第1102回 長期ダイエットによる代謝の落ち込み?


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The American Journal of Clinical Nutrition
2018/10/12
No consistent evidence of a disproportionately low resting energy expenditure in long-term successful weight-loss maintainers

減量による安静時のエネルギー消費量(REE)の減少は、体重減少を基にした推計値より大きいのかどうか、この不均衡な減少は減量後の維持期でも続くのか、更にこれには体重の減量幅や減量期間が関係しているのかどうかについて調査した。

間接熱量測定を用いてREEを測定した(REEm)。
推計値(REEp)は、(1)REEm、年齢、性別、FFM、および対照群の脂肪量を用いて開発された最良適合線形回帰、(2)及び3つの標準予測方程式によって決定した。

年齢18 ~35歳の被験者を3群に割り付けた。
WLMs群(介入群):34名 1年以上13.6kg以上の減量を維持
NCs群(対照群):35名 標準体重(WLMs群の現在のBMIと同じ)
OCs群(対照群):33名 過体重/肥満(WLMs群の減量前のBMIと同じ)

WLMs群における実測値(REEm)と計算値(REEp)の差にはバラツキがあり、-257から +163 kcal/dだった。REEmが低値だったケースでは、減量の大きさとの関連が認められたが(r = 0.36, P < 0.05)、減量の維持期間との関連性は見られなかった(r = 0.04, P = 0.81)。

WLMs群のREEmは、NCおよびOC(±1%)および3つの標準予測式(±3%)から作成された方程式によって正確に予測された。
『結果が示すように、体重を減らし続けても必ずしも不均衡に低いREEをもたらすとは限らない』と結論付けている。

マイコメント
アブストラクトには試験期間も記載されておらず、フルテキストを読まないと何とも言えません。米国臨床栄養学会誌のフルテキストは全て有料なので、ついつい疎遠になってしまいます。