第97回 インターバルトレーニング vs ランニング vs 筋トレ


Updated 2011/12/8

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<運動効果の違い>
インターバルトレーニング、通常のランニング、及び筋トレの運動効果について実験が行われ、その結果が「American College of Sports Medicine」に掲載されました(2010年10月)


<実験方法>
被験者は36人の運動経験のない男性
テスト期間12週間
グループA:インターバルランニング 40分/週
グループB:長時間のランニング 150分以下/週
グループC:筋力トレーニング 150分以下/週

<結果>
心肺機能の観点ではインターバルランニングが最も優れており、「最大酸素摂取量」は次の通りであった。
インターバルランニング 14%±2%増加
長時間のランニング 7%±2%増加 
筋力トレーニング 3%±2%増加

75gのグルコースを経口摂取して2時間後の「血中グルコース濃度」は、筋力トレーニングに次いでインターバルランニングが低く、その値は凡そ同レベルの5.6±1.5~4.9±1.1mM P<0.05であった。
長時間のランニングは、6.1±0.6~5.1±0.4mM P<0.05

対照的に、INTは長時間ランニングに比べ、「安静時の心拍数、体脂肪率、総コレステロール値とHDL血中コレステロールの比率減少」は劣位であった。

更に、インターバルランニングは骨質量とLBMに変化はなかったが、筋力トレーニングは増加した。

<結論>
インターバルランニングは、心肺フィットネスと耐糖能については有効ですが、高脂血症と肥満の解消には、長時間ランニングの方が効果が大きい。
更に、筋力トレーニングとの比較では、筋肉の質量アップ及び骨格には何らの効果も無い。


引用文献
Medicine & Science in Sports & Exercise
「High-Intensity Training versus Traditional Exercise Interventions for Promoting Health」
October 2010

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