第371回 高校生の睡眠不足と糖尿病リスク


睡眠不足はインスリン抵抗性と糖尿病発症の危険因子です!

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睡眠不足は、インスリン抵抗性および糖尿病リスクに影響すると考えられていますが、青少年に関する研究は殆どありません。そこで、米国ピッツバーグ大学の研究チームは、健康な高校生245名(男性116目、女性129名、黒人は137名)を対象に調査した結果、「睡眠不足は、インスリン抵抗性を高め、糖尿病発症につながる可能性がある』ことを、2012年10月1日付け米医学誌Sleepに発表しました。

内容骨子:

空腹時に採血し、睡眠日誌を作成し、腕時計型の睡眠覚醒判定装置アクティグラフを一週間付けた。

睡眠時間の平均は睡眠日誌では7.4H、アクティグラフでは6.4Hだった。
インスリン抵抗性指数HOMA-IRは平均4.13であった。
因みに、健康な白人でインスリン抵抗性=1となるように定数が設定されている。
日本人では、1.6未満が正常、2.5以上をインスリン抵抗ありとしている。

年齢・人種・性別・BMI・ウェストの要因を除外し調整した線形回帰分析では、睡眠時間が短くなるとインスリン抵抗性が高くなることが分かった。

長時間の睡眠とインスリン抵抗性の上昇に関するエビデンスは認められなかった。
睡眠断片化(睡眠時に何度も目覚める症状)はインスリン抵抗性に関連しないが、グルコールレベルと関連した。

結論:
睡眠不足は青少年のインスリン抵抗性と関連する。
長時間の睡眠は関係しない。
従って、睡眠時間を長くすると、青少年の糖尿病リスクが軽減すると考えられる。

マイコメント
小原庄助さんは、朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つぶしました。
でも、寝る子は育ちます!
だからと云って、
「朝寝坊、おまけに食っちゃ~何時も寝る」では、体型つぶしちゃいますよ!

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