第935回 低カロリー/低GI食は太った不妊女性に有益な効果をもたらす


ブラジルFederal University of Rio Grande do Sul、Food and Nutrition Research Center、Clinical Hospital of Porto Alegreによる研究報告です。

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American Journal of Clinical Nutrition
First published Nov11, 2015
Short-term effects of a hypocaloric diet with low glycemic index and low glycemic load on body adiposity, metabolic variables, ghrelin, leptin, and pregnancy rate in overweight and obese infertile women: a randomized controlled trial

論文タイトル:
低GI値/低GL値で低カロリーの食事が、過体重/肥満体の不妊女性の体脂肪蓄積、代謝変数、グレリン、レプチン、および妊娠率に及ぼす短期効果:ランダム化比較試験

背景:
肥満は生殖器系に影響を与えるホルモン障害に関連している。低グリセミック指数の食事は、体重減少および肥満に起因する代謝変化にプラス効果をもたらすものと思われる。

目的:
我々は、低GI値/低GL値の低カロリー食が、体外受精を受けていた過体重/肥満体の不妊女性の体組成と代謝変数/グレリンとレプチン濃度/妊娠率に及ぼす影響を調べた。

デザイン:
無作為化、ブロックデザイン対照試験
26名の過体重/肥満の不妊女性を被験者として、低カロリー/低グリセミック指数の食事群と対照群に割り付けた。
実験期間は12週間
体重、BMI、体脂肪率、グルコース、インスリン、インスリン抵抗性のホメオスタシスモデル評価、血清脂質、生殖ホルモン、レプチン、アシル化グレリン、IVFサイクルで取得した卵母細胞の数、および妊娠率を決定した。

結果:
対照群に比べて、低カロリー/低グリセミック指数の食事群では、体重、BMI、体脂肪、ウエスト/ヒップ比,およびレプチンのより大きな減少が認められた(P <0.05)

平均値では18%の変化があったが、低カロリー/低グリセミック指数の食事群のアシル化グレリン濃度は、対照群と比較して有意な増加は認められなかった(P = 0.215)

IVFサイクルでは、対照群に比べて低カロリー/低グリセミック指数の食事群では85%以上の卵母細胞が認められた(7.75 ± 1.44 vs 4.18 ± 0.87 P=0.039)

低カロリー/低グリセミック指数の食事群の三人の女性が追跡期間中に自然妊娠を経験した。

結論:
低カロリー/低グリセミック指数の食事は、BMI、体脂肪率、レプチン濃度の減少を促して、卵母細胞の出現と妊娠率を改善した。
低カロリー食と低グリセミック指数の食品を組み合わせは、これらの女性に有益と思われるが、この治療を推奨する前に追加の研究が必要である。