるから、自由に生きたい、もっと稼ぎたいなど、起業するには様々な動機や理由があります。しかし、起業しても成功するのはほん…

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第888回 ロシアンティー

ロシアよもやま話 (^.^)♪ クリミア紛争による経済制裁もあって、一段と「近くて遠い国」になってしまったロシア。ロシアについては、似て非なる形で、日本流に解釈あるいは変えられて我々の日常生活に定着しているものが少なくありません。そうした事象を一つ一つ取り上げて真の姿を知って頂こうという企画です。題…

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第886回 情報操作ダイエット

情報操作とは与える情報(証言、記事、写真、映像)を制限したり、虚偽または虚偽にならない範囲で改変することによって、その情報を受け取った者が受ける印象や判断結果に影響を与えようとする行為です・・・wikipedia 米国コロラド医科大学/コロラド大学/コロラド州立大学/Denver VA メディカルセンターによる研究報告…

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第883回 低出力電気刺激と加圧トレーニングの組み合わせで筋量・筋力は増強する

低出力の電気刺激(NMES)と血流を制限して行う所謂BFR(Blood Flow Restriction)を組み合わせて神経筋を収縮させるトレーニング方法で、大腿四頭筋の筋肥大と筋力増大が引き起こされることが、順天堂大学/鹿屋体育大学の研究チームから報告された。 Medicine & Science in Sports…

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第878回 あなたのライフスタイルは?

昨年8月から販売の東芝製リストバンド型活動量計Actiband™について、利用者の活動量/睡眠/食事などの身体活動データを解析した生活習慣に関する調査結果が公開されました。 土日と休日は、平日に比べて活動量が減少 平日の全国の消費カロリー中央値は約2500kcal、土日の消費カロリーは約2400kcalに…

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第877回 犬肉食文化

雑談あれこれ (+_+) あなた食べられます? 私は韓国で半ば強制的に犬肉料理を奨められましたが断固として断りました。 韓国では犬の養殖や消費はグレーゾーンで、規制がほとんど行き届いていない。 ソウルでは犬肉が正式に禁止されているが、韓国の法律で犬は家畜として分類されていないことから、…

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第876回 妊娠中の運動を恐れるな!

糖尿病の治療の基本は、生活習慣改善のための食事療法および運動療法、並びに薬物療法といわれています。今回は、妊娠糖尿病の予防と運動効果について、最新の研究論文を二つ紹介します。いずれも健康な妊婦での運動の有効性が示されています。推奨を確立するには更なる研究が必要ですが、これらの結果は妊娠中の運動に対する推奨事項に影響を与え得るだろうと見ら…

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第874回 さようなら低脂肪ダイエット!?

背景: 米国人のための2015年版食事ガイドラインの策定に向けて、米国食事ガイドライン諮問委員会(DGAC)は米国保健福祉省(HHS)と米国農務省(USDA)宛てに、策定の基礎データとなるレポートを今年2月に答申しました。両省はこのレポートを参照した上で最終案を策定し、今年後半に正式発表する予定となっています。 扨て…

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第873回 年齢、食事、運動、体重、ウェストサイズの関係は?

ヒトは加齢に伴い太っていく。 学生時代に比べて食事の質は明らかに高めているのに・・・ 何故なの? 米国South Carolina大学の研究チームは、“歳を取るに伴い身体活動量が減っていくからだ”という結論を出しました。 Medicine & Science in Sports & Exercise: Apr…

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第872回 耐久性アスリート vs 不整脈リスク

4年前の強靭な松田選手の急性心筋梗塞による突然死は、サッカー界のみならずスポーツ界全体に大きな衝撃を与えました。本研究は持久力が要求されるアスリートを対象にしたものですが、町の足自慢の諸兄も自分を過信しないで心臓検査は受けておいた方が良いのではないですか。 マラソン、トライアスロン、アルペンサイクリングなど持久力を要す…

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第871回 糖質制限ダイエットをめぐる都市伝説

低炭水化物(糖質制限)ダイエットは素晴らしい。 肥満、生活習慣病、糖尿病は世界的にも大きな健康問題となっているが、低炭水化物ダイエットを採り入れることで、これら通常疾患や重篤疾患が快方に転じ得ることが研究で明らかになっている。 低炭水化物ダイエット狂信者と呼ばれる人たちはこのように標榜していますが、ここ数年で低炭水化…

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第867回 高塩分摂取は高脂肪食による体重増加を抑える!?

食品業界では、依存性のあるsugars・塩分・脂質の組み合わせに工夫を重ねて、消費者がOver-eating(過食)やHyper-eating(大食)、つまり “もっともっと食べたくなるhyperpalatable foods(超美味の食品)”を製造販売することを大命題としているという非難の声が高まっている中で、米国アイオワ大学から…

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第866回 就寝前のプロテイン摂取による筋量筋力の増大効果

“Around Workout Nutrition”つまり運動前/運動中/運動後の栄養摂取が重要な栄養戦略であることは御貴承の通りです。就寝前にプロテインを摂取すると、睡眠中の筋肉の異化(分解)の抑止/同化(合成)の昂進が促されることは之までにも報告されていますが、今般オランダMaastricht大学の研究チームから、就寝前のプロテ…

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第865回 運動後のビールは大ジョッキ一杯程度なら大丈夫?!

ジムや炎天下のゴルフで汗を流した後のビールは格別に美味い。これまでの研究では運動後の飲酒は身体に悪いことが示されていますが、スペインGranada大学/Cadiz大学の新研究によると、大ジョッキ1杯程度までなら大丈夫のようだ。 Journal of the International Society of Sports…

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第864回 たった2週間の欧米スタイルの食事で大腸がんリスクが高まる

アフリカ系アメリカ人には“脂質と動物性タンパク質が多く食物繊維が少ない典型的な欧米食”から“高繊維/低脂肪の伝統的なアフリカ食”へ変更してもらい、アフリカ農村地域に住むアフリカ人にはその反対の食事パターンにしてもらったところ、2週間後には交互的に大腸癌の危険因子に劇的に影響を及ぼすことが、米国Pittsburgh大学/英国Imper…

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第862回 朝食抜きが終日パフォーマンスと総摂取カロリーに及ぼす影響

朝食を抜くと1日の総エネルギー摂取量は減少するのか、それとも増えるのか? 朝食を摂らずに空腹で運動するとパフォーマンスが低下することは分かっているが、夕方5時の運動パフォーマンスには影響するのか? Medicine & Science in Sports & Exercise(ACSM) 2015 May 12 …

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第861回 遅発性筋肉痛と筋肉の成長

“遅発性筋肉痛(DOMS)と筋肉の成長”は、多年に亘って巷間に広く流布している考え方のひとつで、あたかもDOMSが生じないトレーニングは不適切であるとか、或いは、実質的にDOMSを追い求めるといった投稿メールをFacebookで見かけます。 筋肉の成長/発達が最終ゴールなのに、“DOMS=筋肉の成長”と信じ込んでDOMSが…

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第858回 筋肉増強サプリは精巣胚細胞性がんリスクを高める

“クレアチンやアンドロステンジオンなど筋肉増強サプリを使用すると、精巣胚細胞性癌の発症リスクが有意に高まる可能性がある”という米国Brown大学からの研究報告です。 精巣癌の発症率は1975年に100,000人当たり3.7症例で、2011年には10万人当たり5.9症例に増えたが、これまで筋肉増強サプリメントの使用と精巣胚細胞…

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第857回 カロリー制限+運動の組み合わせはインスリン感受性の改善にベスト

「同じく減量しても、カロリー制限と運動を組み合わせて行ったグループは、カロリー制限のみ、或いは運動のみのグループに比べてインスリン感受性は2倍向上した」ことを、米国セントルイス大学の研究グループが糖尿病の専門誌であるDiabetes Careに2015年4月15日付けで報告した。 Diabetes Care Apr1…

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第856回 トレッドミルデスクの減量効果???

座位時間の多いオフィスワークが健康に悪影響を及ぼすことが多数の研究で示される中で、トレッドミルデスクが注目されています。 米国ブリガムヤング大学の研究では、健康な成人75名を、トレッドミルデスク群(歩行速度0.67m/秒)と通常デスク群に割り付けて45分間の作業をやってもらった。その結果、トレッドミル・デスク群では、認知処…

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第855回 僅か5日間の高脂肪食で骨格筋の代謝は変わる

短期間なら脂っこいものを食べても大丈夫だろうと考えてはいませんか? 実は、僅か5日間の高脂肪食で筋肉代謝が変わることが、米国ヴァージニア工科大学のMatt Hulver准教授らの新研究で分かりました。 通常食の脂質比率は約30%ですが、この研究ではソーセージビスケット/マカロニ/チーズ及びバターをたっぷり入れて脂質比率を約55%…

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第854回 筋トレ+有酸素運動後のプロテイン摂取は筋原線維タンパク合成を高める

筋トレ(1RMの80%で8reps x 5sets)に引き続いて有酸素運動(VO2mMax70%で30分)を行った後でプロテインを摂取すると、筋原繊維タンパク合成が高まり、筋肉の異化マーカーは低減する。 Medicine & Science in Sports & Exercise: January 2015 - …

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第853回 低強度 vs 高強度筋トレによる筋量アップ効果

“低負荷レジスタンストレーニングでも高負荷と同様の筋肉の成長が認められた”というSchoenfeld BJ et al.の研究論文に関してLyleが解説記事を書いています。皆さんにも大いに参考になると思うので紹介します。 背景: 長い間、“筋肉の成長を昂進する最良の方法は高負荷/低レップスである”ことが、揺るぎな…

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第852回 カロリー欠損 vs 筋肉カタボリズム

Q: ボディビルには筋量アップ(オフシーズン/増量期)と過剰に付いた脂肪を剥ぎ落す(減量期)という二つのフェーズがあることは御貴承の通りです。余分な脂肪を取り除くためにはカロリー欠損レベルをlow、medium、highにするやり方がありますが、今回の質問の主旨は「減量期に筋量を維持するのはどのやり方がベストなのか?」とい…

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第851回 疫学研究って何か知ってますか?

栄養素と過体重/肥満の関係について、「因果関係」と「相関関係」を混同して語る人が多いので、今回は疫学研究をテーマとしてこの問題に触れたいと思います。 疫学とは特定の人間集団を対象に健康に関わる要因を明らかにする学問で、その研究方法の領域は観察研究と介入研究に二大別されます。 観察研究は疾病の頻度と分布を記述する記…

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第850回 何回にも分けて少量ずつ食べる方が太りにくい

1日の食事回数が4回未満に比べて、6回以上の方がBMI/総エネルギー摂取量/食事のエネルギー密度が低減し、食事の質は高くなることが英国インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者らから報告された。 Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics 2015 Apr; 11…

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第849回 商業ベースのダイエットプログラムの有効性?

色々なダイエット法がまるで泡沫のように現れてはまた消えていく。臨床医が肥満患者へ減量アドバイスできる一助として、米国Johns Hopkins大学の研究チームが、糖質制限ダイエットの原型であるアトキンスを含む総ての人気ダイエットの有効性に関する4,200件の先行研究をレビューしましたが、長期的かつ信頼性の高い科学的エビデンスは殆ど無…

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第848回 高タンパク質食品とグリセミック負荷(GL)の組み合わせはダイエット効果を左右する

米国タフツ大学の研究者が率いる新たな研究によると、我々が食べている高タンパク質食品と高炭水化物食品の種類を少し変えると、長期的な体重増加を防止する上で大きな影響力があるようだ。本研究では、精製された炭水化物の摂取量を変えることで、特定の高タンパク食品が有する体重増加または体重減少の効果が、高まったりたり相殺されることが示唆されている…

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第847回 ロシアの姓と民族系

ロシアよもやま話♪(^.^) ギネスブックによれば、世界で最も多い姓は、“李”(中国、台湾、北鮮、ベトナムでは“リ”、韓国では、前大統領のイ・ミョンバク、人気俳優のイ・ビョンホンのように“イ”と発音)で全世界に1億人以上、そのほとんどが中国に居住しますが、同国では人口比で同じ7%台を占める1…

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第845回 Sugarsの適正摂取量・・・Part2

WHOが言っているstrongな科学的エビデンスとはどういうものなのか気になるので調べてみました。Sugarsと肥満に関する研究論文は次の3件で、その内2件はハーバード大学公衆衛生大学院/ハーバード大学医学部および附属病院のBrigham and Women's Hospitalによるものです。もう1件は米国Yale 大学に…

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第844回 Sugarの適正摂取量・・・Part1

世界保健機関(WHO)の新ガイドラインは、成人と子供の1日当たりのfree sugars(遊離糖)の摂取量を、総エネルギー摂取量の10%未満に減らすよう勧告しています。 亦、5%未満または約25g(ティースプーン6杯)にすると、虫歯の減少と云った更なる健康効果が得られると述べています。 WHO calls on co…

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第843回 中程度の減量では骨密度は減少しない

高齢者が減量すると特に女性の場合には骨密度に悪影響することが分かっている。しかし、肥満男性による中程度のカロリー制限による減量では、あらゆる解剖学的部位での骨密度の減少は生じないことが、米国ラトガース大学(州立総合研究大学)/米国Robert Wood Johnsonメディカルスクール/カナダMcMaster大学の研究チームから報告…

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第841回 脳内の糖減少がアルツハイマー病を悪化させる

タンパク質GLUT1は血液脳関門を横切ってグルコースを脳へ運ぶ。循環血中のグルコースは脳にとっての主要なエネルギー源となるが、アルツハイマー病はグルコース輸送の初期減少が特徴で、これまでグルコース輸送体GLUT1と関連付けられていた。ところが、病気の進行へのGLUT1の影響については十分に理解されてはいなかった。Berisl…

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第838回 トレッドミル・パフォーマンスで死亡率を予測する

米国Johns Hopkins大学医学部から、「年齢/性別に加えて、運動時の最大心拍数とMETsから算出したフィットネスレベルから10年以内に死亡するリスクを推定する数式を開発した」との研究報告があった。スコアの範囲は-200から+200で、0を超える人は死亡率が低く、マイナス値の人は死亡率が最も高い。スコアが100以上の人は10年…

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